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水銀燈vs不良in清水」(2006/03/11 (土) 22:12:33) の最新版変更点

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水銀燈「あなたたち…後で私の部屋に来なさい。いいわね?」 ある修学旅行の日、そう厳しい口調で女子生徒数名を叱りつける水銀燈。 そう、旅と言うものは人の気持ちをつい大きくしてしまうもの。そしてそれは良くない方向にも…。 きっかけは、女子生徒Aの「水銀燈、ウザくない?」の一言が原因だった。話はどんどん大きくなり、ついには陰湿な嫌がらせへと発展した。 しかし、悪事と言うものはいずれバレるもの。すぐにそれがばれ、先の水銀燈の発言へつながったのだ。 女子A「あー…超気分悪い…。ねぇ、気晴らしにどっか行かない?」 女子B「えっ?水銀燈のとこ行かないの!?後で超怒られそうだよ?」 女子A「大丈夫大丈夫。どうせ向こうは教師なんだから、うちらに手ぇ出せないって♪」 そういうと、女子生徒Aは他の2人を引き連れ、外に遊びに行ってしまった。 女子A「ねぇねぇ、次は清水寺行こうよ!何か、今だけ夜も見れるってさ!」 女子B「ねえ、もう戻ろうよ…流石にやばいって。」 女子C「そうだよ、絶対やばいって!」 女子A「何言ってるの。大丈夫だって♪」 そういい、他の2人を引き連れどんどん奥へ進む女生徒A。そのAに声をかける人物がいた。 男D「ねぇねぇ、もしかして修学旅行か何か?俺らと一緒に遊ばない?」 5~6人はいるであろう柄の悪い男たちが3人を取り囲む。はじめはくだけた様子で話しかけてきた男たちだったが、時間が経つにつれその口調が厳しくなる。 男D「いいから来いっつってんだよ!」 そういい、女子生徒Aの手を引っ張る男。助けを叫ぼうにも、誰も怖がって近寄ろうとしない。 誰かお願い、と祈るような気持ちで辺りを見回すと、1人だけそれを見て笑っている人物がいる。そう、それは紛れもなく、あの水銀燈だった。 女子A「せ、先生!笑ってないで、早く助けて!!」 「あらぁ…?」と意外そうな顔をし、水銀燈は答える。 水銀燈「都合のいい時だけ、先生呼ばわりされても困るのよねぇ…。自分がまいた種でしょお…?自分でどうにかしなさぁい。」 女子A「そ、そんな…!」 水銀燈「それに、私は私でこれからしたい事があるの…。あなたたちも、せいぜいその子達と楽しんでくるといいわぁ…♪」 そういい、立ち去ろうとする水銀燈。 女子A「先生ごめんなさい!!もう、悪いことしませんから許してください!!」 女子BC「私たちもごめんなさい!もうしませんから…!!」 それでもなお、立ち去ろうとする水銀燈。そして、ただ謝り続ける女子生徒たち。 水銀燈「…ちっ、うるさいわねぇ…。今回だけよぉ…。」 そういうと、ぐりんと不良たちのほうに首をまわし、そばにあった土産物屋の木刀を手に取る水銀燈。 男D「な、そんなモンで俺らがビビると思ったら…」 男が発せた言葉はそこまでだった。あとは、一方的な展開だった。 かつて、別の教師である蒼星石も不良を退治したことがあるらしい。しかし、それは自分や生徒たち、そして相手の不良をも守るための行為だった。 しかし、それとは全く正反対の…明らかに過剰防衛だと分かる非情な一撃を、水銀燈は次々と相手にくわえていった。その顔は、心なしか笑っているようにも見える。 いつしか、その場に立つものは水銀燈だけになっていた。男たちはみな、顔や腹を押さえてうずくまっている。 水銀燈「…あなたたち、いつまでそこにつっ立てるのぉ?」 あっけにとられている女子生徒の手を引っ張る水銀燈。 水銀燈「早く逃げないと、面倒なことになるでしょお?それに、あなたたちへのお説教もまだ済んでないしねぇ…」 そういうと、4人は自分たちの泊まっているホテルへと急いで駆け出していった。 その後、その3人の生徒たちはきちんと水銀燈の言うことを聞くようになったという。 完

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