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水銀燈=Mercury Lampe=まーきゅりー=マージョ様」(2006/11/30 (木) 23:56:25) の最新版変更点

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 有栖学園に、謎の怪ロボット現る!!!!  そのコックピットに収まるは、覆面で顔を隠した三人の美女。 ?「ふふふっ、バラッシー、キラッキー、やっておしまいなさぁい!」 ?「……アラホラサッサー……」 ?「……ホイサッサー……」  バラッシーと呼ばれた女性がコントロールパネルを操作すると、怪ロボットは咆哮を上げ、突進を始めた。  キラッキーと呼ばれた女性は、コックピットの中でも、飲食に余念がない。  迎え撃つは、天才少年JUMが開発した自律型犬型ロボット!!!! J「ゆけっ、クンクーン!!」 ク「任せるだクンクン!!」  脚部の車輪をうならせて、怪ロボットとがっぷり四つに組むクンクーン。しかし、呆気なく足払いを食らってしまう。 ク「痛いだクンクンッ」 ?「あららぁ、その程度ぉ?」  鼻で笑う銀髪の美女。 真「どどどどうするのだわっ、このままではクンクーンが負けてしまうのだわっ」 J「ふっふっふ、この僕に抜かりはないっ」  JUMはポケットから愛犬用ガムを模したメカを取り出すと、クンクーンに向かって放り投げた。 J「そーーれっ、クンクーン、メカの素だーーっ!!」  クンクーンは懸命に首を伸ばすと、投げつけられたガムをぱくりと食べた。  力がみなぎる。クンクーンは怪ロボットを跳ね除け、体勢を立て直した。  どこからともなく金糸雀先生率いるブラスバンド部が駆けつけ、ファンファーレを鳴らす。 ク「今週のビックリドッキリメカ、発進!!」  クンクーンは口を大きく開けると、ベロをだらりと伸ばした。  ベロの上を行進して、小型ロボットの軍団が登場する。 小型ロボ「シンクッ、シンクッ、シンクッ、シンクッ……」 真「まあ、何て優雅で可愛らしいおチビちゃんたちなのかしら……」 J「…………」  うっとりと頬を染めて、行進に見入る真紅先生。軍団のロボットは、彼女をモチーフに作られていた。 ?「ななな何なのよぉ、このブサイクな群れは……」  小型ロボットの軍団が、怪ロボットの装甲にわらわらと取りつく。  振り払っても振り払ってもしつこくまとわりつき、やがて怪ロボットの表面を隈なく覆い尽くしてしまう。  一瞬の静寂。  真紅型ロボはいっせいにブラウスの前をはだけ、その胸を怪ロボットに擦りつけ始めた。  気温が唐突に三度くらい下がった気がする。しかしJUMは、ロボット軍団の活躍に夢中で、気づくのが遅れた。 真「JUM…………あれは一体何をしているのだわ?」 J「何って、洗濯板で怪ロボットの装甲を削り取っうぼごわっ!?」  怪ロボットが爆発した。校庭に、ドクロ型のキノコ雲が上がった。 ?「いやぁ~~んっ、憶えてらっしゃあいっ」  服をぼろぼろにされ、際どい格好になった覆面美女たち。  集まってきた生徒たちにひゅーひゅーとはやされながら、三人乗りの自転車を漕いで、夕日の彼方へと去っていく。  かくして、有栖学園の平和は守られた。  しかし、JUMも重傷を負って、病院へと担ぎ込まれた。  謎の美女たちが、有栖学園の支配をあきらめたとは思えない。  挫けるなJUM! 不死鳥の如くよみがえれJUM! 生徒たちの明日は、キミの双肩にかかっているのだ!!  僕らは、キミの帰りを待っている!!!!
  有栖学園に、謎の怪ロボット現る!!!!   そのコックピットに収まるは、覆面で顔を隠した三人の美女。 ?「ふふふっ、バラッシー、キラッキー、やっておしまいなさぁい!」 ?「……アラホラサッサー……」 ?「……ホイサッサー……」   バラッシーと呼ばれた女性がコントロールパネルを操作すると、怪ロボットは咆哮を上げ、突進を始めた。   キラッキーと呼ばれた女性は、コックピットの中でも、飲食に余念がない。   迎え撃つは、天才少年JUMが開発した自律型犬型ロボット!!!! J「ゆけっ、クンクーン!!」 ク「任せるだクンクン!!」   脚部の車輪をうならせて、怪ロボットとがっぷり四つに組むクンクーン。しかし、呆気なく足払いを食らってしまう。 ク「痛いだクンクンッ」 ?「あららぁ、その程度ぉ?」   鼻で笑う銀髪の美女。 真「どどどどうするのだわっ、このままではクンクーンが負けてしまうのだわっ」 J「ふっふっふ、この僕に抜かりはないっ」   JUMはポケットから愛犬用ガムを模したメカを取り出すと、クンクーンに向かって放り投げた。 J「そーーれっ、クンクーン、メカの素だーーっ!!」   クンクーンは懸命に首を伸ばすと、投げつけられたガムをぱくりと食べた。   力がみなぎる。クンクーンは怪ロボットを跳ね除け、体勢を立て直した。   どこからともなく金糸雀先生率いるブラスバンド部が駆けつけ、ファンファーレを鳴らす。 ク「今週のビックリドッキリメカ、発進!!」   クンクーンは口を大きく開けると、ベロをだらりと伸ばした。   ベロの上を行進して、小型ロボットの軍団が登場する。 小型ロボ「シンクッ、シンクッ、シンクッ、シンクッ……」 真「まあ、何て優雅で可愛らしいおチビちゃんたちなのかしら……」 J「…………」   うっとりと頬を染めて、行進に見入る真紅先生。軍団のロボットは、彼女をモチーフに作られていた。 ?「ななな何なのよぉ、このブサイクな群れは……」   小型ロボットの軍団が、怪ロボットの装甲にわらわらと取りつく。   振り払っても振り払ってもしつこくまとわりつき、やがて怪ロボットの表面を隈なく覆い尽くしてしまう。   一瞬の静寂。   真紅型ロボはいっせいにブラウスの前をはだけ、その胸を怪ロボットに擦りつけ始めた。   気温が唐突に三度くらい下がった気がする。しかしJUMは、ロボット軍団の活躍に夢中で、気づくのが遅れた。 真「JUM…………あれは一体何をしているのだわ?」 J「何って、洗濯板で怪ロボットの装甲を削り取っうぼごわっ!?」   怪ロボットが爆発した。校庭に、ドクロ型のキノコ雲が上がった。 ?「いやぁ~~んっ、憶えてらっしゃあいっ」   服をぼろぼろにされ、際どい格好になった覆面美女たち。   集まってきた生徒たちにひゅーひゅーとはやされながら、三人乗りの自転車を漕いで、夕日の彼方へと去っていく。   かくして、有栖学園の平和は守られた。   しかし、JUMも重傷を負って、病院へと担ぎ込まれた。   謎の美女たちが、有栖学園の支配をあきらめたとは思えない。   挫けるなJUM! 不死鳥の如くよみがえれJUM! 生徒たちの明日は、キミの双肩にかかっているのだ!!   僕らは、キミの帰りを待っている!!!!

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