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水銀燈と体育倉庫」(2006/03/21 (火) 04:46:48) の最新版変更点

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男子には絶大な人気があるが、女子には疎まれている水銀燈。 そんな水銀燈のもとに、ある日の放課後、1人の女子生徒が血相を変えて職員室へ飛びこんできた。 女子A「先生!Bちゃんが!Bちゃんが~!!」 話を聞くと、どうやら学校の七不思議…「4時44分44秒に体育倉庫に入ると、何者かに異次元に連れて行かれる」といううわさを検証すべくBという女子生徒が入ったところ、その姿が忽然と消えてしまったそうである。 他愛も無いうわさと言えばそれまでなのだが、それを本気で信じるものもいた。 水銀燈、その人である。 ましてや、本当に人が消えてしまったとあればなおさら… 水銀燈「…わかったわぁ…。一緒に探しましょぉ…」 …内心、怖くて全然行きたくないのだが、生徒の手前そんなことは言えるはずもなかった…。 水銀燈「…で、4時44分44秒ちょうどに、Bさんが体育倉庫に入ったところ、そのままいなくなっちゃった…と。」 女子A「そうなんです!もう私どうしたらいいのか分からなくて…」 水銀燈「泣かないのぉ…とにかく、探してみないことには始まらないわぁ…。」 そして、問題の体育倉庫の前に立つ二人。 扉が開いたままの、日が落ち中の全く見えない体育倉庫に思わず身構える水銀燈。 おっかなびっくり、女子生徒Bを探しだす水銀燈。 水銀燈「び、Bさーん?早く出てきなさぁーい?」 女子A「せ、先生…一応中に入って確認したほうが…」 水銀燈「わ、わかってるわぁ!今入ろうとしたとこ…」 そういって中に入ろうとした水銀燈の手を、なにかヌメっとしたものが掴んだ。 水銀燈「ぎぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 思わず悲鳴をあげる水銀燈。しばらくの放心状態のあと、目に映ったものは意外なものの姿だった。 女子A「…まさか、ここまで引っかかるとは…」 女子B「先生~、大丈夫ですか~? …ダメっぽいなぁ…石鹸水つけた手で握っただけなのに…」 女子「水銀燈先生が実は怖がりだってのは、本当だったみたいね。さ、いいもの見れたところでそろそろ帰ろうか☆ミ」 水銀燈「………ゆ…許さない…」 女子AB「へ?」 水銀燈「…許さない…私を怒らせたらどんな目にあうか、思い知らせてあげるわぁ…!!」 その日から、学校では女子生徒AとBが水銀燈の授業を「補佐」をするようになった。 あの事件をきっかけに、何か特別な密約を交わされたらしい。 水銀燈「…ご苦労様ぁ♪じゃ、明日は1限と3限と6限の前に、跳び箱セッティングしといてねぇ♪」 女子A「…なんで…」 女子B「…こんなことに…(泣)」 水銀燈「…何か言ったぁ?(ギロリ)」 …こうして、水銀燈にちょっかいを出す女子生徒はいなくなりましたとさ。
男子には絶大な人気があるが、女子には疎まれている水銀燈。 そんな水銀燈のもとに、ある日の放課後、1人の女子生徒が血相を変えて職員室へ飛びこんできた。 女子A「先生!Bちゃんが!Bちゃんが~!!」 話を聞くと、どうやら学校の七不思議…「4時44分44秒に体育倉庫に入ると、何者かに異次元に連れて行かれる」といううわさを検証すべくBという女子生徒が入ったところ、その姿が忽然と消えてしまったそうである。 他愛も無いうわさと言えばそれまでなのだが、それを本気で信じるものもいた。 水銀燈、その人である。 ましてや、本当に人が消えてしまったとあればなおさら… 水銀燈「…わかったわぁ…。一緒に探しましょぉ…」 …内心、怖くて全然行きたくないのだが、生徒の手前そんなことは言えるはずもなかった…。 水銀燈「…で、4時44分44秒ちょうどに、Bさんが体育倉庫に入ったところ、そのままいなくなっちゃった…と。」 女子A「そうなんです!もう私どうしたらいいのか分からなくて…」 水銀燈「泣かないのぉ…とにかく、探してみないことには始まらないわぁ…。」 そして、問題の体育倉庫の前に立つ二人。 扉が開いたままの、日が落ち中の全く見えない体育倉庫に思わず身構える水銀燈。 おっかなびっくり、女子生徒Bを探しだす水銀燈。 水銀燈「び、Bさーん?早く出てきなさぁーい?」 女子A「せ、先生…一応中に入って確認したほうが…」 水銀燈「わ、わかってるわぁ!今入ろうとしたとこ…」 そういって中に入ろうとした水銀燈の手を、なにかヌメっとしたものが掴んだ。 水銀燈「ぎぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 思わず悲鳴をあげる水銀燈。しばらくの放心状態のあと、目に映ったものは意外なものの姿だった。 女子A「…まさか、ここまで引っかかるとは…」 女子B「先生~、大丈夫ですか~? …ダメっぽいなぁ…石鹸水つけた手で握っただけなのに…」 女子「水銀燈先生が実は怖がりだってのは、本当だったみたいね。さ、いいもの見れたところでそろそろ帰ろうか☆ミ」 水銀燈「………ゆ…許さない…」 女子AB「へ?」 水銀燈「…許さない…私を怒らせたらどんな目にあうか、思い知らせてあげるわぁ…!!」 その日から、学校では女子生徒AとBが水銀燈の授業を「補佐」をするようになった。 あの事件をきっかけに、何か特別な密約を交わされたらしい。 水銀燈「…ご苦労様ぁ♪じゃ、明日は1限と3限と6限の前に、跳び箱セッティングしといてねぇ♪」 女子A「…なんで…」 女子B「…こんなことに…(泣)」 水銀燈「…何か言ったぁ?(ギロリ)」 …こうして、水銀燈にちょっかいを出す女子生徒はいなくなりましたとさ。

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