平日の月曜日、とある高速道路の上を一台の自動車が走っていた。
アメリカのスポーツカー、コルベットである。
その中には普通ならいないはずの人間が二人、乗っていた。いや、一方は日常茶飯事の事ではあるが。
水銀燈「…まったく…何であんたまでついてきたのよ…」
めぐ「いいじゃないですか、先生♪旅は道連れ、バカンスを楽しみましょう♪」
水銀燈「はぁ…」
何故こんなことになっているかというと、ラプラスの一言が原因であった。
―今度の参観日には教師方みなさんの親にも来てもらいます。
アメリカのスポーツカー、コルベットである。
その中には普通ならいないはずの人間が二人、乗っていた。いや、一方は日常茶飯事の事ではあるが。
水銀燈「…まったく…何であんたまでついてきたのよ…」
めぐ「いいじゃないですか、先生♪旅は道連れ、バカンスを楽しみましょう♪」
水銀燈「はぁ…」
何故こんなことになっているかというと、ラプラスの一言が原因であった。
―今度の参観日には教師方みなさんの親にも来てもらいます。
水銀燈とするとたまったものではない。
直後から逃げ出して来たわけだ。
最初は一人だった。いや、水銀燈はそう思っていた。
めぐの存在に気が付いたのはパーキングエリアに入った時だった。
―…ごきげんよう♪水銀燈先生♪
―ッ?!!なんでいるのよぅ!
トランクの中を確認すると…そこには何故かめぐが入っていた。
そのめぐは今はというと助手席に収まっているというわけだ。
めぐ「まあ、あの中は少し窮屈でしたけどね♪」
水銀燈「…ハァ」
直後から逃げ出して来たわけだ。
最初は一人だった。いや、水銀燈はそう思っていた。
めぐの存在に気が付いたのはパーキングエリアに入った時だった。
―…ごきげんよう♪水銀燈先生♪
―ッ?!!なんでいるのよぅ!
トランクの中を確認すると…そこには何故かめぐが入っていた。
そのめぐは今はというと助手席に収まっているというわけだ。
めぐ「まあ、あの中は少し窮屈でしたけどね♪」
水銀燈「…ハァ」
平日ということもあって、道はかなり空いていた。
130キロでコルベットを飛ばす水銀燈。
こうして走りながら、30分程度が経過した。
すると、後ろから一台のバイクが追いついてきた。
その時は二人は大して気にしてはいなかった。
そして、目的地のとある港町に着いた。
インターチェンジを降りる。同時にあのバイクも降りてきた。
水銀燈「…あのバイク…なんかおかしいわねぇ…さっきからぴったりと張り付いてくるわぁ…」
めぐ「追手かな?」
水銀燈「一旦止まってみるわぁ」
そう言って、車を停車し降りる水銀燈。
案の定、バイクの方も停車し、ヘルメットを脱いだ。
水銀燈「…やっぱり…でもあんたが追ってくるなんて意外だわぁ。」
巴「学級委員ですから。それより、一緒に戻っていただかないと…」
水銀燈「なn『冗談じゃないわ!』」
めぐが水銀燈の前に立ち両手を広げる。
めぐ「せっかく水銀燈先生と二人きりで旅行できると思ったのに!邪魔はさせないわ!」
めぐの強行的な態度に少し呆気にとられる水銀燈。
それとは対照的に冷静な眼差しを向ける巴。
130キロでコルベットを飛ばす水銀燈。
こうして走りながら、30分程度が経過した。
すると、後ろから一台のバイクが追いついてきた。
その時は二人は大して気にしてはいなかった。
そして、目的地のとある港町に着いた。
インターチェンジを降りる。同時にあのバイクも降りてきた。
水銀燈「…あのバイク…なんかおかしいわねぇ…さっきからぴったりと張り付いてくるわぁ…」
めぐ「追手かな?」
水銀燈「一旦止まってみるわぁ」
そう言って、車を停車し降りる水銀燈。
案の定、バイクの方も停車し、ヘルメットを脱いだ。
水銀燈「…やっぱり…でもあんたが追ってくるなんて意外だわぁ。」
巴「学級委員ですから。それより、一緒に戻っていただかないと…」
水銀燈「なn『冗談じゃないわ!』」
めぐが水銀燈の前に立ち両手を広げる。
めぐ「せっかく水銀燈先生と二人きりで旅行できると思ったのに!邪魔はさせないわ!」
めぐの強行的な態度に少し呆気にとられる水銀燈。
それとは対照的に冷静な眼差しを向ける巴。
巴「…なら、仕方ない。」
そう言って、日本刀を取り出す巴。
水銀燈「ちょっ、そんな物騒なものはしまいなさい!」
巴「実力で…」
巴の背後に人影が現れる。
水銀燈(あれは…!人工精霊(スタンド)!)
巴「連れて帰る!」
そう言うといつの間にかめぐの目の前に移動していた。
めぐ「え?」
水銀燈「…ッ!危ない!」
水銀燈はめぐを持ち上げ、空高く飛び上がった。その背中にはいつの間にか羽が生えていた。
めぐ「…え?その羽…」
水銀燈「あなたも、スタンド使いだったのね!」
巴「そうだとしたら?グリープ!」
そう言って、日本刀を取り出す巴。
水銀燈「ちょっ、そんな物騒なものはしまいなさい!」
巴「実力で…」
巴の背後に人影が現れる。
水銀燈(あれは…!人工精霊(スタンド)!)
