猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

嘘つき兎が召使いの物語§1

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嘘つき兎が召使いの物語 第1話



ウサギに対しての、こんな言葉を耳にしたことがありますでしょうか。

「兎は淫乱……って本当?」

私の友人に猫国出身のかたがいらっしゃいますが、そのかたの御友人がそんなことを言いました。
もちろん面と向かって言われたわけではありません。
本人は内緒話のつもりだったようですが、さすがにあれほど大きな声で話されたのでは聞きたくなくても耳に入ります。
なにせ私はウサギですから。耳が良くて性風俗に寛容で。
その人の言うとおり『淫乱』というのもあながち間違いではありません。
だから私はこのように口を挟んでしまったのです。

「お言葉ですが……あなたは、あなたが好きな人を愛してあげる時間を持たないのですか?」

私には愛すべき人がたくさん居るだけです。猫のかたには理解していただけないかもしれませんが。
……たくさんの人を愛することのできる心を分け与えてくれたレシーラ様。今、私はあなたに感謝しています。


ウサギの住む街、アトシャーマ。吹雪の吹き荒れる雪原の真っ只中、
魔法を使って居住可能な土地を確保しているこの街の朝は、厳しい冷え込みと共にやってくる。

「んっ……んっ……」

最新の魔法式を敷いたアトシャーマ外縁部ならともかく、中央に程近いこの小さな家の冷え込みは耐え難いものがある。
だからこそ、多くのウサギは暖かな布団を恋しく思ってしまうのだ。
彼女が漏らしたのは、そんな暖かな布団のなかの、朝のまどろみに飛び出した可愛らしい息遣い……

ではなく、明らかな嬌声。あの声。オナニーしてる最中に漏れてしまうエッチな喘ぎ声。
まだ少女の域を抜けていない年頃のウサギが、布団から顔を半分だけ出して、熱心に自慰に耽っている。

「んっ……はぁ……あぁ……あぁ……」

セミロングの白髪。褐色の肌。そして大きな白いウサギの耳。
整った顔立ちで他国でも目を引くであろう可愛らしい少女が、熱にうなされているような喘ぎを漏らしている。
瞑った目には涙がにじみ、頬は上気して朱に染まり。どんな娼婦よりも男を惹きつけそうな艶やかな表情。
ガラス細工のように乱暴に扱えば壊れてしまいそうな「はかなさ」さえ、その少女からは感じられた。
しかし布団のなかは凄まじい有様だ。
布団のなかでは愛液が飛び散りぐっちょんぐっちょんになっている。
いま布団をめくれば、少女の淫臭があたりに立ち込めること間違いなしである。

「あぁあ……いく……いくっ……いくっ……」

布団の中で、もぞもぞと身体を動かしながら、一人身体を高ぶらせていく。
彼女を攻め立てているのは1本のバイブだった。
エネルギーは彼女自身の魔力。兎国で開発されたそのバイブは、使用者の魔力を受け取り振動を与えるものだ。
最初は魔法学校の教材として、生徒たちの鍛錬用に使われる予定だったらしいが、結局その話は無しになったらしい。
実現していれば生徒諸君が女も男もバイブを咥えてあふんあふん叫びながら鍛錬に励む姿が見れたのだが、実現しなかった。
……実に幸いなことである。
ともかく、ある程度の魔法を使える者でないと使いこなせないような特殊バイブを手に、彼女は自慰に耽っていた。
彼女がそれを使いこなせることは、ある意味では当たり前。
それもそのはず。彼女は兎国のなかでも最も魔法に長けた家柄の出身であり、『魔女』の名を与えられた者なのだから。

 魔女だってオナニーするもん!! オナニーくらいするもん!!

