猫耳少女と召使の物語@wiki保管庫(戎)

紅衣の乙女達

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だれでも歓迎! 編集

紅衣の乙女達

 
 
ある良く晴れた日のことでした。
右手に草原、左手に森を望む街道をニャンパラリとトッテンパラリが歩いていました。
「平和だにゃー」
「平和ですねー」
「反乱でも起らねーかにゃー」
「いきなり不穏当にもほどがあるッ!!つーかなんですか。たちの悪いジョークですか」
「にゃー。最近こー刺激が足りにゃーから、ここらでひとつ反乱鎮圧でもして
 ぽりっと功徳を大量ゲットしたいのにゃ」
「退屈の反動にしてはカオスが過ぎる願望ですよ、それ。大体平和だとしても功徳は
 積めるでしょうに」
「オール・オア・ナッシングがにゃーの人生哲学にゃ」
「仮にも聖職者の言葉ですか!!……あれ?」
「にゃ?」
トッテンパラリにつられてニャンパラリも道の先に目を向けました。
「助けてー!」
道の先から一人の農夫のような格好をした女のネコが走ってきました。
彼女はその後ろからやってくる山賊のネコ達に追われているようでした。
山賊のネコ達はいずれも女性で、鋲打ち革鎧に斧やとげ付き棍棒で武装し、
髪の毛を逆立たせて「ヒャッハー」とか叫びながら追いかけていました。
「ど、どこの世紀末からきたんだろう、あの人達……」
「んなこたどうでもいいにゃー!これぞにゃーの待っていた展開。
 神様、今こそご照覧あれにゃー!!」
猛ダッシュで突っ込んでいったニャンパラリは山賊達に向けて必殺技を繰り出します。
「大回転真空竜巻十文字音速火炎真っ向唐竹突きぃぃぃぃい!!」
「うわー!もうだめだー!」
突進の勢いを込めたその必殺技は一撃で山賊達を吹き飛ばしてしまいました。
「ふっ他愛もにゃい……」
そう言って槍を納めるニャンパラリに追われていた女性がおずおずと声をかけました。
「危ないところを助けていただきありがとうございました。……ところで一つ伺っても
 よろしいでしょうか?」
「にゃーの名前はニャンパラリにゃ。お礼なら物理的なものから金銭的なものまで大歓迎にゃ」
「いえ、そうではなくて、先ほどならず者を吹っ飛ばした技がどんな技なのか
 間近で見ても技名聞いてもさっぱりわからなかったのですが」
「秘伝なので秘密にゃ」
「そうですか」
「納得するんだ!?それはそれとして、なぜあんな奴らに追われていたんです?」
ニャンパラリに追いついたトッテンパラリが女の人に質問しました。
女の人は少し迷っていましたが、二人の身につけている聖印を見て信用することにしました。
「彼女たちは、私の持っている種籾を狙っていたのです」
「うーむ。王道の展開にゃ」
何の疑問も抱かないニャンパラリとは違い、トッテンパラリは小首をかしげました。
「それはあれですか?あなたが種籾を持って帰らないと村の人々が飢えて死ぬとか
 そういう話ですか?でもここら辺がそんな凶作にみまわれたなんて初耳ですが……」
「いえ、我が猫田アグリコーポレーションが研究の結果生み出した新品種を、市場に出回る
 前に奪ってしまおうとしているのでしょう。奴らはおそらくライバル会社ドラネコ農産の
 放った非合法工作員です」
「き、企業戦争?」
「あ、あんなかっこした企業エージェントがいるわけにゃー!!」
「巧妙な偽装工作です」
「にゃるほど」
「納得するんだ!?」
「納得していただけたところでお願いがございます。この種籾を支社に届けるまで私と種籾を
 護衛していただけないでしょうか?」
突然の申し出に、二人は微妙な顔をします。困っている人を救うのならば巡礼騎士として
当然の行いですが、企業間戦争に首を突っ込むのは全く別の話です。
ですからトッテンパラリはやんわりと断ることにしました。
「いや~、ネコネコ教団の巡礼騎士としましてはあまり俗事の争いに首を突っ込むわけには……」
「成功報酬で500セパタ。経費は別払い」
「引き受けたにゃ」
「ニャンパラリ様ぁ!?」
 
