交差ポイントでのポイントを動かすには、自動ターンアウトレールの活用が必要となってくる。
図の説明のとおりにポイントを操作した場合、上の線から進入した際に、直近に入ってきた方に帰っていく。
さらに左の線はずっと進入しない。

直進
右折
直進・右折をする
↓方面のとき

なぜ、交差ポイントのポイントは振動をしないのか?

交差ポイントにはポイントが4つある。

(1)4つすべてが直進またはカーブになった場合は列車通過による移動はない
(2)反対側から直進で進入した場合は直進
(3)隣接から進入した場合はカーブ

直進を1、カーブを2とした場合
を数字で表す。

(1)
1 1
1 1

或いは

2 2
2 2

となった場合は固定され列車の通過によりポイントが変更することはなくなる。

(2)
1 x
x y は列車左上から進入後

1 x
x 1 となる

x 1
y x は列車右上から進入後

x 1
1 x となる
列車通過後も可変であるためには、xのすくなくとも1つが2である必要がある

(3)
行列のおなじ行が隣接して移動可能なポイントとする。
2 x
y x は列車左上から進入後

2 x
2 x となる。

x 2
x y は列車右上から進入後

x 2
x 2 となる。

列車通過後も可変であるためには、xのすくなくとも一つが1である必要がある。


よって、すべてのポイントが列車通過により変更可能な状態は、

1 1
2 2

或いは、

2 2
1 1

のみであるが、一度列車が通過した時点でこの組み合わせは崩れてしまう。


では、一部のポイントを可変に保つためにはどうすればよいのか検討してみる。

2 1
2 2 の場合は
右下からの進入は禁止、変化は右上からの進入のみ

1 2
1 1 の場合は
左下からの進入は禁止、変化は右上からの進入のみ

とすれば可変の状態を維持できる。

同じ列がすべて1になった場合は以降その列は1で不変

対面がすべて2になった場合は以降2で不変

この状態で変更のパターンを考えてみると、

パターン
12
22

12
21

22
21

12
21

12
22

パターン
12
11

12
12

11
12

12
12

12
11

が考えられる。
最終更新:2009年02月11日 07:42