有り余る魔法技術と底なしの魔力ですることと言えば自慰くらいなものである。他には特に無い。
いや沢山あるのは確かのはずなのだが、今の彼女にとってはオナニーこそが一番大切なのだ。

「ああああぁん! クーっ! いっ、いくっ! いくうううっ!」

バイブを手で秘所に埋め抜き差しすると、びっしりとついたイボイボが幼さすら残す柔肉を容赦なく抉っていく。
かき混ぜられ白く泡立った愛液が肌を伝い、ふわふわの布団を汚していく。
一番奥、子宮の入り口、膣の行き止まりにバイブの先端を当て、底なしの魔力をバイブに注ぎ込んでいく。
身体の奥底から揺さぶられるような振動と快感に襲われて、少女は絶叫し悶え跳ね回った。

「ぁ! ぁ! ぁ! ぁ! あっ! あっ! あっ!」

絶頂に見舞われた膣が、さらに強くバイブを食い締めてしまう。
布団をぎゅっと抱きしめ――想い人のことでも想像しているのか――布団に抱きつきながら快楽を味わっていた。

「……っ、はぁ……はぁ……はぁあ……」

荒い息を吐く。いつのまにか布団は汗で汚れていた。
布団の中は愛液で大変なことになっているだろう。正直めくりたくない。

「……おなか減っちゃった。のども渇いたし」

絶頂の熱も冷め始め、次第に落ち着く息と意識。
そして「くらっ」と眩暈がして、自分が朝起きてから何も飲食していないことを思い出す。
どこからともなく美味しそうな匂いが漂ってくると、少女は仕方無しに、のそのそとベッドから這い出した。
もうすぐ正午になる。きっと昼食が用意されているんだろう。
そう思い立ち上がると、布団の中から細身の身体に大人びたベビードールがあらわになる。褐色の肌に白い衣装が映えていた。
むねもおしりも慎ましく少女をより幼い印象に仕立て上げているが、それが返って背徳的ですらある。
そんな女性的な箇所が透けるほどの薄い布地は、扇情的だが……しかし、やっぱり肌寒い。

「……はくちっ! ……あう……魔法式、後で調律しないと……」

このところ特に朝が冷える。室内に施した暖房機能の魔法式が劣化し痛んでいるのかもしれない。
可愛らしくクシャミを1発。少女はスリッパを履いて、上からバスローブに似たコートを羽織った。
ちなみにバイブは入れたままだ。これが無いと朝方は調子が出ない。
できるならば身体を2つにして、片方で自慰しまくって、もう片方でご飯を食べたいところだった。
だが身体はひとつしかないので両方同時に行う。それが最適解であることは疑いようも無い。
しかし誤算がひとつだけあった。とある理由から、彼女には自慰と食事を同時に行うことはできないのだ。

「……んっ……はぁ……はぁ……はぁ」

一歩、また一歩と部屋の中を歩くたびに淫らな声が漏れていく。冷め始めたと思った淫熱が再びぶり返してくる。
なぜなら、少女が今咥えているバイブが特注品だからだ。
振動機構は汎用的とはいえ、外見は長さ・太さ・硬さに加えてカリの太さに竿のそりかえり具合、
さらには全体にびっしりとあしらわれたイボイボの大きさと配置までが、少女のためだけに計算しつくされたものだ。
そのバイブはいわば一種の魔法である。
彼女をイかせるためだけに存在する魔法の前では、いかな魔女といえども抵抗できず絶頂を極めさせられてしまうのだ。

「おち○ちん……おち○ちん、すごいの……」

うわ言のように呟き、よたよたと部屋の中を歩いていく。秘所からは新たな愛液が滲み出し太股を伝って滴り落ちていく。
部屋の入り口までの僅か数歩の距離を歩くだけで、少女の頭の中は張り型のことでいっぱいになってしまっていた。
それでも精一杯身体を動かし、ドアを開けようとノブに手を伸ばした。
ノブに手をかけて回そうとした瞬間……少女が力を入れるまでも無く、ノブが回りドアが開いていく。
ドアの反対側から、誰かが少女の部屋へ入ろうとしていたらしい。


「失礼します。お嬢さま、お楽しみでしたか?」

ドアの前にいたのは、少女よりも頭ひとつ背の高く、少女より幾分か年上の、やはりウサギの女性だった。
白い肌に黒く長い髪、そして少女と同じ白く大きなウサギの耳。
少女とは異なり、ちゃんと服は着ている。うん。さすがに兎だって服くらいは着ます。

