ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki 裏有栖学園

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 有栖学園。
 表向き幼稚舎から大学まで一貫して進めるエレベーター式の普通の学園。
 しかし、そんな有栖学園にも裏と言う物が存在する。
 何の目的でか知らないが有栖学園は、霊脈の中心の真上に存在し学園自体を
 呪術式として存在しているのだ。
 つまり、有栖学園を狙う輩が絶えないと言う事でもある。
 なんせ、裏では有栖学園を押さえた者が世界の大半を所持できるとまで言われているのだ。
 無論、有栖学園を狙う輩を迎撃する存在も居る訳で……
 彼女もまた、その有栖学園を狙い輩を迎撃する存在の一人だった。

「見渡す限りの式神の群れ群れ群れ。いやになるわぁ」

 と、彼女はため息をつきながら愛剣を鞘から抜き、背の漆黒色の翼を広げる。

「なぎ払え」

 その命令に呼応し彼女の翼は、式神をなぎ払う。それと同時に彼女は、力強く大地を踏み込み
 凄まじい速度を得て翼の一撃から零れ落ちた式神達を斬り払う。
 式神達は物言わずに消滅していくが、それでもまだ残っている式神の数は多い。
 多勢に無勢。彼女がどれだけ強くとも、彼女は人間であり体力と言うモノが存在する。

「あーもう! めんどくさいめんどくさいめんどくさぁーい!」

 そんな事を叫びながら式神達を斬り払い、空を飛び大量の羽根で式神達を貫く。

「水銀燈。もうちょっと落ち着いた方がいいと僕はおもうな」

 などと、言いながら大量の式神を巨大なハサミで横一線に斬り払った女性がそう言った。

「遅いわぁ! なぁにしてたのよ!」

 水銀燈と呼ばれた彼女は、やっときた女性にそう言葉をぶつける。

「何って……書類整理」
「……んなの後でやりなさいよぉ」

 水銀燈はその女性の答えを聞いてガックリと肩を落とした。

「いや、提出期限が今日でね? ほら、ラプラス教頭を苦労させるわけにもいかないじゃないか」
「まぁ……あの馬鹿校長でストレスかなりたまってるのは知ってるけどぉ~」

 そんな雑談をしながら、式神達を斬り払い、薙ぎ払い、叩き潰し、貫く二人。

「やー、面倒だね本当に」
「でしょぅ? 力は全然無いスカッスカな癖して、数がばっかみたいに多いのよぉ~」
「質より量だね。ん~どうしようか?」
「知らないわよぉ~彼か彼女あたりでも来れば、一瞬よねぇ~」
「あ、無理じゃないかな? 彼は『今日は頼まれてた人形の期日』とか言ってたし……
 彼女は『不死屋で限定特大うにゅ~』とか言ってたしね?」

 水銀燈は、彼女の言葉を聴いてまたガックリと肩を落とした。
 そんな水銀燈を見て苦笑をこぼす女性。
 さて、どうしようか? と、首をかしげながら式神を両断する女性。

「あーあーあー! もー! さっさと帰ってヤクルト飲みたいのよぉ!
 蒼星石! アレやるから私から離れない事!」
「あ、アレやるの? アレやった後疲れるってやらないじゃないかいつもは」

 蒼星石と呼ばれた女性は、水銀燈の言葉にそういう。

「ヤクルトと私がちょっぴり疲れる。どっちを取るかなんて決まってるでしょぅ?」
「いつもそうならいいのに」
「うるっさいわねぇ……」

 蒼星石は、そういいながら水銀燈のすぐ近くまで来る。
 水銀燈は、それを確認した後、背の翼を大きく天に向けて広げた。

「さっさとぉ……消えなさい」

 『黒い龍達の咆哮』

 背の翼が、うねり咆哮を上げその形は龍になる。
 明らかに、元の翼の大きさよりも巨大な龍達は式神達を瞬く間に食い散らかし
 その凶悪な口から吐かれる青白い焔(ほのお)で塵へと化す。
 物の数分。それで全てが終わった。

「あー……疲れたわぁ……」
「お疲れ様」
「明日仕事休もうかしら……」
「無理じゃないかな? 薔薇水晶先生が迎えに来ると思うよ確実に」
「はぁ……じゃ、私帰るから」
「ん。本当にお疲れ様」

 水銀燈は、そう言うと翼をしまいさっさとその場から去って行った。
 そんな水銀燈の後姿を見送って蒼星石は、チラリと今この場所の現状を見る。

「修復するの骨折れそうだよねコレ」

 えぐれた大地、焼けた木々、溶けたコンクリートの塀を見て苦笑を一つこぼした後
 蒼星石は、携帯を取り出し何処かへ連絡した後、水銀燈と同じ様にその場を後にした。

 これは、有栖学園を中心として起こった戦いの物語である(多分)