日もとっぷりと暮れた頃、三人は街道脇の草原を軽く草刈りしてキャンプを張っていました。
「それにしてもエージェントなんか派遣されるなんて、その種籾にそんな価値があるのかにゃ?」
「ええ、この種は魔法を使って作った新種ですから」
そういって女の人は小袋から少し手に取りだして見せました。
その種籾は真っ赤な色をしていて、一見して魔法の品だと判る物でした。
「この品種は、寒冷な土地でも育つ陸稲で、今までの品種に比べ2倍近い収穫を見込めます。
 ただ、魔法の品種なだけあって、少し特殊な栽培法が必要ですが」
「特殊な栽培法ですか?」
「ええ、満月の夜が来るごとに『みのもんたの逆襲』を歌ってあげないと上手く育たないんです」
「……何故?」「……にゃぜ?」
ほぼ同時に放たれた二人の疑問に、女の人も小首をかしげます。
「さあ?原理はよくわかってません。ともあれ、これをル・ガルに売り込めば食料難も大幅改善!
 我が社もローヤリティでうっはうは!近い将来にはル・ガルのみならず大陸全土で満月の夜に
 『みのもんたの逆襲』が合唱される姿が一般的になるでしょう!」
「いやな未来だにゃ」
「一種のディストピアですよね」
「そんなっ。お二人はとんねるずがお嫌いなんですか?」
「いや、好きとか嫌いとかそういう次元じゃ……」
トッテンパラリが言い終わる前に、焚き火に何かが投げ込まれました。
それは、ぱぅんと小さく弾けて白い煙をあたりに振りまきました。
「にゃにゃっ!煙幕かにゃ……?にゃぁ……」
「あぁん、身体から力が……」
「あっ。こ、これはマタタビの…あうぅん…」
立ちこめる煙を吸ったニャンパラリの声がとろけ、女の人の膝が震え、トッテンパラリは
切なげに身を震わせて熱を帯びた吐息をこぼしながらくなくなとくずおれていきました。
三人がマタタビガスで無力化したのを見て、森から山賊達が現われました。
口元を布で覆い、ややくもぐった声で勝ち誇ります。
「ふっふっふ、多少腕っ節が強くてもこうなっちゃざまあないねえ」
片目にアイパッチをした親分が種の袋を奪い取り、手下達が手際よく三人を縛り上げていきます。
「くっ、こんにゃ手に引っかかるにゃんて……」
「ああっ、やめて!私縛られるの弱いの!」
「そ、そんな縛り方しちゃだめですー!んああっ!」
抵抗(?)もむなしく三人はあっという間に縛り上げられてしまいました。
その様子に満足した親分は小柄なトッテンパラリを肩に担いで部下に号令をかけました。
「それじゃあ、さっさと引き上げるよ!」
『あらほらさっさー!』
「え、ちょ、なんでぇー!?」
「にゃ、にゃー!トッテンパラリまで盗っていくにゃーっ!!」
ニャンパラリの叫びを無視して山賊達は森の中へ姿を消していきました。
大切な従者が攫われた屈辱にニャンパラリは身体を震わせます。
「にゃーっ!くそー!このこのっ!ふぬぬぬぬ!」
怒りにまかせて縄を引きちぎろうとしますがその程度ではびくともしません。
引きちぎるのは諦めて何か切るものは無いかと周囲を探し始めると、唐突に同じように縛られていた
はずの女の人の縄がぱらりとはずれました。
「にゃ?一体どうやって……」
「拘束する前には身体検査を。プロの教科書には必ず載っていることですわ……」
そう言う女の人の手にはカミソリがありました。
野良着の袖に仕込んでおいたカミソリで縄を切ったのでした。
「にゃー、とにかく動けるんならにゃんでもいいにゃ。早くにゃーの縄を……にゃにしてるにゃ?」
女の人は縄から抜けた後、自分の服を畳みながらも手早く脱いで全裸になり、改めて縄で自分の
身体を縛っていきます。あれよあれよと言う間に、彼女は自分を亀甲縛りにしてしまいました。
「はああああんっ、気持ちいい!」
「ぎ、ぎにゃーっ!?」
「私、縛られるとスイッチ入っちゃうんです。だから、もう、我慢できませーん!!」
「にゃーっ!寄るにゃ来るにゃっ!!この変態!!にゃーにその気はにゃー!!」
「でもあなただってマタタビで欲しくなってるんでしょう?ほら……」
女の人がニャンパラリのズボンを強引にはぎ取ると、すでに下着はぐっしょりと濡れていました。
口ではなんといとうと身体は正直です。
首を振り立てて逃れようとするニャンパラリですが、女の人はそれを許しませんでした。
力ずくで脚を開かせ、前戯も無しに自分の股間を押しつけます。
「ひ、ひぐっ!」
「はぁあん」
そのまま女の人は自分とニャンパラリのおまんこ同士を擦り始めました。
女の人の縄はおまんこの所に結び目が作ってあり、
擦れるたびに二人の濡れそぼったおまんこをごりごり蹂躙しました。
「はにゃあん!こんにゃの、こんにゃの変になっちゃうにゃーっ!」
「なりましょう。ねえ、二人でステキな所まで飛んでいきましょう」
「れ、レズでいっちゃうなんて嫌だにゃあー!」
そんなニャンパラリの悲鳴も女の人のうわずった声も、夜の闇は吸い込んでいきました。
 
