ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki ラフメイカー翠星石

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はじめに…この作品は暴力表現、軽いレイプ表現、性格まる変わりの裏蒼星石がでます。
     そのようなものに嫌悪感を抱く方はお気をつけください。








 それはある雨の日のことだった。
ラ「では朝の職員会議を始めます」
 いつものようにラプラスが一日の始まりを告げる。
 しかし、一人の教師が声を上げる。
真「教頭!翠星石と蒼星石がいないのだわ」
 その真紅の発言に他の教師もうなずく。
銀「翠星石はともかく蒼星石は遅刻なんかしないわぁ」
金「そうなのかしらー。休むにしたって連絡がくるのかしらー」
薔「でも、連絡はない…」
雛「ということはなにかあったのかしらー」
雪 コクリ  ムシャムシャ(トーストをほおばる)
 教師たちに一瞬にして詰め寄られたじろぐラプラス。
 しかし、一つ咳払いをして落ち着きを取り戻す。
ラ「コホン。落ち着きなさい。まずそのことから話すつもりだったのです。
  今、蒼星石先生は自宅に居ます」
真「なら迎えにいきましょう!」
金「かしらー」
雛「なのー」
 そういって飛び出そうとする3人を水銀燈が呼び止める。
銀「待ちなさぁい、お馬鹿さんたち。蒼星石の居場所がわかっているなら
  この教頭が何にもしないわけないわぁ。でしょう、教頭?」
ラ「何かひっかかる言い方ですが、そのとおりです。
  先ほど翠星石先生に迎えに行かせたところです」
薔「…いったい何が?」
 ラプラスの話し方から尋常ではない事態が起きていることを悟った一同は
 神妙な面持ちでラプラスを見る。
 ラプラスはゆっくりと口を開く。
ラ「昨日の放課後のことです…」



 『蒼星石先生ー、さようならー』
蒼『気をつけて帰るんだよ』
 蒼星石は生徒たちに別れを告げ帰路に着いた。
 その途中信号待ちをしていると、ある人影が目に入った。
蒼『ん、あれは…』
 それは蒼星石のクラスの女子生徒だった。しかもなにやら様子がおかしい。
 ひどくおびえた様子で歩いている。
蒼『何かあるな…』
 そう思い声をかけようとした時、
 パッパー!!
 後ろからクラクションを鳴らされた。慌てて信号を見る。
 すでに信号は青になっていた。バイクを発進させ適当なところに止める。
 辺りを見回すも、すでに女子生徒の姿はなかった。
蒼『くっ!手遅れにならないといいけど』
 そうして走り出す蒼星石。人目がつきにくいところを中心的に探す。
 そして、
蒼『ハァハァ……っ!!』
 ついに狭い路地の奥で女子生徒を見つけた蒼星石。
そこには蒼星石の理性を吹き飛ばすのに十分な光景が広がっていた。
 『…せん…せぇ…』
 女子生徒は胸と下半身を露わにして横たわっていた。
蒼『大丈夫かい!?』
 といったものの大丈夫でないことは一目瞭然だった。
 まぶたは腫れ、首には絞めつけられた痕があり、全身に殴られたであろうアザがあった。
蒼『誰がこんなひどいことを!?』
 怒りを露わにする蒼星石。すると、

 『オレだよ。センセ♪』
 後ろから声がかけられた。
 その声の主を敵意のこもった眼差しで睨み付ける蒼星石。
 その眼差しに全くひるむことなくケラケラ笑いながら男は話す。
 『そいつはオレの資金源なのよ。
  だが、そいつ今日は払えねぇとかぬかしやがった』
蒼『…れ』
 『だからお仕置きをしてやったのよ』
蒼『…黙れ』
 『そいつの泣き喚く声といったら……!!』
 そこで男は異変を感じた。異常なまでの寒気を感じているのだ。
 その原因はすぐにわかった。
 それは蒼星石から発している殺気のような威圧感のせいだと。
蒼『貴様の言い分はどうでもいい。
  重要なのは貴様がボクの生徒に手を出したという事実だけだ』
 そう冷たく吐き捨てる蒼星石。いつもの蒼星石とはあきらかに違う。
 そのことに女子生徒も気付いていた。
 (蒼星石先生…どうしちゃったの…)
 普段の蒼星石はどんなときも感情をこめてものを言うが、
 この時は全く感じられなかった。
蒼『貴様は重罪に値する。よって私刑を執行する』
 『あ、ああん!ちょ、調子乗ってんじゃねぇぞ!!』
 男は喉を震わせながら精一杯の強がりを見せた。
蒼『賢いものは引き際をわきまえる。それが出来ない貴様は屑ということだ。
  最も、逃げたとしても貴様の結末は変わらない』
 『う、うるせぇー!!ブッ殺す!!』
蒼『寝ぼけるな、殺すのはボクの方だ』
 そうして駆け出す蒼星石。その眼は一片の感情も持ち合わせていなかった。

