猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

要望に応えてみた

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匿名ユーザー

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「はぁ、ったくツイてねぇ」

そう愚痴るオスヒトがいる。
彼のいる現在位置は、石のレンガで造られ華美な装飾を施された
所謂、城の一室だった。
彼――もとい、柑乃 十(かんのみつる)はつい先ほどまで
几帳面さが垣間見える部屋で、いざ社畜の極みへ。
と、向かっていた所だったが、自宅の玄関を開けると何故かここにいた。という訳である

「……誰かいねぇのか?」

そう、ぼやきながら、探索を始めるミツル。
しかし、そこは城の一室で、かつ埃一つ無い部屋は、誰かが来る事は確実なわけで。
扉が開かれる、勢いよくミツルの方向へと。
しかし、反射神経には自身のあった彼は――避けられなかった。
非常に速度に乗り、丁度、飛び退こうとした状態でヒット。
ギャグの様に吹っ飛んだ

「おぶっ――ぐがっ……グフッ」
「ん? 誰か居たの?」

扉を開けた本人は、何ともケロッとした表情で呟く。

「っ痛てて……誰だよこんな馬鹿力は――えっ!?」
「あ、ヒトだ! ……あれぇ? でも誕生日じゃないし?」

彼が驚いたのは、まず耳だ。
本来、目の横線上にあるそれは頭の上に。
次は尻尾、通常ではありえないそれは嬉しそうに揺れているのだ。
極め付けは体格、しっかりと整っている顔、ミツルよりも20cmほど低い身長。
余談だが、彼はロリ系+ケモミミ系、が大好物である。大好物である。

「おぉ、ケモミミ! ……えぇと、お前は?」
「ん、私ですか? ……ヘイリー・クロノ・エリーゼです。皆は、ヘリーって呼びますよ!」

ピコピコと耳が動き、尾がポムポムと動かされる。
堪らなかった、嗜好(至高)の極みだった。
既に、元の世界などどうでもよくなったミツルは、質問をする。

「ヘリー……お前、今何歳だ? それと、種族は?」
「歳は、121だよ。種族は狼!」
「うおぉぉぉぉっぉおぉぉぉ!」
「へっ!? 何ですか!?」

まだ勝ってはいないが、勝ち鬨を上げるミツルだ。
しかし、ふと気が付く。『ここって異世界じゃね?』 と。
なので、質問を再開する。

「……っと悪ぃわりぃ。ヘリー、お前の親の所に連れてってくれないか?」
「良いですよ!」



場面は変わり、更に絢爛な一室。
明らかに『俺。場違いじゃねぇか?』と肌に威圧を感じているミツルだ。
ヘリーは「お父様たちを呼んできますね!」と言って部屋を出て行ったキリだ。
そんなこんなで数分間、部屋の扉が開かれる。

「……おっ、お出ましか」
「ミーツールー!」

ヘリーが、弾丸の如く突っ込んでくる。
受け止めない事は選択肢に無く、身体を以って、受け止めるのだった。
話しは逸れるが、ミツルは身長186cm程である。
体格も並の同年代より五歩くらい上を行く。

「アガヘグッ!?……み、未練は、無い……グフッ」
「あらあら、ヘリー? もう少しお淑やかに為さいな」
「でもね? 野良ヒトだよっ! 見つけた私が所有者でしょ?」

元気よく、それは元気よくヘリーが言った。
ヘリーに指摘をした、母親らしき人物が口を開く。

「ミツルさん?」
「はい? 何でしょうか?」
「端的に説明しますと、ここは異世界で、もう二度と帰ることは出来ません」
「そんなのは、どうでもいいです……元の世界でも、適当に過ごしてましたから」