「…………うん。もう、イきそう……いっちゃいそう……あんっ! だめっ! 気持ちいいのっ!」
「ダメですよ、お嬢さま。自慰では愛が無いとたしなめたばかりではありませんか……」

少女の痴態に困ったような笑みを浮かべ、女性は少女を優しく抱きとめた。
快楽に腰を振りたくる少女を両腕で抱きしめ、少女の首筋に軽く口付けする。
少女はそんな女性にすがるように抱きついて自らの欲望のままに言葉を発する。

「うんっ……だから、クーでイきたいな……イかせて……」
「はい。仰せのままに……と言いたいところなのですが」
「……え? 今日はダメなの?」

クーと呼ばれた女性はその少女の願いを遮り、代わりに少女の身体をきゅっと抱きしめ、髪を優しく撫でてあげた。
そしてゆっくりと少女を解放し立ち上がると部屋の角に置かれたソファに向き直る。
少女の寝室からドア一枚隔てたリビング、その隅に置かれたソファに座っていたのは……。

「ユーヤさん。この子があなたの主人となるマシロお嬢さまです」

少女――マシロの頭を優しく撫でながら、ソファに腰掛ける少年に話しかけた。
毛に覆われていない女性のような綺麗な肌をしていながら、かといってマダラのような獣耳も無い。
マシロも一目でそれが『ヒト』であることに気付いた。
そのヒトが着ていた服は、マダラのウサギが着るような普通の服……
落ちてきたときに着ていただろう服は、既に別のところに売られてしまったのだろうか。

ところでその少年、顔を真っ赤に染めて恥ずかしそうに俯きながら前屈みに身体をもじもじさせているところが不憫だった。
先ほどのマシロの嬌声は少年に全部筒抜けだった。しかも今ではバイブの振動音までキッチリと聞こえてくる始末である。
実に生殺しである。据え膳をお預けされるイヌっころの心境である。既に下半身はいつでも砲撃可能な状態だった。

「……ユーヤさん? 恥ずかしそうにしていないで、“立って”挨拶などしないのですか?」
「すっ、すみませんクローディアさん。ちょっといま立てなくて……いや、既に起っちゃってるんですが……」
「……はぁ。長旅で疲れたのでしたらそう言ってくだされば」
「は、はい。めっさ疲れました。脚がガクガクしてます」

あたふたと答える少年。実に哀れなり。
そしてそんな哀れな少年を、色情魔のきらきら輝く瞳が見つめていた。

「はぁ……はぁ…………本物の“おち○ちん”だぁ……っ!」
「お嬢さま」
「やぁん……だめ……クー、いま、私、おち○ちんのことしか考えられないよ……!」

チ○コ呼ばわりされた少年に、きらきらどころかギラギラした目をしたお嬢さまが近寄っていく。
せっかく着たローブも脱ぎ去り、透けるほど薄いベビードール姿に戻り。
挿入された張り型のためか、幾分か歩きにくそうな、よたよたした足取りで。
愛液が滴り落ちて、毛の長いカーペットに淫らな染みを作っていく。
色情魔は慌てる少年ににじり寄り小さくジャンプ。飛び掛かるように抱きついた。

「……捕まえた」
「はうっ!!」

飛びついてきた半裸の少女を成り行きで抱きしめる少年。
傍から見れば羨ましいその状況だが、しかしその少年は全身に鳥肌を立てていた。
マシロにとっては荒い息を吐きながら小声で呟いただけなのだが、少年には必要以上に恐ろしく伝わったらしい。
しかし身体は少女の柔らかな肢体を直に触り、心の鼓動を激しくさせ剛直を硬く大きくさせてしまっている。
少女の背中を少年の手が滑り落ちると、少女の口から艶めかしい吐息が漏れた。

「ねえ……おま○こ……おま○こ、しよ? おち○ちん、おま○こに……はぁ……はぁ……」
「ちょ、あの……っ!」
「はぁ……はぁ……うへへ。おま○こ、おちん○~んでズポズポ~ってされたいなぁ」

