猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

斑の玄成設定

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人物紹介

坂本 良介(さかもと りょうすけ)
種族:ヒト 性別:オス  身長:172cm  体重:60kg
17歳のヒト奴隷。解説編の語り部にして主人公。
本編一話にて狐の国に落ちてきた挙句、寝ている内に華南様の従者になっていた。
元の世界では高校2年生。陸上部で長距離走をやっており、そこそこの成績を修めていた。
最近伸び悩んでいたため夜中にこっそり自主練習をしていたら、いつの間にか異世界に落ちていた。

本人からの一言「もしもし、お祖母ちゃん? 俺俺、俺だよ」


華南(かなん)
種族:狐  性別:女   身長:168cm  体重:凄く軽い。嘘じゃないって
見た目はクリスマス前、モデル体型の金髪美人さん。俺のご主人様でもある。
七狐機関は逢難狐衆の副長を務めている。
五行符の使い手であるが、それ以上に逢難狐衆のブレインとして重宝されている。
元々は損耗率が高かった逢難狐衆を、組織的な電撃作戦を導入することで飛躍的に生存率を高めた女傑である。
戦闘力第一主義の逢難狐衆では評価が低かったのだが、玄成さんに見出されて副長の地位に至った。
その時の事を今でも感謝しており、恩人として義を、上司として忠を捧げているのであって、決してそれ以外の甘酸っぱい気持ちがある訳ではない。
そう言えってご主人様が言ってたから、間違いない。

本人からの一言「良いか。玄成様にはあくまで副長としての…… って、何だその嫌らしい笑みは? 人の話は真面目に聞かんか!」


玄成(げんじょう)
種族:狐  性別:マダラ 身長:186cm  体重:95kg
見た目は三十路一歩手前のマッチョ。狐には珍しく、黒毛黒目の持ち主である(玄狐と言うらしい)。尻尾がかなりでかく、よくミネルヴァの抱き枕にされている。
七狐機関は逢難狐衆の筆頭を務めている。
化粧術というドマイナーな術と、五行符の使い手。
様々な国の武術と、化粧術や五行符を融合させた特殊な暗殺術と隠行術を使い、単独での潜入と暗殺を得意とする。
そのため、電撃戦主体の華南様とは今一ソリが合わない部分がある、らしい。
他人からの悪意には敏感だが、善意にはとことん鈍感という、ギャルゲ主人公のような特性を持っている。
おかげで、部下達からは結構好かれているのに、当人だけは中間管理職の悲哀を味わっていると言う、ある意味ウザキャラ。
悪食な上に長年の修行により毒への耐性が高く、どんな物でも平気で食べられるという特技(?)を持っている。

本人からの一言「休暇が欲しいです」


ミネルヴァ キイス(みねるう゛ぁ きいす)
種族:鼠  性別:女   身長:146cm  体重:ヘリウムでも詰まってるの?
本編一話未登場。
見た目はローティーンのネズミ少女。ふわふわのグレーの毛と、くりくりした黒い目が特徴。
元々孤児だったところを、色々あって玄成さんに拾われ、今は彼の家で小間使いのようなことをしている。
手先が器用で、よく働く器量好し。ただ、好奇心旺盛で、他人には到底理解出来ないような事柄に情熱を注ぐことがままある。
ノリと思いつきで料理をするため、とんでもないゲテモノ料理を作ったりもしている。
ちなみに、本人の味覚は極めて正常なので、失敗作は全部玄成さんに押しつけている。非道い。
愛称はミニー…… って、やばくね!?

