ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 真紅、靴を買いに行く

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今日は給料日、皆思い思いの使い方があるだろう。
「そろそろ新しい靴が欲しいわ」
真紅は靴を買うためにショッピングモールに来ていた。
近くの靴屋さんに入ると、たくさんの靴が並んでいた。
真紅は色んな靴を見ながらパンフレットに目を通す。
そこには喉から手が出るほど欲しいと思える靴が載っている。
「く、くんくん・・・」
名探偵くんくんシューズ、好評発売中!!
パンフレットにはこう書かれている。
(こんなの履いてたら子供だと思われちゃうのだわ・・・でも・・・)
「す、すみません、この靴、置いてないですか?」
どうやら購入する事を決めたようで、意を決して店員に聞いてみる。
「ん?くんくんシューズかぁ・・・さっき売り切れちゃいました~」
真紅に衝撃が走る。
(え?売り切れ?今この人売り切れって言ったのだわ)
プルルルル、プルルルル
「はい、真紅なのだわ」
「もしもしぃ?水銀燈よぉ~」
「一体なんの用?」
「くんくんシューズはもう買ったのぉ、真紅ぅ?」
水銀燈はわかっているのだ、真紅が買えなかったことを。
「売り切れだったのだわ」
「そりゃそうよぉ、買い占めたの私だもぉん、じゃぁねぇ~」
「ムカツクのだわ・・・ちょっと、紅茶を淹れて頂戴」
「へっ?私ですか!?」
急に話しかけられてビックリする店員。何故か急にくつろぎはじめる真紅。
「いっつもそうなのだわ・・・全く・・・ぶつぶつ」
結局、この日は真紅が靴を買うことはなかった。

翌日・・・
いつものように出勤する真紅、職員室につくと真紅意外の教師は全員いる。
「今日は皆早いわね、褒めてあげるわ」
そんな事を言いながら紅茶を淹れていると、いきなり水銀燈が近づいてくる。
「何の用?」
「貴方に良いものをあげるわぁ」
水銀燈に差し出されたのは綺麗に包装された箱。
真紅は思い出した。
(そういえば今日は私の誕生日なのだわ・・・)
「開けてみてくれるぅ?」
言われた通り箱を開ける真紅。
そこにはくんくんシューズが入っていた。
「全くぅ、貴方に買われないためにたくさんお金使っちゃったじゃないのよぉ」
「れ、礼は言わないのだわ」
「あらぁ?泣いてるのぉ?」
「目にゴミが入っただけよ、勘違いしないで頂戴」
そう言って真紅は自分の机で授業のための準備を始める。
それを見た水銀燈は少し微笑み、そのまま保健室へと向かった。
(ありがとう・・・水銀燈・・・)
真紅の目から涙が一滴落ちた。