目がイっちゃってる。やばいですこの子。
口元に溜まったよだれをじゅるりとすする姿は、まさに獲物を強姦しようと迫る痴漢……もとい、痴女そのもの。
このままでは食われる……少年の本能が警鐘を鳴らしていた。

「お嬢さま、あまり浅ましい姿はお見せになられないほうが」
「あのっ、クローディアさん。言葉だけじゃなくて、止めてはくれないんですかっ!?」
「……何を仰るんですか。お嬢さまの世話を任せたのですから、お相手、よろしくお願いしますね」

そう言い放つクローディアは、上着を何枚も羽織り玄関へと繋がるドアの前。
その彼女は、目の前で繰り広げられる情事に動じることなく、全くもって冷静だった。
興奮してすらいないのは、心が強いのか単に慣れきってしまっただけなのか。
上着を羽織り終えた彼女は、最後に腰に剣を挿して、両手にミトンの手袋を嵌める。

「それでは少し出かけてきます。手続きなどがいくつか済んでいませんので。
 帰ってくるまでの間、どうぞ熱い一時をお楽しみくださいね」

そして死刑宣告が下された。真っ白に固まる少年に対し、俄然色めき起つマシロ嬢。

「あはっ。お楽しみくださいだって。いっぱい楽しもうね! ね!! ね!!!」
「あ、えっ!? どこに行く……んっ! ちょ! やめっ!」

マシロは少年に擦り寄ったまま、少年の頬や首筋についばむようなキスの暴風雨を浴びせていた。
そんな少女を突き放すこともできず、なすがままにキスの雨嵐を浴び続けるユーヤ少年。
仲睦ましい二人を見て、クローディアは微笑みを漏らした。

「お嬢さまには気に入っていただけたようで幸いです。
ユーヤさんの所有には税金などが掛かりますから、その申請のために城に行ってきます。
20分くらいで戻ってきますから、帰ってきたら昼ごはんに致しましょう」

リビングからダイニングキッチンを見渡せば、並べられた皿にパンとジャムが入ったバスケット。
コンロにはシチューの大きな鍋。
昼食はあらかた準備されていたようで、先ほどから香る良い匂いはそこから漂ってきていたのだろう。
マシロがそちらを向いていると、反対側からパタン。とドアが閉まる軽い音。
それだけ言ってクローディアはさっと退室してしまった。ユーヤにとって唯一の救いの存在が居なくなってしまう。
同時に、マシロの相手をしてあげられるのが自分ただ一人になってしまったことにもユーヤは気付いた。

「ほら……私、バイブだけじゃやなの……おち○ちん、おま○こに入れてエッチしたいなぁ」
「………………」

張り型は、変わらずマシロの膣内で不気味な音をたてて振動していた。
ウサギより耳の良くないヒトでも、イヌより鼻の良くないヒトでも、卑猥な音色と立ち込める雌臭ははっきりと感じ取れるほど。
相手に見せ付けるように腰をゆっくりと前後左右にくねらせながら、マシロは淫らにおねだりする。
ユーヤは思わず唾を飲み込んだ。それが了承の合図となる。


ソファに腰掛ける少年よりも、床に立つ少女のほうが視点が高かった。
熱に浮かされたような赤い瞳で至近距離から見下ろされ、ユーヤは思わず身をすくめてしまう。

「あのっ……連続でしたりして、身体こわしちゃいませんか?」
「んっ……ふ。今まで壊したことないから大丈夫だよ。それとも……そのおち○ちんで壊す気まんまん?」

マシロがバイブを掴み引っ張り出す。くちゅりと水音を立てて長い棒が身体の中から抜き取られていく。
秘裂が名残惜しそうにバイブの刺激を追いかけていく。一挙動一挙動に鼻に掛かったような吐息が漏れていった。
愛液に塗れ、湯気と淫臭を漂わせる白色のバイブ。既にマシロからの魔力供給が止まっているのか動きは止まっていた。
たった今まで雌肉をほぐしていた玩具を見せ付けながら、誘うように熱い吐息を浴びせかける。

