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球技大会~二回戦第一試合G雪華綺晶vsC雛苺~-卓球-」(2006/03/22 (水) 22:55:35) の最新版変更点

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ローゼン「いよいよ準決勝だー!盛り上がってるかー!?」    「「「うおー!!!!!」」」    準決勝になり全校がヒートアップしている。 ローゼン「準決勝第一試合は雪華綺晶君率いるG組と      雛苺君が率いるC組の対決だ。気になる種目は…これだぁー!」    つ「卓球」    というわけで卓球場に移動する両クラス。    ルールはシングルスを五回戦行い先に3勝したほうの勝利というわけだ。    5人を選ぶ両クラス。   雪「私が大将をやる…あとは………」   雛「じゃあ、キミと…キミと…え~と…」    メンバーも決まり試合が開始される。    先鋒、次鋒と雪華綺晶のクラスが2連勝。   雪「よくやった…勲章物だな」   雛「まずいのー!ヒナの大事なうにゅーあげるからがんばってなのー」    そう生徒につげる雛苺。その苺大福の効果なのかはわからないが    中堅、副将と今度は雛苺クラスが取り逆王手とした。    そして運命の大将戦…   雛「ここまでしてくれた生徒とうにゅーのためにも負けられないのー」   雪「ばらしーの無念はこの私が晴らす…いざ、勝負!」    火花を散らす2人。   審「先に11点取ったほうの勝ちです。サーブは2本ごとに交代します。     準備よろしいですね」    審判が尋ねる。   雪「もちろん…」   雛「ヒナもなのよー」   審「では、試合開始!」    決勝進出を賭けた熱い大将戦が始まった。    最初のサーブは雪華綺晶からだ。   雪「はっ!」    カコン    うまいこと回転をかけている。雛苺のコートで大きく跳ね方を変えた。   雛「えっ!?えっ!?なんであっちに行くのー」    まったく反応できていない雛苺。続く2本目もあっさり決められた。    サーブ権が移って雛苺サーブ。   雛「えいっ!」    やはり何の変哲もない普通のサーブである。   雪「ふふっ、甘いわ!」   雛「あっ!……とっても速くてとれないのー…」    リターンをスマッシュで返された雛苺。2本目もまったく同じパターンだった。    あっという間に4-0になってしまった。余裕の雪華綺晶サイド。    一方の雛苺サイドはバスケはやっぱり奇跡だったのかなと落胆の色を隠せない。    しかし、状況は徐々に変化していく。    再び、サーブ権が移り雪華綺晶がサーブを打つ。    雛苺のコートで跳ね方を変えるピンポン玉。さっきのサーブより跳ね方が鋭い。    これはとれないだろうと誰もが思っていたが、   雛「えいっ!」    コツッ    雛苺のラケットにピンポン玉が当たった。そして、ふらふら~とかえって来る。   雪「まさか!?くっ!」    予想外のことにあわてる雪華綺晶。しかし、すぐに頭を切り替えスマッシュで返す。   雛「あ~ん、速すぎるのー」    そういう雛苺。だが雪華綺晶は驚いていた。    さっきまでは全然反応できていなかったのに    今のはラケットまであと数cmというところだ。   雪(恐ろしい成長スピードだ…早目に決着をつけなくては)    そう考える雪華綺晶。だが雛苺の覚醒は始まっていた。    6-0となって雛苺サーブ。前と同じく普通のサーブだ。   雪(サーブは変わらないようね…速攻で決める!)    またもリターンでスマッシュを打つ雪華綺晶。    雛苺のコートにものすごい勢いで向かっていく。すると、   雛「やぁっ!なのー!」    それを打ち返す雛苺。へろへろ~と返ったピンポン玉はネットに触れて    雪華綺晶側のコートに落ちた。    雪華綺晶のクラスはもとより、雛苺のクラスまで唖然としている。   雛「やった~!返せたのー!」    素直に喜ぶ雛苺。しかし本人は気づいていないだろう。その凄さに…    雪華綺晶のスマッシュは半端ではないスピードで    卓球部でも返せるかどうかというぐらいだ。    それを返した雛苺。まわりが驚くのも無理はない。   雪(くっ!もうそこまで成長したのか…)    動揺する雪華綺晶。そんな雪華綺晶の焦りも知らずにサーブを打つ雛苺。   雛「もういっちょなのー」    雛苺が打ったサーブを再度スマッシュで打ち返す雪華綺晶。    しかし雛苺はまたもそれを返し、今度は雪華綺晶側のテーブルのふちに当たった。   雪(またしてもこんなところに……まさか、狙っているの!?)    そう考える雪華綺晶。だが、それは深読みしすぎである。    雛苺にまだそこまでの技術はない。返したらそこにいったというだけだ。    しかし、その考えがまたも雪華綺晶を危ない方に突き動かした。   雪(聞こえるか……あれを……急げ……)    襟の裏につけてある通信機に向けて何かを話す雪華綺晶。    (了解…)    返事を聞きニヤリとする雪華綺晶。    その後、雪華綺晶の放つサーブやスマッシュはことごとく雛苺に返された。    さらにその全てがネットインやテーブルの角に当たり、    いつの間にか点数は8-6で雛苺がリードしていた。    「雛苺先生ー!このままいけますよー!」    「がんばってー」   雛「まかせるのー。みんなとうにゅーのためにも負けないのー!」    生徒の応援に励まされ気合が入る雛苺。   雛「このまま勝っちゃうのー!雪華綺晶いくよー」    そういってサーブを打とうとする雛苺。    すると卓球台の上に何かがあるのに気付いた。    何かと思ってよく見ると、   雛「わぁー、うにゅーだぁ~」    そう、卓球台の上にあったのは雛苺の大好きな苺大福だ。   雛「雪華綺晶、ちょっと待っててなのー」    そういって苺大福を手に取る雛苺。    彼女は試合中だとかなぜそこに苺大福があったのかなどとは考えない。    とにかく食べる、なぜならそこに苺大福があるから…    雛苺が苺大福を口にしようとした時、1人の生徒が声を上げた。    「雛苺先生!それを食べちゃダメだ!それは…」    雪華綺晶先生の罠だ、と言おうとしたが時すでに遅し。雛苺は苺大福を食べた。    すると、   雛「おいしいのー♪…………あ…あれ……変なの……体が……しびれて……」    雛苺の様子がおかしい。もちろん犯人は…    「総司令官殿、作戦成功しました」   雪「ええ、わかっているわ。上出来ね」    やっぱりこの人だった。つかつかと雛苺に近づく雪華綺晶。   雛「…き…ら…きしょう…これは…ど…ういう…こと…なのー…」   雪「さっきあなたが食べた苺大福には1mgでクジラをも麻痺させる薬が入っていたの。     今日一杯は痺れて動けないわ」   雛「…そ…ん…な………うに…ゅー…が………」    そして雛苺は完全に動けなくなった。    普通なら雪華綺晶は失格とかになるのだが、そんなことにはならなかった。    なぜならここは(ry    というわけで準決勝第一試合は雪華綺晶率いるG組が勝利した。

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