一方その頃、トッテンパラリを攫った山賊達のアジトでは大変なことになっていました。
「んあっ、も、もうやめてください……はぁあんっ!」
「うふふ、良い声で啼くじゃあないか……」
「へっへっへ、そんなにニーソ足コキは気持ちいいでやんすか?」
「何言ってやがるんだぜ。おれっちのルーズ足コキでよがってるんだぜ?」
「ははーん、あちきのストッキング足コキには敵わないでげす」
山賊達に捕まったトッテンパラリは、全裸に剥かれた後もう一度縛られ足コキされていました。
生足、ストッキング、ニーソックス、ルーズソックス、足袋、網タイツ、など色々な足が
根本を縛られて出したくても出せないおちんちんを擦り上げます。
マタタビのせいで全身がビ☆ン☆カ☆ン☆になってしまったトッテンパラリに
集団足コキがほとんど暴力のように襲いかかりました。
おちんちんの根本から先まで擦られるだけでなく、たまたまや乳首、果てはネコミミや
お口の中にまで足が伸びて、トッテンパラリをこすこすといぢめます。
蒸れた足でもみくちゃにされる屈辱感や、ときおり見える山賊達のスカートの中のせいで
トッテンパラリのおちんちんはビキビキに固くなっていましたが、
細い一本の紐で縛られていてどぴゅどぴゅできません。
「うっわぁ……紫色になっているでやんすよ」
「しかも血管がゴリゴリ浮いてて、グロくなっているんだぜ……」
「あ、あちき、もう我慢できないでげすーっ!」
興奮した山賊の一人がトッテンパラリの腰を跨ぎました。
そのままパンツをずらしておちんちんを飲み込もうとします。
しかし、そのトッテンパラリの貞操の危機に救いの手がさしのべられました。
突如親分が手下を蹴り飛ばしたのです。
「なにやってんだ!!あたしが先にきまってんだろ!!」
救いの手ですら魔の手でした。
手下と入れ替わるように親分がトッテンパラリを跨ぎ、そのまま下のお口で食べてしまいます。
「はうっ……ひさしぶりだと効くねぇ」
布でかなりの部分を防いでいたとはいえ、マタタビの薬効は女体をしっかりと侵していました。
すでに膝まで濡らしていた熱いお汁がなかから押し出され、トッテンパラリの下腹を濡らします。
くわえこんだだけで軽くイッテしまった親分ですが、トッテンパラリのほうもたまりません。
まるで熱いクリームシチューの中につっこんだような感覚におちんちんをつつみこまれた
トッテンパラリもたまらずイッテしまったのです。
ですが、ここでもまた一本の紐がトッテンパラリを快楽の檻から解放してくれません。
「ああー、親分ずるいでやんすぅ」
「オレもちんこが欲しいんだぜ……」
「はふぅ。ねえ、あちきの舐めて欲しいでげすぅ」
感極まった手下の一人がトッテンパラリの頭を跨ぎ、おまんこを顔に押しつけました。
それを見た他の手下も、われもわれもとトッテンパラリの手と言わず足と言わず至る所に
おまんこを押しつけて擦り始めました。
「んんーっ!んんーっ!」
もうこうなったら誰にも止められません。トッテンパラリを押し包むおまんこ地獄は
入れ替わり立ち替わり全身に女の匂いをこすりつけ、潮を吹き付け、はたまた女同士で絡み合い始め、
もうお汁でトッテンパラリを溺死させんとばかりの勢いで荒れ狂いました。
そんな中でもトッテンパラリは射精を許されません。ただ一人イキっぱなしになりながらも
拘束感と快感と屈辱感にさいなまれ続けるのです。
そうして100回近い絶頂をトッテンパラリが極めようとした瞬間、ニャンパラリの声が響きました。
「大回転真空竜巻十文字音速火炎真っ向唐竹ストラッシュクロスパニッシャーエンジェル
 スクリュースーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルエターナルフォースブリザード
 ダークフレイムオブディッセンバーカブトムシスプラッシュマウンテン突きぃぃぃぃい!!」
 
