猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

掌編「雨」

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掌編「雨」

 
 
外はざあざあ雨が降っている、こういう日は家でごろごろするしかやる事がない。
というわけで僕はベッドでタオルかぶり膝に御主人様を乗せてべったりまったりしているのだ。
「御主人様、僕の胸板固くないですか」
胸に顔をすりすりと擦りつけている御主人様に聞く。
「いいのです、あなたの匂いはいい匂いですし。それに私の匂いも擦りつけているのですよ。」
そういえば猫にはそんな習性があったなぁと思い出す。どうせならもっとくっついてやろうと
ちょっと御主人様のお尻と腰を掴んで、少し浮かせてからこちらに寄せるようにきつく抱きしめた。
「ん、にゃぁん」
御主人様から甘い声が漏れる、結合している部分が浅く上下に動いたからだろう。
その証拠に動いた時にきゅきゅっと僕の物をしっかりと締め付けてくる。
「御主人様はこの体勢好きですよね」
体格は僕の方が大きい、対面座位でもすっぽりと両腕に入るくらいだ。
「だって、この方が落ち着きます。」
時折御主人様はもぞもぞと腰を動かす、こうしてゆっくりとねちっこくするのがこの方は好きなのだ。
僕もこういった雨の日は御主人様とべったりしている時間が多いのでゆっくりとしていた方がいい。
たまに耐え切れなくなってそのまま中に出してしまう時があるけど、それはそれでいい。
現に既に2回放っている、動けば動く分中から僕の精子は溢れてくるけどかまいやしなかった。
「うふふふ、精子さんも出口がないから、ゆっくり私の卵子さんを探せますね」
「ヒトとの間に子どもは作れないんじゃなかったんでしたっけ?」
「ゆっくり時間をかければわからないじゃないですか?」
ふふふと微笑む御主人様がキスをせがんできたのでそれに答えてあげる。
ひとしきり味わって口を離した。
「あなたとの赤ちゃん欲しいなぁ」
僕が御主人様の頭を抱きしめて猫耳と一緒に頭を撫でてあげると目を細めて「ふにゃあ」と鳴いた。
雨はしばらくやみそうにはなかった。
 
 
 
 
 

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