「次は、キミのおち○ちんが、こんな風にぐちゃぐちゃになる番だよ……うふふ」
「あ……あの、僕って本当にお嬢さまの性奴隷に……でも、まだ自信なくて……」
「うん。そのリアクション見れば、童貞クンだってのはわかるよぉ」
「いえ、この世界に落ちてから、調教師のひとに5回くらい……」
「……えへへ。5回くらいエッチなことされちゃったんだ。けど5回くらいなら童貞と同じだよ」

言いながら、マシロの手が少年の股間を、服越しに撫で始めた。
軽く擦る動きにときおり押し付けるような動きが混じっている。
ユーヤは顔を真っ赤にしながら、マシロの細い手に自分の手を重ねてふるふる震えていた。

「そんなに顔を赤くしちゃって、かあいいなぁ。もうイきそう? イっちゃう? おち○ちん、どぴゅどぴゅしちゃう?」
「は……はい……ちょっと、どころじゃなく、気持ちいいです……」
「ふふふ。だ~め。キミのおち○ちんミルクは、ぜーんぶ私の中に出さなきゃ、だめだよ?」

気持ちよさに目を潤ませていた少年を見つめ、マシロはいたずらな笑みを浮かべた。
涎をにじませるユーヤの口に吸い付くように唇を重ね、驚く相手をよそに強引に舌をねじ込んでいく。
マシロは手馴れた口付け、ユーヤはぎこちない口付け、ちぐはぐなディープキスは続く。
その間もマシロは身体をユーヤに摺り寄せていった。
ユーヤは思わずマシロを抱きとめるよう両腕を回し、マシロはそんなユーヤの仕草に嬉しそうに微笑んだ。

「ソファの背もたれは、ちゃんと掴んでてね。揺れるから」
「う、うん……」

マシロの言葉にユーヤは素直に従う。背もたれに背中を押し付け、浅く腰掛ける。
そのマシロはユーヤのスボンを脱がしにかかっていた。慣れた手つきでボタンを外し布地をずらしていく。
下に着ているパンツまで半脱ぎにさせられると、立派なそれが天井に向かって直立した。
マシロが熱い息を吐き出して、うっとりとそれに魅入ってしまう。

「はぁ……んっ、おち○ちん、おま○こに入れるよ。いつでも、何回でも中出ししていいからね」

ソファに乗り、少年を跨ぐ体勢で少年と向き合った。
薄い下着の股布をずらすと、愛液の滴り落ちる秘所を剛直に擦り合わせていく。

「んっ……あ……!」

女の子のような声を出したのは少年のほうだった。
可愛らしい反応を見せる男の子に、マシロはニヤリといたずらな笑みを浮かべる。
亀頭の先っぽで秘所を擦りあげる刺激を何回か楽しんだ少女は、いよいよ身体を捩って狙いを定めていく。
ためらうことなく身体を落とす。少女の蜜壷が少年の剛直を貪るように飲み込んでいった。

「あっ! ああっ!」
「んんっ……はぁあ……。もうイっちゃいそう? おち○ちん、私のおま○このなかでビクビクしてるよ」

根元まで棍棒を咥え込んだマシロが、少年にしなだれかかりながら囁いていく。
まだ腰を動かしていないというのに、マシロの膣ひだはユーヤの男根をざわざわと撫でるように刺激していた。
ときおり中が痙攣するようにヒクヒクと動き、ユーヤ自身を締め付けていく。
愛液に塗れた熱い蜜壷に挿入させられ、食べられ溶かされてしまったような、そんな感覚。

「あっ! だめ……お嬢さま、いくっ! いきます……っ!」
「あはっ! いいよっ! 種付け、きてっ! 早漏おち○ちん、びゅーってしてっ! あはっ!」

首を仰け反らせ耐えるが、精液を吸い付くさんと蠢く肉穴の前には無駄な抵抗でしかなかった。
熱い迸りが先端から吹き上がり、蜜壷の中へと溶けていってしまう。
興奮したマシロが軽く腰をひねるだけで射精が二度三度と促されてしまい、
そのたびに少年も少女も気持ちよさそうな蕩け顔を浮かべていた。

