ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki そうだ、京都へ行こう!くんくんショー開幕編

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真「え?!くんくんのショーに出られるですって?」
水「それ、本当でしょうねぇ?」
スタッフA「はい。ご存知ありませんでしたか?今回のショーは映画村に着て頂いたお客様にも
  一緒になって楽しんでもらえる様、こうして出演依頼を行っているのです」
スタッフの言葉にテレビでもそんな事を言っていたような・・・、と記憶を手繰る真紅。
真紅たちが入り口でスタッフ達に止められていたのは、この後のくんくんショーに出演してもらうためだった。
このショーは前述の通り、くんくんを主人公とした時代劇を行っている。
本来なら、出演者は全員映画村のスタッフという事になるのだが、より良い記念になって欲しいと
「名探偵くんくん」の製作スタッフと映画村との厚意によって、入場客も出演者としてショーに参加できるのだ。
もっとも、いきなり言われてできる訳も無いのだが、子供が出演して台本無視の完全アドリブ劇になるなど
毎回何が起こるか分からない劇としてかなりの人気が有った。そして、今回その白羽の矢が刺さったのは真紅たちだった。
真「え、えぇ・・・でもぉ、台本なんていきなり覚えられませんしぃ」
内心物凄く出たいのだが、一応遠慮する真紅。なぜか水銀燈口調だった。
スタッフA「それならご安心ください。舞台のすぐ目の前で台本を大写しした物をご用意しておりますので。
  それに小さいお子さんに出演してもらった時は、台本なんてあって無いような物でしたし」
恐らく何人にも依頼し続けて来たのだろう、立て板に水といった感じで説明していくスタッフ。
その都度「あら、どうしましょう」とか「恥ずかしいわぁ」とか言ってくるが、Aは確信していた。
スタッフA(この人達は絶対に参加する)
果たして、10分ほどで真紅はショー出演を引き受けたのだった。

蒼「きっと言うと思っていたけど、本当に参加することになるとはね」
翠「その割には蒼星石もどこか嬉しそうですぅ」
水「『男性の方の楽屋はこちらになります』って言われたのはお約束だったわねぇ」
蒼「・・・もう慣れたよ・・・」
7人は楽屋でメイクをしてもらっている。衣装は既に着ていたと言うのも選ばれた理由であった。
ちなみにメイクに一番時間が掛かったのが舞妓役の水銀燈。次に、衣装を変えることになった雪華綺晶。
逆に掛からなかったのは金糸雀だった。
メイクが終わり次第、各自台本を熱心に読み始める。
台本はお土産としてもって帰ることができる上に、表紙にはくんくんのイラスト、めくるとくんくんのサインが
入っているとあって真紅は恍惚とした表情で読み耽っている。

台本には7人それぞれに見せ場があった。
水「やっぱり、最後は成敗しちゃうのねぇ」
金「お約束ってやつかしら~」
翠「私の出番はあまり無いですねぇ」
蒼「居酒屋の看板娘って役だからね。・・・あ、僕には殺陣シーンがあるね」
翠「これなら悪代官役の方が面白そうですぅ」
そう言って、代官役の台詞を言う翠星石。
翠「ふっふっふ・・・越後屋、そちも悪よのぅですぅ」
水「いえいえ、お代官さまこそぉ」
全員(ハマリ役かも知れない・・・)

薔「・・・あ~・・・あ、あ、あ~」
雪「・・・?・・・ばらしーどうしたの?」
薔「・・・あ、お姉ちゃん・・・私、あまり大きな声を出せないから・・・その練習」
確かにお芝居をやる上で致命的な悩みだった。
雪「・・・大丈夫、ピンマイクをつけるから声小さくても問題無い」
薔「・・・うん、でもちゃんと練習する」
雪「ばらしーえらい」
そう言って二人で練習を開始する。

アナウンス「本日は当映画村にご来場頂き、まことにありがとうございます。
  まもなく、ゴールデンウィーク特別企画「名探偵くんくん 踊る大江戸大走査線」が始まります。その前に、ご来場の皆様に・・・」
芝居の始まりを告げるアナウンスが流れる。
このアナウンスが終われば、いよいよ舞台の幕が上がる。

翠(うぅ・・・、今更になって緊張してきたですぅ)
蒼(僕も何だかドキドキしてきた・・・)
上手の舞台袖に控えている二人。やはり開始直前と言うことで緊張している。
エキストラA(大丈夫ですよ。少々のミスなら私たちの方でフォローしますので)
そんな二人に声をかけるエキストラの男。いかにも斬られ役といったいかつい顔と丁寧な口調のギャップが凄かった。
翠(見た目によらず、なかなか良い奴ですぅ。もっと怖い奴だと思ってたです)
蒼(人を見た目で判断するのは君の悪い癖だよ)
そう言って微笑む二人。どうやら緊張感は無くなったようだ。
アナウンス「・・・それでは、最後までお楽しみください」
アナウンスが終わりついに幕が上がる。