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わたしのわるいひと 05」(2011/01/22 (土) 03:33:52) の最新版変更点

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<h1>わたしのわるいひと 5話</h1> <br /><br /> 簡単に言うと、寝ようと思ってうとうとしてたらご主人様が乗ってた。<br /> 「何やってんですかご主人様」<br /> 「だ、だって師匠がキセイジジツを作れって」<br /> 「だからどこの誰ですかその師匠ってのは! ぶっとばしてやる!」<br /> いたいけな若者に変なこと教えやがって。<br /><br /><br /> とりあえずご主人様をベッドの上で正座させる。おれはベッドを降りその前に立っている。<br /> 「いいですかご主人様。安易に人のいうことを信じるものじゃありません」<br /> 「はい」<br /> 「特に性的なことに関しては慎重になりなさい」<br /> 「はい。ごめんなさい」<br /> 「わかればよろしい」<br /> おれは手を組んでご主人様を見下ろした。<br /><br /> 「で、ヨーはしたくないの?」<br /><br /> 「……話を聞いていましたかご主人様」<br /> 「え? それとこれとは別でしょう?」<br /> それはそうだが。<br /> 「いいですかご主人様。おれはヒトですよ。いつ死ぬかもわからない最弱生物ですよ。そんな奴とヤりたいっていうんですか」<br /> 「好きだもの」<br /> うん、単純だなああんたは……本当に。<br /> 「ヨーって変なの。私のこと好きって言ったのは嘘だったの?」<br /> 「……嘘ではないです」<br /> ――ただ、拒絶されるのが怖かっただけだ。<br /> みっともない。<br /><br /><br /> 「ん……」<br /> 身をかがめて、まずは唇を奪う。一瞬逃げようとする頭を捕まえてモフモフと撫でた。<br /> ご主人様の口の中をむさぼるようにかき回す。<br /> 向こうの舌がおそるおそる応えてくれる。それに絡ませ吸ってやる。<br /> しばらくして唇を離すと、いやらしい唾液がつーっとつながった。<br /> 「怖くないんですか?」<br /> 「ヨーに怖いことされても、いいもん」<br /> だからそんなこと簡単に言わないでほしい。<br /> しかし異世界に落ちてきて、散々な目に遭って、もう二度と普通に女を好きにはなれないだろうなと思ってたのに。<br /> 気づいたらこうやって人外とキスしてる……おれって一体。<br /> 未来ってのはよくわからんな。<br /> そんなことを考えながら、寝巻きをするする脱がした。<br /> 「ひっ」<br /> ご主人様がびくりと震える。寒いもんな。<br /> 「ちゃんといい子にしててくださいね」<br /> その耳にささやいて、乳首をきゅっとつねった。<br /> 「ひゃ、ひゃん」<br /> ご主人様の胸、わりと小さいけど、無くはない……揉みやすい程度の大きさだな。<br /> 両手を使ってこねてみると、ぴくぴくと小さい耳が動く。面白い。<br /> 北国生まれのせいか肌も白くて綺麗だ。<br /> 「そんなに見ちゃいやだよ……」<br /> 「見ないとできないじゃないですか」<br /> そう嘯いて、その先端に吸い付く。<br /> 「きゃ!」<br /> ちゅーと吸っては離しを繰り返してやると、ご主人様の腹が上下する。<br /> 「んあ、あ、あっあ」<br /> かわいい。<br /> 頭からばりばり食ってしまいたいくらいかわいいなあ。<br /> おれはご主人様の足の間に割り込んだ。<br /> 「ひゃっ! な、なにするの」<br /> 「いいこと」<br /> ご主人様の太ももをさすさすしながら、おれはにこにこ笑った。<br /> 小さな下のお口はすでにちょっと濡れている。<br /><br /> やべえテンション上がってきた。<br /><br /> ご主人様の割れ目をそーっと撫でる。<br /> 「やっ……そんなこと」<br /> 「いい子にしてるって言ったでしょう?」<br /> そう言いながら、割れ目の中へくちゅりと指をもぐりこませた。<br /> 「だめ、だめだよう」<br /> ご主人様のそこはぬるぬるしていて、やわらかくて、触っていて気持ちがいい。<br /> 今すぐ突っ込んでやりたいところだけど、我慢我慢。<br /> ぐちぐちとこすってやると、そのたびにご主人様がいい声で鳴く。<br /> 喘ぎが耳から脳みそを回っておかしくなりそうだ。<br /> 「ああ、あっ……ヨー、何か変だよ」<br /> やっぱりよく知らずにああいうこと言ってたんだな。予想はしてたけど。<br /> 返事をせずにおれはご主人様のぬるつく中に中指を差し入れた。<br /> 「うわっ! そんなとこ指いれちゃ……あああ」<br /> 第三関節まで深く差し入れると、すぐにぎりぎりまで引き抜いた。<br /> 「あっ……あ、きゃあ……んん!」