巴「連れて帰る!」
そう言うといつの間にかめぐの目の前に移動していた。
めぐ「え?」
水銀燈「…ッ!危ない!」
水銀燈はめぐを持ち上げ、空高く飛び上がった。その背中にはいつの間にか羽が生えていた。
めぐ「…え?その羽…」
水銀燈「あなたも、スタンド使いだったのね!」
巴「そうだとしたら?グリープ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
巴は自らのスタンドに飲み込まれた。
と思うと水銀燈の真上に移動していた。
巴「おとなしく!」
巴の日本刀が水銀燈の羽を切り落とそうとする。しかし
水銀燈「メイメイ!」
と思うと水銀燈の真上に移動していた。
巴「おとなしく!」
巴の日本刀が水銀燈の羽を切り落とそうとする。しかし
水銀燈「メイメイ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
事務員、メイメイが現れ、左手で巴の腕を受け止めた。
巴「…く!」
巴は手を引き離そうとした。だが手に力が入らない。
メイメイ「私の能力は…」
メイメイの右手が巴の胴体に触れようとする。
メイメイ「力を吸い取る能力!」
巴「なら、おまえ達も一緒に異空間へ引き込む!」
ズズズズズ
グリープが現れ、口を大きく開く。
とっさに水銀燈はメイメイの手を離させる。
巴だけが飲み込まれた。
巴「…く!」
巴は手を引き離そうとした。だが手に力が入らない。
メイメイ「私の能力は…」
メイメイの右手が巴の胴体に触れようとする。
メイメイ「力を吸い取る能力!」
巴「なら、おまえ達も一緒に異空間へ引き込む!」
ズズズズズ
グリープが現れ、口を大きく開く。
とっさに水銀燈はメイメイの手を離させる。
巴だけが飲み込まれた。
水銀燈は着地し、辺りを警戒する。
水銀燈「次はどこから…」
めぐと水銀燈は背中合わせになった。
めぐ「先生!」
めぐが叫ぶ。水銀燈の後ろ、めぐの指す方向には空中に穴のようなものがあいていた。
水銀燈が振り返る。そのスキを巴は見逃さなかった。
巴「その出口は囮よ!」
水銀燈の背後から出てくる巴。だが、水銀燈の背中から生えた羽に首を掴まれた。
巴「うぐっ!」
水銀燈「吸い取った力はこの翼に蓄えられる…力を入れすぎたようね!」
水銀燈の二つの翼が巴を押さえ付ける。
水銀燈「という事で逃げさせて貰うわぁ…メイメイ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
メイメイの手が巴の腹に当てられる。
水銀燈「悪いけど、少しの間眠ってて貰うわぁ」
ズズズズズ
巴「くそ…だが、私を倒したからといって、安心するなよ…先生は絶対逃げ切れない…必ず学園へ…」
そこまで言ったところで巴は力尽きた。
水銀燈「次はどこから…」
めぐと水銀燈は背中合わせになった。
めぐ「先生!」
めぐが叫ぶ。水銀燈の後ろ、めぐの指す方向には空中に穴のようなものがあいていた。
水銀燈が振り返る。そのスキを巴は見逃さなかった。
巴「その出口は囮よ!」
水銀燈の背後から出てくる巴。だが、水銀燈の背中から生えた羽に首を掴まれた。
巴「うぐっ!」
水銀燈「吸い取った力はこの翼に蓄えられる…力を入れすぎたようね!」
水銀燈の二つの翼が巴を押さえ付ける。
水銀燈「という事で逃げさせて貰うわぁ…メイメイ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
メイメイの手が巴の腹に当てられる。
水銀燈「悪いけど、少しの間眠ってて貰うわぁ」
ズズズズズ
巴「くそ…だが、私を倒したからといって、安心するなよ…先生は絶対逃げ切れない…必ず学園へ…」
そこまで言ったところで巴は力尽きた。
水銀燈vs巴
水銀燈、勝利
水銀燈、勝利
その頃学園では…
トイレで用を足した雛苺が手を洗っていた。
そのとき、どこからか視線を雛苺は感じた。
雛苺「うゅ…?誰かいるの?」
水の流れる音しかしない静まったトイレ。
そのとき、声が聞こえた。
「雛苺」
雛苺「?!…どこ?!」
「少しの間お前の体を借りるぞ」
雛苺「ッ?!!」
突如、鏡の中から手が伸びてきて雛苺の頭を掴んだ。
「精神のみ鏡に入る事を許可する!!」
雛苺が床に倒れる。そしてすぐに起き上がった。
雛苺「…悪いがお前の体を使わせてもらう。雛苺。」
そのとき、どこからか視線を雛苺は感じた。
雛苺「うゅ…?誰かいるの?」
水の流れる音しかしない静まったトイレ。
そのとき、声が聞こえた。
「雛苺」
雛苺「?!…どこ?!」
「少しの間お前の体を借りるぞ」
雛苺「ッ?!!」
突如、鏡の中から手が伸びてきて雛苺の頭を掴んだ。
「精神のみ鏡に入る事を許可する!!」
雛苺が床に倒れる。そしてすぐに起き上がった。
雛苺「…悪いがお前の体を使わせてもらう。雛苺。」
続く