 先に仕掛けたのは男の方だった。大振りの右ストレートだ。
 しかし、蒼星石はそれをあっさりかわしそのまま男の懐にもぐりこみ、
 強烈なボディブローをお見舞いした。男は嗚咽とともにその場にひざをついた。
 一撃。一瞬で勝負は決まった。男はもう立つ力すらないようだ。
 『せんせ……』
 蒼星石に駆け寄ろうとした女子生徒は自分の目を疑った。
 蒼星石が倒れている男にさらに攻撃を加えようとしていたのだ。
 『先生!やめてぇぇぇー!!』
 女子生徒の悲痛な叫びも届かず、蒼星石は男に蹴りを入れた。

 バキッ

 そこから始まったのはまさに私刑。倒れている男に一方的に暴力を加える蒼星石。
蒼『痛いだろ。これがボクの生徒に手を出した報いだ。ハハハッ』
 蒼星石は先程とは違い感情を露わにしていた。
 しかし、それも普段見せたことのない感情だった。
 まるで殺人快楽者のような、そんな感じだ。
 男はすでに気絶していた。
蒼星石の足は真っ赤に染まり、どれだけの蹴りを入れたのかが見てとれる。
 痙攣している男を一瞥し蒼星石は女子生徒の方へ踵をむける。
蒼『終わったよ、さぁ病院へ行こうか』
 そういって女子生徒に歩み寄ろうとする蒼星石。しかし、
 『来ないで…』
蒼『え?』
 『来ないで…。私は先生も怖い…。だから来ないで』
 その目は恐怖に支配されていた。それを見た蒼星石は再び辺りを見渡す。
 その目に映ったのは気絶している男と血塗れの自分の足。
蒼『…これを…ボクが?ボクはただ生徒を…
  うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!』



 ラプラスから事件の全容を聞いた真紅たちは声が出せなかった。
 愕然とする真紅たちを見やりラプラスは続ける。
ラ「その後駆けつけた警察に蒼星石先生は連れて行かれ事情聴取をされ、
  自宅に帰されました。そして今日学校で校長を交えてもう一度事情聴取を
  行うはずだったんですが…」
銀「肝心のあの娘が来てないってワケねぇ」
ラ「はい、それで翠星石先生を迎えに行かせたのです」
銀「で、あの娘はどうなるの?」
雪「相手のケガの程度にもよります…。
  正当防衛か過剰防衛かは微妙な所です…お姉様」
銀「そう、学校的にはどうするのぉ?」
ラ「まだ決めかねているところです。すべては校長次第ですが…」
銀「そうねぇ、ってあなた達!!何放心状態になってるの!?」
 水銀燈と雪華綺晶以外は完全に心ここにあらずという感じだった。
真「だって蒼星石がそんなことをするなんて…」
金「信じたくないのかしらー…」
雛「蒼星石どうなるのー!?」
薔「………グスッ」
銀「何しんみりしてるの!あなた達が心配しても始まらないのよぉ。
  翠星石と校長に任せましょう。私たちは生徒達に悟れないようにするのよぉ」
真「…わかったのだわ」
金「かしらー」
雛「なのー」
薔「…はい」
雪「了解…」
銀「じゃあいきましょう」
 そうして職員室を後にする一同。
銀(頼むわよぉ、翠星石…。…校長もね)

 外は冷たい雨が降っている。