本人からの一言「お蕎麦に晒し餡って、素敵かも! 今度やってみようっと」


緋蓮(ひれん)
種族:狐  性別:女   身長:157cm  体重:結構がっしりしてますね
本編一話未登場。登場予定は不明。
見た目は三十路のマッチョウーマン。赤に近い金髪のお姐さん。尻尾が馬鹿みたいにデカイ(どうやら、化粧術一門の特徴らしい)。
猪の国との国境近くに住んでいる外法師で、玄成さんの化粧術の師匠でもあり、また孤児であった玄成さんの育ての親でもある。
二人の子供(玄成と白蓮)と酒と術修行をこよなく愛する肝っ玉母さんで、本人曰く「若い頃はやんちゃだった」らしい。
具体的には、獅子の国に行って気功術の秘伝書を盗んだり、カモシカの国に行って剣術の極意書を盗んだり。
化粧術に様々な他国の技術が取り入れられているのは、この人の努力による所が大きい。って言うか、ぶっちゃけ全部この人の所為。
ちなみに、この人も息子に負けず劣らずの悪食である。

本人からの一言「あれ、アンタ誰だっけ? まあいいや、まずは駆け付けの一杯といきな!」


白蓮(はくれん)
種族:狐  性別:女   身長:140cm  体重:水素でも詰まってるの?
本編一話未登場。登場予定は不明。
見た目アンダーティーンの狐少女。真っ白な肌と毛を持ち(白狐というらしい)、ツルペタストーンを地でいくロリっ娘。この娘も尻尾がデカイ。
緋蓮さんの実の娘で、母と同じく外法師。玄成さんの妹弟子に当る。
クールな無表情系のキャラクターで、お約束の如く母と義兄に対してだけは少しだけ態度が柔らかくなる。
だが、超絶鈍感男の玄成さんはそれに気付くことはないし、親バカの緋蓮さんも逆の意味でそれに気付かないと言う、ある意味報われない娘。
母の血を色濃く受け継いだらしく、術の才能はピカ一である。が、それが役に立つ日が来るかどうかは、作者ですら知らない。って、おい!?
修行(汚染?)期間が短いせいか、一門の中では珍しく、悪食ではない。

本人からの一言「……あっち行け」




用語解説

■狐耳の国
そのまま、狐が運営している国。何故「狐の国」で無いのかは諸説ある。
主な産業は観光と伝統工芸で、それらを維持するために様々な規制がなされている。(地球で言うところの京都みたいなもん)
外国人の活動もその一つで、どれくらい厳しいかというと『猫井が無い』と言えばお分かりいただけるだろうか。
商売の禁止はもちろんのこと、特定の職業にしか就く事が出来ない、土地を持つことが出来ない、頻繁に居住登録を行う必要がある(その際に税金が取られる)など、かなり厳しい。
外国人には『観光旅行には最高だけど、住むには最低』とまで言われている。
猫のような大国が後ろ盾にある種族はまだしも、鼠のような流浪の民族は下手をすればヒト奴隷よりも酷い扱いを受ける。

元来狐は大きな群れを成すことがない一族であり、魔素の濃い山岳地帯に部族単位で国家を築いていたのだが、2000年程前に今の王族が他の部族を侵略して統一国家とした経緯がある。
各地で奉られている八百万の神々は元は土地の部族の産土神であったが、殆どが王族に簒奪され、その上で国の管理下に置かれている。
大半の部族は国家に帰順しているが、王家に怨みを持って居る部族は少なくなく、そういった者達は外法師として今も国家への反逆を続けている。
ちなみに、姫巫女は八百万の神々を使いこなすマジチートであり、王家が今でも君臨している一番の理由はこの姫巫女。

化粧術士も王家に怨みがあるのだが、いかんせん姫巫女への対策がまるで立っていないため今の所は反逆したくても出来ない状態にある。
#そもそも産土神を奉っている状態でも負けたのに、産土神を簒奪された状況で刃向かう方が無謀なため。