「はぁあ……やっぱりナマはいいよぉ……もっと出して……私もイきたいな……」

ユーヤの頬をぺろりと舐めたマシロが、肩に手を置き腰を振り始めた。
剛直がマシロの膣内にくちゅくちゅと音を立てて出入りしていく。膣ヒダが竿の側面を乱雑に扱きあげていく。
イったばかりの敏感な男根が擦りあげられ、むりやり勃たせられる苦しさに、ユーヤが時折顔をしかめていた。

「はぁ……あぁ……おち○ちん、いいよぉ……おま○この奥まで、ぐちゅぐちゅになっちゃう……ッ!」
「お嬢さま……ぁ! もっと、ゆっくり……!」

ぎしぎし音を立てて揺れるソファ。少年はたまらずマシロの身体を抱きかかえるように押さえつけようとした。
少女は抱きよせようとするユーヤに微笑み、艶やかなくねりと共に身体を摺り寄せていった。
結合している腰だけが別の生き物のように蠢き、膣はユーヤから精液を搾り取ろうと男根を締め付けていく。

「はっ……あっ……だめぇ。気持ちいいことガマンしちゃだめ……もっと、もっと愛し合おう……」

舌を絡ませ、胸を擦りつけ、秘所を結合させ……。情欲のままに性を貪っていく。
ユーヤの身体が、背もたれから崩れ落ち、ソファに横に寝る格好になった。
必然的にマシロの身体がユーヤの上にくる。騎乗位。マウントポジション。必勝形。もう逃げられない。

「あぁあ……いく……いきそ……おち○ちんでいっちゃうよ……いかされちゃう……」
「ぁ……ぁ……っ、く……は……ぁ……ッ!」

結合部は、精液と愛液が織り交ざった体液でどろどろに汚れていた。ソファや床にも飛び散り染みを作っている。
ユーヤはたまらず逃げようと身体をくねらせた。ずりずりとソファから床に身体が落ちていくが、
蕩けた表情の淫獣はそれを逃すまいとしがみつき、腰を叩きつけていった。

「いくっ! あっ! あはっ! ああっ! あはああぁぁぁっ!」
「くうっ……ああっ……!」

ユーヤの胸に両手をついて、マシロの身体が弓なりになった。
ペニスを咥えた秘所がぐちゅりと収縮し、それに捕らわれた男根が限界を迎えてしまい、
少女の中へと白濁液を勢いよく吹き上げていった。
その精液の勢いと熱に蕩けさせられたマシロも、何度目かの絶頂を極めさせられてしまう。

「はぁ……はぁ……これ、すごい……すごいよぉ……」

耳まで真っ赤になった淫兎がうっとりした表情で円を描くように腰を揺らしていく。
長い長い絶頂を味わいながらゆったりと腰を動かし、うっとりとした表情を浮かべ。
痙攣する全身で、精液の最後の一滴までをも啜り上げようと貪欲に膣壁をうねらせていく。

「あっ! あぁっ! はあっ! ああっ!」

搾られる側の少年は苦悶の表情を浮かべ、手のひらをぎゅっと握り締めて耐えている。
息遣いも喘ぎ声も女の子のような仕草。しかしその表情はメスの中に射精できたことの満足感で溢れていた。
マシロはそんな少年を可愛らしく感じて、そして唇を重ねていった。
少年の舌を嬲るように舌を差し込み、ちゅぷちゅぷと音を立てながら唾液を啜っていく。
握り締めたユーヤの手に優しく手を重ね、そして少年に微笑みかけていった。


「ふう。やーっとおま○こ落ち着いたよ。助かっちゃった」

えへへと微笑んだマシロがふらふらと立ち上がった。数歩あるいてソファに倒れこむように腰をかける。
少年のほうを向いてソファをペシペシと叩いた。隣に座れという合図らしい。
慌ててユーヤも立ち上がり、いそいそとズボンを穿きなおしてからマシロの隣に腰掛けた。

「えへへ。想像していたよりずっと良い子が来ちゃった。いい買い物したなぁ」
「…………あ、ありがとう? ございます」

ユーヤの身体にマシロが寄り掛かる。
さほど背の変わらない柔らかな身体に密着されてユーヤはごくりと唾を飲み込んだ。
それでも「買い物」の言葉にユーヤはドキッとしていた。
気にしないようとしても、どうしても自分の置かれている状況を再認識してしまう。