キリッ、と音が鳴りそうなきっぱり様である。
それに呆れたかの様に、また、賞賛する様に母親が続ける。

「混乱しないんですね……」
「失礼ですが、彼方は?」
「おっと、これは失礼しました。私はヘリーの母で、ウェダム・クロノ・エリーゼです」
「丁寧にどうも……それと、動作等は気を付けた方がいいですか?」
「客人が来る時のみで構いませんよ……あぁ、それと彼方に人権はありませんので」
「先程、所有者と聞こえたので大丈夫です」
「説明も終わりましたので……私は、これで」

もう既に癖になった上司に対する――この場合、主人に対する礼を行い
身体を持ち上げるのと同時に、ヘリーが服の端を引っ張った。

「お話終わったー?」
「あぁ、終わったぞ?」
「ふふふー、それじゃ私の部屋行こっ!」
「……嫌な予感がする。それも、好ましい方向にだ、しかし何だ? 生命の危機がする」

あながち、間違ってはいない。



場所は変わり、またもヘリーの部屋。

「ミツル?」
「何だ? ……おい待て、何故、脱ぎ出す?」
「何故って、主人と奴隷が居るんだったら、する事は一つでしょ?」
「えっ……つまりそれは、性奴隷と?」
「あれ、そうだってお母様言ってたけどなぁ」

ミツルは、幸福により咆えたくなる自身をいなし。
平常を保っている気になっている。

「元の世界だと、奴隷っても結構、意味が違うんだよ」
「へぇー、じゃぁ単に奴隷って言ったら?」
「労働物って事だ」
「なるほどね……それじゃ彼方は、性奴隷 兼 奴隷ってことだねっ!」
「ほぉ、お前の身の世話って事か」
「そう言う事!」

現在の状況は、ミツルがヘリーのベッドに腰掛け
ヘリー自身は薄着である、増しては、男女が部屋の中。
片や、性癖ど真ん中を行く少女が目の前に居り。
片や、意外にも容姿端麗の寂れ、草臥れたおっさんが目の前に居る。
蛇足だが、ヘリーは意外におっちゃん大スキーなのだ。
更に閑話だが、ミツルは31歳で、ヒト換算したヘリーよりも年上である(ヘリーは20歳位)。

閑話休題。

「んじゃ、気にしなくて良いんだな?」
「うんうん、大丈夫」

さて、いつの間にか薄着のまま、ミツルの足に座っているヘリーである。
ミツルは、ヘリーの耳を目標と置き、愛撫を開始する。

「うっほ、柔らけぇ」
「んっ……」
「大丈夫か? 言ってくれねぇと、こっちは分からんからな」
「ふぁっ……大丈夫だよ、んっ」
「可愛いな、やべぇ、可愛いな!」

とは言っても、ミツルは実の所バツ3である。
元の世界に限っては、女運が皆無だったのだ。
最初は、普通に恋愛をして、普通にほとぼりが醒めた。
二回目は、酒、ヤク、男に依存していた猫かぶりの巧い屑だった。
三回目は、なんと、逆ストーカーである。
その上ヤンデレで、一時ミツルが鬱になったほどだ。
病に漬け込まれ、婚姻届に印を押してしまったのだった。
しかし、それは“元の世界に限って”だ。
(作者権限で断言する、え? メタいって? こまけぇこたぁいぃんだよ!)

閑話休題。

そんなこんなで、彼の腕の中で弱い快楽に蕩ける少女が居る。
元の世界では、味わえない幸福だ。

「はぁ、はぁ……もっと、イイのしようよぉ」
「ん、分かった」

ゆっくりとレースの下着を脱がす。
ヘリーは、じれったいのか、身をくねらせ不満の声で唸る。

「うぅ……いじわるぅ」
「弄りたくなるんだよ……お前が可愛いからな」
「んぅ……ずるいなぁ」

脱がした所で、ふと気付いた物があった。刺青である。
赤、青、緑、黄、そして、黒で整った幾何学を示す魔法陣らしき物があった。
しかし、人生経験が異常に濃密な彼は、それを無視して事を進める。

