注:同好会の定義は適当です。
同好会……それは、顧問の先生が居ない……
もしくは、部と呼ぶには所属している部員が足りない
部とも言えぬ……そう……文字通り同好会である。
有栖学園には、多くの部が存在する。
故に、多くの同好会も存在するのである!(多分!)
それは兎も角! ここに一つの同好会が存在する!
そう! 手芸同好会!
顧問は居ない! 部員も一人! でも何故か部費は出る!
そう! この手芸同好会唯一の部員の名は!
もしくは、部と呼ぶには所属している部員が足りない
部とも言えぬ……そう……文字通り同好会である。
有栖学園には、多くの部が存在する。
故に、多くの同好会も存在するのである!(多分!)
それは兎も角! ここに一つの同好会が存在する!
そう! 手芸同好会!
顧問は居ない! 部員も一人! でも何故か部費は出る!
そう! この手芸同好会唯一の部員の名は!
「だから、めぐ。もう少し待てって……さすがに等身大銀ちゃん先生抱きマクラは難しいんだぞ?」
そう……服や人形など裁縫にかけてはマエストロクラスの腕を持つ男子生徒。
桜田JUMその人である!
桜田JUMその人である!
「え~あとドレぐらいかかるの?」
「軽く見積もって二日」
「私頼んだの何時だっけ?」
「○月○日火曜日午前零時四十分。その時の天気は、血みたいな赤い満月の空。
と、いうか人が寝に入ってる時にいきなり窓蹴破って頼むお前は、何者だよ?」
「もう一週間もたってるじゃない~」
「軽く見積もって二日」
「私頼んだの何時だっけ?」
「○月○日火曜日午前零時四十分。その時の天気は、血みたいな赤い満月の空。
と、いうか人が寝に入ってる時にいきなり窓蹴破って頼むお前は、何者だよ?」
「もう一週間もたってるじゃない~」
JUMの言葉の後半部分を軽くスルーするめぐ。
「スルーか? 軽くスルーしやがったな? まぁそれはともかく……
めぐは、三番目なんだよ」
「え?」
めぐは、三番目なんだよ」
「え?」
はぁとため息をつくJUM。ゴソゴソと自分の制服の胸ポケットから一冊の手帳を取り出す。
「いいか? まず、お前よりも前に俺に頼んでたのはコリンヌ。『雛ちゃん先生人形二体。色違いで』
これの製作に三日。まぁ二体だから三日かかった。
次に、みっちゃんさん。てか、あの人生徒でもないのになんで来るのか……
『かなちゃん先生人形。ゴスロリ衣装着せて』
これの製作に二日半。ゴスロリ衣装は、作り置きあったからサイズ併せただけだから早かった。
で、最後のお前の『等身大銀ちゃん先生抱きマクラ』
みっちゃんさんから頼まれたのも終わったから型紙描いてたんだけどな?」
これの製作に三日。まぁ二体だから三日かかった。
次に、みっちゃんさん。てか、あの人生徒でもないのになんで来るのか……
『かなちゃん先生人形。ゴスロリ衣装着せて』
これの製作に二日半。ゴスロリ衣装は、作り置きあったからサイズ併せただけだから早かった。
で、最後のお前の『等身大銀ちゃん先生抱きマクラ』
みっちゃんさんから頼まれたのも終わったから型紙描いてたんだけどな?」
ペラペラと喋っていたJUMの口がそこで止まる。
なによ? とめぐは怪訝な表情を浮かべる。
なによ? とめぐは怪訝な表情を浮かべる。
「大きすぎて手間取ったんだよ……お前、作れって言うの簡単だけどな? ん?」
「ははは」
「いいか? 布、手に入れるのも苦労するんだ。俺学校帰りに行き着けの店で購入していくんだけどな?
いいか? 一ロールかついで帰宅する男子学生ってなんだ? おい? なぁめぐ?」
「な、なに?」
「ははは」
「いいか? 布、手に入れるのも苦労するんだ。俺学校帰りに行き着けの店で購入していくんだけどな?
いいか? 一ロールかついで帰宅する男子学生ってなんだ? おい? なぁめぐ?」
「な、なに?」
じゃっかんJUMの気迫に怯え気味のめぐ。
「だから、何とか後二日で作ってやるからおとなしく待ってろって言ってんだ! オーケー?!」
「お、オーケー……」
「で、お前の等身大銀ちゃん先生抱きマクラ作った後、巴から妖……ゲフンゲフン!!!
竹刀袋つくってくれって言われてんだよ……」
「それぐらい巴がやれば……」
「……耐火、耐水、耐電、耐酸、耐寒、耐熱、耐魔、耐天、耐闇、耐光、耐風等の竹刀袋が普通の人に作れるか?」
「……こ、後半のなに?」
「………気にするな。気にしたら………」
「したら?」
「まぁ、ともかく後二日まて。いいな?」
「わかったわ……後二日か……待ち遠しいなぁ~等身大銀ちゃん先生抱きマクラ」
「お、オーケー……」
「で、お前の等身大銀ちゃん先生抱きマクラ作った後、巴から妖……ゲフンゲフン!!!
竹刀袋つくってくれって言われてんだよ……」
「それぐらい巴がやれば……」
「……耐火、耐水、耐電、耐酸、耐寒、耐熱、耐魔、耐天、耐闇、耐光、耐風等の竹刀袋が普通の人に作れるか?」
「……こ、後半のなに?」
「………気にするな。気にしたら………」
「したら?」
「まぁ、ともかく後二日まて。いいな?」
「わかったわ……後二日か……待ち遠しいなぁ~等身大銀ちゃん先生抱きマクラ」
そういいながらめぐは、手芸同好会に使わせ貰っている部屋から出て行った。
「っっっっっ?! な、なぁに!? こ、この強烈な寒気はぁ~~~!?」
と、同刻。全身に強烈な寒気を覚えた女性教員が居たとかいないとか。