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「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 急いで扉を閉める。あいつが居た。 水銀党S「なんで居るんだよぉぉぉ!!」 扉に背中を付けよりかかった。その場に居た水銀燈たちが彼の方向を見る。 水銀党G「もう来たのか?!」 全員が一斉に長椅子を盾に銃を構える。 水銀党H「早く鍵を閉めろ!立てこもるぞ!」 水銀党Sは急いで鍵を閉めた。聖堂内がシンと静まりかえる。 水銀党G「今のうちに逃げれば・・・」 水銀党F「だめだ!恐らく包囲されてる!」 水銀党S「糞ッ!糞ッ!糞ッ!もう終わりだ!」 水銀党D「大丈夫だ!厚さ5cmの鉄扉だぞ。破れるわけが・・・」 その言葉はすぐに裏切られた。 ガンガンガンガンガンガン 凄まじい音とともに扉に穴が開いていく。Sの頭上を弾丸がものすごいスピードで通り抜けていった。 水銀党S「ひぃっ!」 水銀党D「そんな・・・」 強度を失った鉄扉が倒れる。その破片を踏みながら、オディールが聖堂に入ってきた。 オディール「大口径のゲルリヒ機関砲とタングステン合金で作った20mm徹甲弾だ。次からは劣化ウラン装甲でも用意してくる事ですね。」 そういって巨大な銃を投げ捨て愛銃FA-MASを両手に2丁構える。ただ、そのマガジンは120発入る特別製の巨大な物だった。 外には海兵隊が待機していた。 射撃部Y「なぁ、T。」 射撃部T「なんですか、Y副長?」 射撃部Y「俺はこの部に入って上には上が居る事を思い知ったよ。」 射撃部T「オディール隊長ですか?」 射撃部Y「そうだ。俺はさ、前不登校だったろ?そのときゲーセンに通いつめてたんだよ。     ちょっとした有名人でな、とあるシューティングゲームの記録保持者だったんだよ。     だがその記録が圧倒的なスコアの差で覆された。」 射撃部T「雪華綺晶先生ですね。もうその話聞きましたよ。」 射撃部Y「そうだ。んでこの部に入ったわけだ。でもそれは雪華綺晶先生が特別なんだって自分の中で決め付けてたみたいでな     本当に自分の力量を理解した訳じゃなかった・・・まあ、この部に入ってからでも自惚れてた訳だな。生徒の中じゃ俺が一番だと思ってたわけだよ。     だがまた思い知ったんだよ。上が居る事を。」 射撃部T「へぇ。なんでですか?」 射撃部Y「今に分かるさ・・・」 水銀党L「う、撃て!!」 一斉に手に持った銃を打ち始める水銀党。と、同時にオディールもFA-MASを撃ち始める。 聖堂に爆音が響き渡る。 射撃部Y「見てな。」 次々に落下する薬莢。オディールに向かって大量の弾丸が飛んでくる。 やがて、銃撃も弱まってきた。 水銀党L「そ・・・そんな馬鹿な・・・」 オディールは無傷でそこに立っていた。 射撃部Y「自分に向かってくる弾丸を空中で撃ち落せる奴なんて、あいつくらいしかいないさ・・・」 オディール「反撃の時間ですね・・・全隊!突入開始!」 教会の中に射撃部の部員達がなだれ込んで行く。 その様子を、部室のモニター室で眺める集団が居た。 髑髏のマーク、鍵十字と鷲を組み合わせたマークを付けた帽子、襟には稲妻が2つ並んだような階級章。 顧問の勅命によってのみ動く部隊、そして射撃部内で部長よりも権限が高い部隊・・・親衛隊だ。 親衛隊W「突入が始まったな。」 親衛隊R「中はどうなってるかな?」 親衛隊W「城門を破られた城の中で起こっている事なんて一つだろ?」 親衛隊R「一方的な虐殺か。」 親衛隊Q「オディールに目を付けられるなんて不幸な奴等だ。敬礼でもしておくか。」 親衛隊R「・・・全隊!傾注!!」 ザザザザザザザザザ! 親衛隊R「さようなら、水銀党諸君。」 親衛隊「「「さようなら。」」」 ザザザ! 親衛隊S「さて、こっちも準備を始めますかな?」 親衛隊W「そうだな。」 椅子から腰を持ち上げる。 親衛隊W「決行は明日1400、生徒会選挙だ。明日が楽しみだな。」 親衛隊R「クックック・・・まったくだな。奴らが慌てふためく姿が目に浮かぶ。」 その頃、教会内の水銀党達は海兵隊によって駆逐されていた。 射撃部Y「これで終わりのようです。隊長。」 オディール「よし、先に帰還していろ。」 射撃部Y「了解。よし!引き上げるぞ!」 ぞろぞろと帰ってゆく射撃部達。聖堂の中はオディールだけになった。 オディール「・・・・・・さて、全員帰りましたよ?そろそろ出てきてはいかがですか?」 そのとき、懺悔室から一人の女性が現れた。 めぐ「あんなにいっぱいいては勝ち目はないから・・・」 オディール「そちらにも兵隊さんはいましたよ?」 めぐ「最初からあんな雑魚はあてにしてないよ。さて、1対1で決着をつけようか・・・オディール。」 懐から銃剣を引き抜く。 オディール「さて、ここからが本当の戦争ですよ・・・」 オディールもマガジンを交換する。 めぐ「行くぞ!」 オディール「・・・来い。」 ―TO BE CONTINUED