「注文してたヒトが明日届くって聞いてて、でもガマンできなくて……今日だったんだね」
「あ、はい。この国には予定より早く着いたので……でも我慢しなさすぎですよ」
「えへ。これくらいフツウだよ。けど今日からはキミも使えるし。クーから話は聞いてるよね?」
「はい」
「それじゃ、マンネリしてた性活にもハリが出てくるかな。毎日、おま○こ、おねがいね」
「……あ……あはは……」

つまり、あれだけ乱れた主人の相手を任せられたということになる。乾いた笑いも出ようというもの。
自分がバイブのような性的玩具としか思われてないのだろうか、とかそんな不安もよぎってしまう。

「お嬢さま……さっきの玩具と僕と、どっちが気持ちよかったですか?」
「バイブ」

即答。

「やっぱりね、あのバイブだけじゃないけど、女の子をいかせるためだけに作られた玩具って凄いよ?」
「そ……そうですか……」

撃沈。しかもマシロはうっとりとその場面を回想しながら語り始めた。

「おま○このなかとかグリグリほじられて、奥がブルブルして、クリちゃんもコシコシされてね。
 ちょっと前にはバイブの上に拘束帯付けて耐久したんだけど、100回越えたところから意識とんじゃって!
 いくら興味があったからって『少なくとも3日は外さないでね』なんて命令しなければよかったよ……。
 おま○こ穿られて善がって病院だなんて、あんなに恥ずかしい思いをしたのは生まれて初めてだったなぁ。
 けど本当に凄いのは二本挿しだよね。前と後ろからおま○こされるのクセになっちゃって……」

ユーヤの付け入る隙を与えず、ただ自分だけの世界にのめり込んでのマシンガントーク。
恥ずかしがるように脚をもじもじさせるのは、恥ずかしいのではなく身体が火照り始めたからだろう。
再燃し始めた淫獣のそばにいるのは危険なのだが、当の少年はそれどころではない様子だった。

ユーヤはマシロにお金で買われた性奴隷だ。その立場は高級な玩具に過ぎない。
奴隷商人からもクローディアからも、マシロ嬢を性的に満足させるよう言いつけられていた。
性交には慣れていないとはいえ、商人から最低限の指導は受け、最低でも無機質な玩具には負けない、と……。
しかし、自分では足りないと言われ、少年の目に涙が浮かび始める。

「それじゃあ……僕は不要と……」
「え? そんなことないよ?」

涙ぐむ少年の顔に、マシロは擦り寄り、そっと口付けを行った。
淫らではない、本当に触れ合うだけの軽い口付け。そして頬にもキスの雨を降らせて。
終わる頃には、二人の顔は揃って赤く染まっていた。

「ほら……ね? おもちゃは私を愛してくれないでしょ?」

赤い瞳で少年を見つめながら、少女はそう呟いた。

「お嬢さまって、読心術を使えるんですか」
「ううん、そんな気がするだけ。けど、そんな理由じゃだめかな?
 玩具は気持ちいいけど、けど生身の人間じゃなきゃ好きっていえないでしょ」
「……はい」

二人して頬を赤く染めて微笑みあった。……しかし頬を染める理由は少し違ったもので。
先ほど回想に耽ってから淫獣、ずっと火照ったままだ。

「えっちなこと考えたら、またしたくなっちゃった。おま○こしてほしいな」
「……え?」

赤い瞳で少年を見つめながら、少女はそう呟いた。
秘所を自分の手でくちゅくちゅと弄り、再び熱い吐息を出し始める。
誘惑するような声で少年の身体に擦り寄り、圧し掛かり、優しくしかし確実に押し倒していく。
ユーヤはそれに抵抗することもできず、なすがままにされてしまい……


