ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki

変わらない夏の日常

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
 ミーンミンミンミンミーン…
 車から降りてみると、迎えたのは蝉の大合唱だった
 パタン!
 ドアを閉め、車の鍵をキーのボタン一つでロックする。
 さて、校舎へと向かおうかとバックを担ぐ
 そして歩く
 …………
銀「暑い!」
 水銀燈は叫んだ。その間歩いて2秒
 車の中はクーラー天国だったのに対し、外はまさに灼熱地獄
 全く暑いの一言に尽きてしまう。その根源である太陽をキッと睨み付ける。
 勿論太陽が引っ込むわけでもなく。容赦なく熱光線を出し続ける
銀「はぁ…金糸雀じゃないけど、今度から日傘を持ち歩こうかしら」
 金糸雀は黄色い傘だから、自分は黒い傘にしよう、勿論HERMESのやつで。
 今度テキトーに電話して男に買って貰おう等と企てる。
 職員室前で、さていつ仕掛けようか(電話を掛けようか)と考えていると
薔「…そんなことしちゃ駄目だよ銀ちゃん…?」
  いきなり控えめな声が耳に入った
銀「ば、薔薇水晶!?駄目って一体なんのことかしらぁ。水銀燈全然わかんなぁい」
  控えめな声は薔薇水晶を動揺させるほどの効果があったらしい
薔「…銀ちゃんは顔に出るもん…」
銀「ほ、本当に何のことかしらぁ?暑さで頭がいっちゃったんじゃなぁい?」

カチャリ

喉元に銃口が当てられる

雪「…はっ!すみませんお姉さま。どこかでばらしーに対する文句が聞こえたような気がしたので、つい体が…」
  音も気配もなく現れたのは雪華綺晶
  風のとうに現れた体に引きずられ白い服が風に吹かれたようになびいていた。
  そして、片手に銃。もう片方で朝食のおにぎりをがっちりホールドしている。
薔「…お姉ちゃん…とりあえず何でもないから早く朝食を…」
  薔薇水晶の説得に応じた雪華綺晶は水銀燈に一言謝ると、6個目のおにぎりに取り掛かった。
銀「朝から命拾いね…」
  といっても、このような事は日常茶番である。先程のことなど他の出来事に比べたら屁でもないと思う水銀燈だった。

銀「えーっとぉ…今日の時間割は…ってもう夏休みだったわねぇ」
  職員室に来ると、まず確認するのはその日の時間割である。
  しかし、夏休みなので当然授業はない
銀「何故かついやっちゃうのよねぇ…」
  薔薇水晶に監視されてからは、嫌々ながら日程をチェックする事を怠らなかった水銀燈。
  本当はチェックするフリだったのだが、それも長く続けていくと習慣化してしまったようである。
銀「確か今日の本当の日程は…水泳部の練習と職員会議か」
  ヤクルトを飲みながら、日程を思い出す。
  プールに入れば暑さは多少しのげるとはいえ、またあの暑い日光に晒されるのか…
  そう思うとテンションが下がってしまう。
  そこでふと窓の外を見る。
  ここから見える運動場は見るからに暑そうだった。プールサイドも同様だろうか。
  そして、自然と耳に入ってくる蝉の声
  ミーンミンミンミンミーン
  二重化した窓を閉めているというのに、聞こえてくるとは、しつこい奴。
  心の中で蝉にケチをつけると、飲み終えたヤクルトをゴミ箱に投げ捨て
  部員達が待つプールサイドへと向かうのあった

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