■法師(ほうし)
狐耳の国では魔法を用いた業務には認可を受ける必要があり、認可を受けた者の総称が法師である。認可を受けずに業務を請け負っている者は外法師と称される。
職業としては巫女、役人に次ぐエリートコースであり、巫女と違ってそれなりの自由が認められるため、人気も高い。
認可を受けずに業務を行えば当然罰則があり、最悪の場合は家諸共に処罰されるため、理由がない限りは認可を受けて業務を行うことになる。
認可にはある程度の知識と実力が必要で、その上で毎年一定の義務(税金の納付、術の研究成果の提出、有事の際の能力の提供、後進の育成など)を課せられる。
実力が無い者が法師となるのを防ぐための措置ではあるのだが反発する者も多く(特に研究成果の提出は術士に評判が悪い)、大量の外法師を生み出す要因となっている。
また貧乏人にはそもそも認可を受ける為の敷居が高く、結果として貴族や金持ちによる業務独占や魔法関連事業の高価格化が起きやすい等の弊害も多い。
華南は、表の職業として法師をしている。

■外法師(そとほうし)
上記のように、国の認可を受けずに業務を行っている魔法使いの総称。
ただし、認可を受けない理由はまちまちで、扱っているのが外法であるため認可を受けられない者、諸事情により認可の条件を満たせない者、国家に反逆的な思想を持つ者などが上げられる。
『外法の師』『外れ(ハズレ)の法師』『外の法師』など多様な意味を持つため、一括りにされるのを嫌う者も居るが、一般に「外法師」と云えば3番目を指し「テロリスト」とほぼ同義。
化粧術士は全員が3番の理由で外法師扱いであり、特に緋蓮は立ち入り禁止区域(霊山)の不法占拠と外法の研究、国家反逆罪などの罪で重犯罪者となっている。

■化粧術(けしょうじゅつ)
魔力に反応する特殊な墨で体に直接刻印を刻み、術士の体を半妖化させて狐の本来持つ神通力を呼び覚ます術。神通力自体は狐が元々持っている力のため、同族には効果が薄い。
獅子の国の仙術を元にしているらしく、気功や外丹法と言った修行法も取り入れられている。
皮膚に刻印を刻む関係上、ほとんど女性専用の術となっている(例外として、玄成のようなマダラも習得は可能)。
緋蓮によって他国の技術が多数取り入れられている。
欠点は、術士の体を媒体とするため負担が大きく枯渇と疲労が起きやすいことと、大量の魔素を体内に蓄積することによる完全な妖怪化のリスクを負うこと(ただし、妖怪化には利点もある)。
また、修行法が過激であるため、修行の途中で命を落とす者も多い。

元となったのは神降しの術。神を降ろすだけのポテンシャルはあるが、産土神を簒奪されたために術の使えなくなった狐が、「神が降ろせないなら、自分が神になればいいじゃない」とばかりに開発した。
神降しと獅子の国の仙術をベースに刻符術や巫女の使う術をチャンポンしてあり、ハイリスクハイリターンな術となっている。

■五行符(ごぎょうふ)
五行を基礎理論として採択された符術。五行については地球の元の同じく木火土金水と相克相生で成り立っている。
そもそもは符術が原理的にコピーされやすい問題を解決するために生まれた「コピーされても問題の無い」術体系。
五行理論は利点と欠点がはっきりしており、他国に真似されても対策が簡単と言うのが主な理由である。
ただし、いわゆる「官製」の術であるため外法師からの受けは非常に悪い。
#ただし、有用ではあるため使われてはいる。それがまた外法師にとっては業腹なのだが。

■七狐機関(ななこきかん)
狐の国に属する非公式の忍者部隊。王族の中でも、限られた人間しか存在を知らない。
国内外の一般的な情報収集から、非合法な諜報活動、また他国の諜報員の始末等、およそ情報統制に関する事業を一手に担っている。
組織の内訳は、下記の通り。