<br /> それだけでご主人様はびくんびくんと体を震わせる。<br /> 「すごく狭いですね」<br /> 「ひゃあ、あん、あああ」<br /> 指をまげて引っかいてみたり、かき混ぜてみたりして、いじくりまわす。<br /> ご主人様は黒い目を潤ませ、息も絶え絶えだ。白い肌が桜色に上気している。<br /> かわいい。<br /> 「や、ヨー、ヨー。何か来ちゃう、来ちゃうよお!」<br /> 「もういっちゃうんですか?」<br /> ご主人様は切なげにおれの頭を掴んだ。おれは上目遣いにそれを見る。<br /> 「大丈夫ですよ。気持ちよくなるだけですからね」<br /> そう答えて指の速度を上げる。聞こえよがしにいやらしい音を立てて煽る。<br /> 「えっ……あっ! ひゃ、ああん。あ、っあ!」<br /> ご主人様はひときわ大きい痙攣をしておれにしがみついた。どくどくっと蜜があふれる。<br /><br /><br /> おれはご主人様が落ち着いたのを見届けると、ベッドに押し倒した。<br /> 「え、こ、こっちでするの」<br /> 「前からのほうがよく見えていいでしょう?」<br /> ひょいとご主人様の足を持ち上げてしっかり開かせると、おれはにやにやと笑った。ご主人様は押し黙る。<br /> すでに準備が整った自分自身をあてがう<br /> 「いきますよ」<br /> ご主人様はこくんとうなずいた。<br /> 「ヨー」<br /> 「何ですか?」<br /> 「手、繋いでて」<br /> 「はい」<br /> 覆いかぶさりご主人様の手を握ると、一気に貫いた。<br /> 「きゃあっ!」<br /> 奥まで押し込むと、とろっと愛液がにじむ。<br /> 「ご主人様?」<br /> ご主人様の様子がおかしいのに気づいておれは尋ねる。<br /> 「どうして泣いてるんですか? 痛いですか」<br /> 「ん……」<br /> 「大丈夫ですか? やめますか?」<br /> 「ちが、う……うれしい、うれしいの」<br /><br /><br /> 血が逆流するんじゃないかというくらい興奮した。<br /> この人を犯したい。<br /> 頭からしっぽまでぐっちゃぐちゃに汚してやりたい。<br /> 「……動きますよ」<br /> 「う、うん……」<br /> おれはゆっくりと腰を使い始める。<br /> 「あ、あ……ああん」<br /> 「大丈夫ですか?」<br /> 「うん…あ、ああっ!」<br /> 少しずつ、ご主人様の声が甘くなっていく。<br /> おれもそれに合わせて、徐々に腰を激しく打ち付ける。<br /> 彼女の中は狭くて、暖かくて、すぐに搾り取られそうだ。杭を打ち込むたびに、とろとろと穴から蜜が流れる。<br /> いくのがもったいないくらい気持ちいい。<br /> 「ひゃあ、あっあ。ヨー、ヨー」<br /> ご主人様が強くおれの手を握ってくる。おれもそれを握り返した。<br /> シーツにいやらしい液が流れて落ちた。ご主人様の目に涙が浮かんだのを、舌で舐め取る。<br /> 荒い吐息が交わって一つになった。<br /> 「ヨー、ヨー、また、また、変になっちゃうよお……」<br /> 「いっちゃうんですか?」<br /> 「うん、いっちゃう、いっちゃうよお」<br /> 「おれも、そろそろ……」<br /> 最後の力を振り絞ってぐちゃぐちゃとご主人様を犯す。ご主人様は口を閉じることができないのか、ほほをよだれがつっと伝った。<br /> 「ああっ……ああ。いくよお」<br /> ご主人様が気をやってしまったのを確かめてから、おれも思いのたけをご主人様の中に放った。<br /> どくどくとご主人様の中を流れて、あまった分があふれ出した。<br /> 「いい子でしたね」<br /> おれはご主人様の頭をモフモフなでた。その手の甲に、ぴりりとした痛みを感じた。<br /><br /><br /><br /> 十数分後、ベッドの脇。<br /> 「ヨー、ごめんね、ごめんね」<br /> 「別にたいした怪我じゃないんでいいですよ」<br /> 手に絆創膏を貼りながら、おれは答えた。<br /> やっぱり体のつくりが違うんだなあ……。ちょっと爪を立てただけで。<br /> ご主人様はしゅんとしている。耳もしっぽもちょっと垂れている。そんなに気にすることないのに。<br /> 「まあ、そこまで言うならまた埋め合わせしてもらいますから」<br /> 「うん、わかった」<br /> 本当にわかっているのか……まあいい。<br /> ヒトの人生は短い。ご主人様をたくさんかわいがってやろう。<br /> もちろん性的な意味で。<br /><br /><br /> ヨーは眠ってしまった。<br /> 星明りに手を透かしてみると、爪に血がこびりついている。<br /> やっぱり私はヨーとは違う存在なんだ。そう思うと悲しくなってくる。<br /> でも、同じ存在だったとしてもきっと悲しい。<br /> なぜなら、私は嘘つきだから。<br /> 本当はこの世に存在すべきでない子どもだから。<br />

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