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《薔薇国志》


――おやおや、よく斯様な所に来られましたな。
  此処は実と虚が入り混じる場所、時間が意味を成さない地点。
  その前に?………ふむ、お前は誰だ、と。
  いやいや、これは失敬――私は此処の案内人、もしくは門番、または渡し守。
  早い話が暇人ですな。はっはっは。
  おぉ、人の話の途中で振り向くとは忙しないお人だ。
  しかし、しかし、振り向かれようと、歩こうと、走ろうと、出られませぬぞ。
  此処は気紛れな空間、出ようと思っても出れず、出たくない時には放り出される。
  ………まぁ。繋がる世界の幾人かのお嬢様方は、進退自由で騒がしい事この上ないのですが。
  ――おや、落ち着かれましたか。
  私が言ったとおり、出られないでしょう?
  その時が来るまで、宜しければ、どうでしょう――違う世界を覗くのは。
  今、見られるのは………ふむ、七体の少女達が支え合い傷つけ合う物語などはどうです?
  はは………お気に召しませんか。
  では、此方の物語はいかがですかな。
  他の大方の世界では―恐らく、貴方の世界でも―『三国志』と呼ばれる時代。
  しかし、此方の世界では………どうやら、様子が違うようですな。
  興るのは三国か、四国か、はたまた五国か。
  この時点では判別付きませ故、物語の異分子である彼女達に肖って、こう名付けましょうか。
  
  ――――『薔薇国志』、と。

  ………『曖昧』ですか。いやはや、是は手厳しい。
  ですがこの物語、紡がれるのは是からですので、浅学な道化に先がわかる訳もなく。
  ――おぉ、どうやら『異分子』達が動きだす様ですぞ。
  ささ、紅茶と茶菓子をご用意致しますので、共に眺めようではないですか。


第一章 ―少年は少女と出会い、契約を行う―
 第一章之間
第一章 第二節 ―少女は拳を唸らせ 少年は胸を高鳴らせる―
 第一章之間乃二
第一章 第三節 ―少女は少年を招き、少年は少女の為に歩みだす―
 第一章之間乃三

第二章 第一節 ―少女は地を耕し、少年は血を滾らせられる―
 第二章之間
第二章 第二節 ―少年は涙を掬い取り、少女は政庁にて餅を焼く―
 第二章之間乃二
第二章 第三節 ―少女は嫉妬し、少年は動き始める―
 第二章之間乃三
第二章第四節 ―少年は初陣に出、少女は号令を発す―
 第二章之間乃四

閑話休題 ―才女は愚痴を垂れ、碧眼児は黄昏る―


(このお話は、「三国志」(PS2)を舞台にしたプレリプレイ―仮想戦記です。
なのですが、三国志に触れた事がない方にも読んで頂けるよう、努力いたします。
………まぁ、書いているナマモノ自体がど素人なので、自然に安易な文章になるかと思われますが。
なお、架空戦記につき、史実とは違った流れになると思われますが、
三国志をお知りの方はそう言う処も楽しんで頂けると幸いです)

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