「さぁ、どうする?」
「えぇ、言わなきゃ……だめ?」
「ダメだなぁ?」

ヤワヤワと尾を刺激する、微弱ながらも、背骨に更には脳に直結するそこを触れられると
何ともいえない快感がヘリーに突き抜ける。

「んんぅ! ……っは、きゅう……入れてよぉ」
「まだ、慣らして無いだろ?」
「大丈夫だよ? ほら、もうグショグショだもん」

ヘリーの言うとおり、秘部を隠す布は既に意味を為さず
愛液により透けていた。

「すげぇ淫猥な物はいてんのな」
「だって、普通の下着は擦れて痛いんだもん」
「そうかそうか。まぁ、でも万が一、ってのがあるだろ?」
「ん、分かった」

ミツルは、サイドで縛り落ちない様にするそれを、解き秘部を露にする。
そこにガラス細工を触れるかの様に触った。
それだけで、大きな波がヘリーを襲う。

「うあぁっ! ダメぇ……それダメぇ!?」
「普通に触ってるだけだぞ?」
「でも……っくぅ! だめ、何でぇ!?」
「可愛い奴め。分かった、入れてやろう」

スーツの上着とワイシャツを脱ぎ、ジッパーを下ろす。
逸物がその顔を見せた。
ヘリーの秘部にそれを這わせ反応を見る。

「あぁっ! ソレ、ソレが欲しいのぉ!」
「わぁった、わぁった……入れるぞ」
「んっ、あ……おっきい、太いぃ!」

ズルズルと柔らかな壁を押し開きながら進入する。
狭いが、モノに沿って形を変える秘部は至上の快楽をミツルに与える。

「うおっ、すげぇやわけぇな」
「もっと、もっと奥にっ……ズンってしてぇ!」
「焦るなって、ゆっくり楽しむのも乙だぞ?」
「やだぁ! 辛いのっ、辛いのぉ!」
「あーったく、何でこんなに可愛いかねぇ?」

要望に答え、体勢を変える。
正常位の形に整えると、身体の強張りが緩んだ瞬間を見て、ミツルは突き入れた。

「―――っ!? あっ、んあぁぁぁ!? ―――っ! いぁ」
「……おぉ、すげ締め付け。イキ顔もイイねぇ」
「はふっ、はふっ……うっ、ふぁ……凄い、フワッてなった」
「初めてか?」

ミツルがそう聞くと、ヘリーは首を横に振る。

「でも……今くらいのは、初めて、だよ」
「そうかそうか。んじゃ、続けるな?」
「…………うん」

ゆっくりと、輸送を開始する。
ヘリーを味わう様にゆっくりと、ネットリと。

「んぁ、おっきいよぉ……」
「いや、でもこれ全部、入ってるんだぞ?」
「そう、んぁ……なの? でも、ふぁ……気持ち好いから、いいの」
「結構、余裕出てきたか」

コクリと首を縦に動かすヘリー。
了解の意として受け取り、輸送を速めていく。
実の所、ミツルは後が無い、乱暴とも言えるが優しい刺激をヘリーに与える。
その際、子宮口へと先端があたる。

「んぁ、ふぁ……おく、ダメぇ」
「分かった、奥だな」
「嫌ぁ、ダメぇ!」

そこからは、もう止まらない。
双方、欲望に身を任せ、獣に戻ったかのように快楽を貪る。
そして、押し込んでいた物が弾ける。

「あっ……んん――――――っ!」
「うぐっ……っあ!」

最奥で、ミツルは吐き出す。
今まででは信じられないほどの量だった。
最大の波を超え、ヒクヒクと身体を痙攣させるヘリーを腕に抱く。

「んっ……気持ち良かった」
「そりゃどうも、俺も良かったよ」
「はぁ、はぁ……何か、ピッタシって気がする」
「……そうかも知れねぇな」
「まぁ、これからよろしくね?」
「あぁ、よろしく頼む」

二人は、濃厚にキスを交えた。

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