 ちゅどーん
 
『うわーもうだめだー』
大爆発とともに山賊が吹っ飛ぶと、其処には縛られたトッテンパラリと、何故か下半身すっぽんぽんで
槍を構えたニャンパラリが立っていました。
「ニャンパラリ様!助けて下さった……んですよね?」
途中でトッテンパラリが自信を無くしたのは、ニャンパラリの目が先ほどの山賊達と
同じ目をしていたからでした。
「うにゃーっ!」
ニャンパラリが槍を一閃すると、おちんちんには傷を付けず根本を縛る紐だけ斬り飛ばされました。
間髪入れず、ニャンパラリがトッテンパラリにまたがります。
「うにゃあああああん!女に、女にされちゃったにゃあーっ!!なぐさめてにゃーっ!!」
そのままずぶっとおちんちんを飲み込むと、これでもかと力一杯締め付けます。
「うわあっ!でるでるっでちゃいますう!」
どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ
いままで限界以上に溜めて溜めて溜め込んだトッテンパラリの精液がニャンパラリのなかに
ぶちまけられます。中に収まりきらず逆噴射していますが、それでも射精は止まりません。
「だしてにゃーっ!だしてにゃーっ!もっともっとだしてにゃーっあああ!」
射精されながら、イキッ放しになりながら、おしっこまで漏らしながら、
ニャンパラリの腰は止まりません。
激しく上下運動してトッテンパラリの精液を全て吸い尽くそうと必死でした。
そしてトッテンパラリもいままで我慢してきたものをはき出すのに必死でした。
こうして、夜は更けて、朝になっていくのでした。
 
「ああ、太陽が黄色いにゃ……」
「僕もです……」
マジで足腰立たなくなるまでやり尽くした二人の前に、女の人がやってきました。
「ありがとうございました。あなた方のおかげで、無事種籾を取り返すことができました。
 ドラ猫農産の奴らも、あそこまで手ひどくやられればしばらく手出しはしてこないでしょう」
「それはよかった(にゃ)(ですね)」
息も絶え絶えで、正直種籾のことなど忘れていた二人でしたが、女の人は一人でテンション高く
語り続けます。
「これでようやく我らが猫田アグリコーポレーションの新米が普及し、みのもんたの逆襲が大流行し
 ル・ガルの田園が紅く染まる日も目前です。お二人とも、ありがとうございましたー!!」
そういって、後金の話にはおくびにも触れず、女の人は走り去ってしまいました。
きっとこの種籾が大陸中に広がれば、紅の衣を纏ったお米が人々の胃を満たすのでしょう。
そんな日を夢見て、今日も猫田アグリコーポレーションは研究を続けるのでした。
 
紅衣のお米達、完。
 
 
 
 
 

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