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 急いで扉を閉める。あいつが居た。 水銀党S「なんで居るんだよぉぉぉ!!」 扉に背中を付けよりかかった。その場に居た水銀燈たちが彼の方向を見る。 水銀党G「もう来たのか?!」 全員が一斉に長椅子を盾に銃を構える。 水銀党H「早く鍵を閉めろ!立てこもるぞ!」 水銀党Sは急いで鍵を閉めた。聖堂内がシンと静まりかえる。 水銀党G「今のうちに逃げれば・・・」 水銀党F「だめだ!恐らく包囲されてる!」 水銀党S「糞ッ!糞ッ!糞ッ!もう終わりだ!」 水銀党D「大丈夫だ!厚さ5cmの鉄扉だぞ。破れるわけが・・・」 その言葉はすぐに裏切られた。 ガンガンガンガンガンガン 凄まじい音とともに扉に穴が開いていく。Sの頭上を弾丸がものすごいスピードで通り抜けていった。 水銀党S「ひぃっ!」 水銀党D「そんな・・・」 強度を失った鉄扉が倒れる。その破片を踏みながら、オディールが聖堂に入ってきた。 オディール「大口径のゲルリヒ機関砲とタングステン合金で作った20mm徹甲弾だ。次からは劣化ウラン装甲でも用意してくる事ですね。」 そういって巨大な銃を投げ捨て愛銃FA-MASを両手に2丁構える。ただ、そのマガジンは120発入る特別製の巨大な物だった。 外には海兵隊が待機していた。 射撃部Y「なぁ、T。」 射撃部T「なんですか、Y副長?」 射撃部Y「俺はこの部に入って上には上が居る事を思い知ったよ。」 射撃部T「オディール隊長ですか?」 射撃部Y「そうだ。俺はさ、前不登校だったろ?そのときゲーセンに通いつめてたんだよ。     ちょっとした有名人でな、とあるシューティングゲームの記録保持者だったんだよ。     だがその記録が圧倒的なスコアの差で覆された。」 射撃部T「雪華綺晶先生ですね。もうその話聞きましたよ。」 射撃部Y「そうだ。んでこの部に入ったわけだ。でもそれは雪華綺晶先生が特別なんだって自分の中で決め付けてたみたいでな     本当に自分の力量を理解した訳じゃなかった・・・まあ、この部に入ってからでも自惚れてた訳だな。生徒の中じゃ俺が一番だと思ってたわけだよ。     だがまた思い知ったんだよ。上が居る事を。」 射撃部T「へぇ。なんでですか?」 射撃部Y「今に分かるさ・・・」 水銀党L「う、撃て!!」 一斉に手に持った銃を打ち始める水銀党。と、同時にオディールもFA-MASを撃ち始める。 聖堂に爆音が響き渡る。 射撃部Y「見てな。」 次々に落下する薬莢。オディールに向かって大量の弾丸が飛んでくる。 やがて、銃撃も弱まってきた。 水銀党L「そ・・・そんな馬鹿な・・・」 オディールは無傷でそこに立っていた。 射撃部Y「自分に向かってくる弾丸を空中で撃ち落せる奴なんて、あいつくらいしかいないさ・・・」 オディール「反撃の時間ですね・・・全隊!突入開始!」 教会の中に射撃部の部員達がなだれ込んで行く。 その様子を、部室のモニター室で眺める集団が居た。 髑髏のマーク、鍵十字と鷲を組み合わせたマークを付けた帽子、襟には稲妻が2つ並んだような階級章。 顧問の勅命によってのみ動く部隊、そして射撃部内で部長よりも権限が高い部隊・・・親衛隊だ。 親衛隊W「突入が始まったな。」 親衛隊R「中はどうなってるかな?」 親衛隊W「城門を破られた城の中で起こっている事なんて一つだろ?」 親衛隊R「一方的な虐殺か。」 親衛隊Q「オディールに目を付けられるなんて不幸な奴等だ。敬礼でもしておくか。」 親衛隊R「・・・全隊!傾注!!」 ザザザザザザザザザ! 親衛隊R「さようなら、水銀党諸君。」 親衛隊「「「さようなら。」」」 ザザザ! 親衛隊S「さて、こっちも準備を始めますかな?」 親衛隊W「そうだな。」 椅子から腰を持ち上げる。 親衛隊W「決行は明日1400、生徒会選挙だ。明日が楽しみだな。」 親衛隊R「クックック・・・まったくだな。奴らが慌てふためく姿が目に浮かぶ。」 その頃、教会内の水銀党達は海兵隊によって駆逐されていた。 射撃部Y「これで終わりのようです。隊長。」 オディール「よし、先に帰還していろ。」 射撃部Y「了解。よし!引き上げるぞ!」 ぞろぞろと帰ってゆく射撃部達。聖堂の中はオディールだけになった。 オディール「・・・・・・さて、全員帰りましたよ?そろそろ出てきてはいかがですか?」 そのとき、懺悔室から一人の女性が現れた。 めぐ「あんなにいっぱいいては勝ち目はないから・・・」 オディール「そちらにも兵隊さんはいましたよ?」 めぐ「最初からあんな雑魚はあてにしてないよ。さて、1対1で決着をつけようか・・・オディール。」 懐から銃剣を引き抜く。 オディール「さて、ここからが本当の戦争ですよ・・・」 オディールもマガジンを交換する。 めぐ「行くぞ!」 オディール「・・・来い。」 [[―TO BE CONTINUED>夜の終わり、朝の始まり]]

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