そんなとき、マシロの耳がピクっと動いた。

「んっ…………お嬢さま?」

自分に圧し掛かりながら、玄関へ続くドアに注目するマシロを見て、ユーヤが声をあげる。
ぱたぱたと音を立てて誰かが家に入り込んできた。クローディアが帰ってきたのだろう。
しかし何か様子がおかしい。妙に慌てているような音がドアの向こうから聞こえてくる。
ドアが開いた。息を切らしたクローディアが、マシロとユーヤの前に現れる。
出かける前とは明らかに様子が異なり、慌てた様子で、どこか涙目で。

「大変申し訳ございません。その……私の手違いで『お嬢さまのほうが奴隷に』なってしまいました……」

床に平伏し、深々と頭を下げて呟くのは謝罪の言葉。
一瞬で場の空気が凍ってしまう。あっけにとられたような表情を浮かべるマシロ。
ユーヤに至っては、いったい何が起きたのかすら把握できていなかった。

「申請書の『所有物』と『所有者』の欄を、お嬢さまとユーヤさんの名前を逆に書いてしまいまして……」

所有者がユーヤで所有物がマシロ。
ユーヤもマシロも、やっと何が起きたのか理解しだしてきた。

「えっと、そんなのが、なんで受理されるの……?」
「それが、書類を受け取ったのがモルガンルフェイ様でして……」

マシロの目が点になる。無理もない。自分が主人、少年が奴隷となるはずが……
なぜか、自分が奴隷で少年が主人になってしまったわけだから。

「モルガンルフェイ様?」
「うん。アリアンロッドの魔女で……できないことはないってくらい凄いひと」
「申請、取り消せたりできないんですか?」
「無理だとおもう……。あんなモンスター級が介入しているのなら、ちょっと私でも手が出せないよ……」

モルガンルフェイ・アリアンロッド。
幾多の魔女の中でもトップクラスの美貌と才能と政治力を持った、まさに化け物級の存在だ。
不可能は無いと言われる彼女にとって、マシロを奴隷に貶めることも不可能では無かったのだろうか。

「……ところで、なんで顔が笑ってるんですか?」
「え?」

そんな事態にあって、マシロの表情は混乱したそれではなく、笑顔だった。
それも引きつった笑顔ではなく、何かを期待しているかのようなわくわくした表情。
クローディアは気付く。またお嬢さまが変なことを考えているのではないか、と。

「えっと、だって、私がユーヤの性奴隷になっちゃったわけでしょ?」
「はい。現在、書面上はそうなっているはずです」
「じゃあ私、ユーヤのおち○ちんが乾かないように、いつでもおま○こ開いてあげなきゃいけないんだよね?」

……そうなるの?
そうなるらしいです。
このお嬢さま、自分の立場より淫行を選びましたよ?
そうなるらしいですね。

「なっちゃったものはしかたないよね。大切なのは、これからどうするかだし! どうセックスするかだし!」
「……えっと、お嬢さま……?」
「うへへ……安心して。絶対にエッチなことには不自由させないから……ん、はぁ……ぁ」

赤いギラギラとした瞳が少年を見つめている。
少年は思わず後ずさりするが、マシロはそんな少年ににじり寄りながら荒い息を呟いた。

「……うぅん……ご主人、これからよろしくね……。具体的には今から」
「その……僕、今はエッチなことに不自由はしていないのですが……」

マシロの秘所からは愛液と精液が交じり合った白い体液が漏れ出し、脚を伝って滴り落ちていた。
ギシっとソファが軋む音が響く。3人掛けのソファでは、逃げ場はそんなに広くは無かった。

「おねがい、ご主人。『お嬢さま』じゃなくて『マシロ』って呼び捨てにして……。
 ううん、いっそのこと『メス奴隷』とか『おま○こ穴』とか『淫乱メス便器』って呼んでよぉ」
「お嬢さまっ! 今は遊んでいる場合ではっ!」

クローディアが制止する声も聞き入れず、マシロはユーヤに覆いかぶさっていく。
熱にうなされたような、興奮しているような、そんな熱く荒い息を吐きながら。
褐色の白兎は、目の前の獲物を味わうべく食事を開始した。


 嘘つきウサギが召使いの物語
                §1.嘘つきウサギが召使い
 ~fin~


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