肝魂狐(かんこんこ):主に他国の政治的な活動内容を探る機関。外交官や、報道官などの面々が属している事が多い。色仕掛けや、薬や術を用いた催眠術的な手段を用いて、「相手を傷付けずに」情報を引き出す能力が高い。
逢難狐(ほうなんこ):国に仇成す存在が現れた際、これを始末する機関。始末対象は所属組織や身分、種族等は一切問わない。基本的に「最後の手段」で、滅多に使用されない筈であるが、最近は狗国の活動が活発化してきたため、稼働率が上がっている。
魂珀狐(こんはくこ):各機関が集めた情報を収集し、マクロな視野で分析を行う機関。任務の性質上、情報の機密度が最も高く、他の機関からみても「謎の組織」である。
胞身狐(ほうしんこ):主に各国のアンダーグラウンドな活動内容を探る機関。犯罪組織の構成員が属している事が多い。薬による自白や尋問、拷問と言った、暴力的な手段で情報を引き出す能力が高い。
天狐(てんこ) :主に自国内の政治的な活動内容を探る機関。巫女機関や地方の郡司に仕える面々が属している事が多い。肝魂狐衆と同じく、「相手を傷付けずに」情報を引き出す能力が高い。
中狐(ちゅうこ) :情報の操作、撹乱を行うための機関。構成員は多岐にわたる。任務の性質上、地狐衆との合同で活動を行うことが多い。
地狐(ちこ) :様々な地域で、草の根活動的に情報収集を行う機関。忍者で言うところの「草」に当る。七狐機関で最も重要な機関とされており、規模も最大と言われている。

■逢難狐(ほうなんこ)
国家に都合の悪い情報を削除するための、一種の抗体としての役目を持つ機関。
高い暗殺技能をもった個人を集め、独自の判断で動かないようにあえて情報収集能力を持たせない。と言うのが表向きの話。
実際には他の機関から密偵が何人も入り込んでおり、密告と暗殺の泥沼と化している。特に筆頭は、代々が暗殺によって交代している危険な役職である。
玄成は、この泥沼の交代劇を止めたいという上の意向によって筆頭になったという経緯があり、華南の昇進が取り下げられる理由もここにある。

本来は群れを成さない狐は、国家への忠誠心が低い傾向にある。特に、高い能力を持つ者は公よりも私を優先する事が多い。
七狐機関は実力主義で人員を集めるため、国家機関でありながら国家への帰属意識が低い者が多く、特に逢難狐はその傾向が顕著である。
そのため、他の機関としても『逢難狐衆を監視する』為にリソースを割く必要があり、それがエスカレートして『息が掛かった者を逢難狐衆筆頭にする』所まで行っている。
玄成は久しぶりの『逢難狐衆に所属する』筆頭で、暗殺の危機も多いが悉く返り討ちにし、逢難狐衆としては異例な事に20年近くも筆頭として君臨している。
#玄成が一人暮らしの際に家に鍵を掛けなかったのは『暗殺者の進入を防ぐより返り討ちにした方が早いから』だったのだが、ミネルヴァが来てからはそうも行かず、仕方なく強固な結界を毎日張り直す事になっている。(1.5話)

■闇市(やみいち)
読んで字のごとく、狐耳の国に存在する裏マーケット。大きな街には大抵存在する。
狐耳の国が表向きは半鎖国体制をとっており、他国からの輸入が厳しく制限されているため、それを補う形で発達している。
「国内で商売をして良いのは狐のみ」という建前上、必ず狐名義で店を構える必要があり、他国人が商売をする場合は狐に名義を借りる必要がある。
名義貸しの報酬としては店の利益から一定の額を払う形で支払われることが多いが、個人契約のため双方の合意があれば裁量は自由。
大抵はその土地の有力な香具師(ヤクザ)が取り仕切っており、一定期間ごとにショバ代を取られることが多い。
闇市内で問題が起こった際は、香具師からの制裁が店員だけでなく名義を貸した狐にも及ぶため、名義を貸す際はある程度の熟慮が求められる。
とは言え、よほど杜撰な商売をしていない限りは一定額の不労所得が得られるわけで、裏社会との繋がりを厭わないのであれば狐にとっては良い稼ぎになる。

また、各地の裏社会の取り締まりは当然ながら胞身狐が行っており、闇市が生み出す莫大な利益も少なからず胞身狐に還元されていることになる。
玄成は都の闇市に数件の店を出しており、表向きの生活費はそこから捻出されている。

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