パワード・ジム(POWERED GM)


RGM-79 ジム改をベースにした試験的装備の実験機。
本体重量-46.6t 頭頂高-18.0m 出力-1,650kW 総推力-71,480Kg
地球連邦軍が戦後に開発したジムのバリエーションの一つ。
新型MS開発のデータ収集を目的に改修し大型のバックパックを換装。
準実験機なため、形式番号も特に与えられていない。

初期ステータス

チューンpt 12190 スラスター出力 31/48
HP 1500/2600 スラスター速度 34/64
実弾防御 9/22 レーダー性能 31/56
ビーム防御 6/20 バランサー 12/25
機動性 11/23 旋回速度 21/37

特殊事項
制限事項 地上専用
SPAタイプ 必殺格闘

兵装ステータス

威力・耐久 属性 命中 連射 弾速 リロード 弾数
主1 ブルパップMG 77/88/108 SOLID - - 9/40 23/35 105-108-135
主2 Hバズーカ 574/672/839 SOLID 10/30 1-1-2 7/40 12/35 6-7-10
副 頭部バルカン 25/30/36 SOLID - - 12/40 5/35 32-36-45
格 ビームサーベル 436/506/690 - 13/35 - - - -
シールド 780/1830/3000 - - - - - -

機体特徴

0083連邦最初のミッションで手に入るジム改タイプのパワーアップ機。

初期に支給されるMSの中では、頭一つ抜きん出た性能を持つがバランス性能は元機水準以下。
重装甲を施された外観に反して、撃たれ弱い上に運動性も劇中の印象ほど高くはない。
あくまでこの機体は試験型向上機のようで、武器に関しては対象外だったようである。
その為、武装はビームライフルがない一般量産機並なので実戦であまり強さを感じなく、
ゲルググMか、ジム・カスタムを利用する運びとなるだろう。

武装が貧弱で鍛え甲斐のなかった前作と比べ、バズーカは強化され、サーベルは高威力を維持。
機体数増加による既存機体の弱体化の煽りをあまり受けなかったようだ。
しかし地上専用のため、宇宙に上がる中盤以降は出番が無いのが残念な所。

やはり本領は限界性能解除後だろう。
スピードで翻弄するバズーカとサーベルを用いての近~中距離戦は圧巻。
必殺格闘SPAは派手ながらも、フルバーニアンの半分程度なので対戦以外では封印が妥当かも。

射撃

●主1 ブルパップマシンガン (MAX=108)
ジムカスタム、クゥエルよりも2点低いだけ。
前作よりも遥かに強い・・・が、所詮はマシンガン。
バズーカがかなり使えるので、切り替える必要は無い。
余談だが、ブルパップ(前下げ)短機関銃とジム・ライフルがほぼ同威力なのはどうかと思う…。

●主2 ハイパーバズーカ (MAX=839)
この機体の切り札にしてメイン兵器。
ジム・クゥエルと同威力、MkⅡを若干超え、νDFFと並ぶ。
予測射撃を活用することでかなり当てやすくなる。
距離500前後からの雑魚相手に狙撃したり、格闘三段目をキャンセルしてチャージで追い討ちしたり。

●副 ヘッドバルカン (MAX=36)
小威力で連射の効く弾をばら撒く。牽制や止めの削り、リロード時のお供などに活用。
決定打にはならないが、有効に活用できると隙を減らせる。
今作、マシンガン系の有効度が総じて高いため、メインのマシンガンと併せて馬鹿には出来ないかもしれない。

格闘

●ビームサーベル (MAX=690)
切り上げ(右下からの)、切り上げ(返して左下から)、上段からの切り下ろし。
少し変則的な三段攻撃で、モーションが早く当てやすい。
威力は、この時代及び量産機としては高威力。
キャンセルバズーカと併せればなかなか戦える。

SPA

●必殺格闘
必殺格闘ではあるが、威力がジムタイプ、つまりガンダムタイプの7割程度である。
それでもエースのスキルを発動させずに倒すには便利だが、半分近くまで削る必要がありそう。
救いなのは、RX-78-2と同じく巨大化サーベルの袈裟切りなことか。
これによりほぼ当てられる、巻き込み判定があるなど意外といけそう(威力以外は…)。

出自・劇中の活躍

一年戦争終結後であるUC0083に次世代MS開発のGP計画の一環として開発された装備の評価用として開発されたとされる。
評価用機体として、戦後配備された主力MSであるジム改に大型バックパック、大推力ブースター、両膝用のショック・アブソーバーユニットを装備し、30% 増しの推力を発揮したとされている。
本機体は評価試験用であるので特に武装の増強は行われておらず、トリントン基地に配備された数機はジム改の装備を使用したようだ。
RGM-79という形式番号は試験機であるため。
トリントン基地ではバニング小隊とカレント小隊に1機ずつ配備されていたが、
デラーズ・フリートから奇襲を受け、ガンダム試作2号機奪回作戦を展開中にバニング隊機は失っている。


第1話でディック・アレンをテストパイロットとして模擬戦に参加し、機体各部の挙動データを採取する様子が描かれている。
ガンダム強奪事件の後、バズーカを装備し奪還任務に実戦投入されたがジオン残党軍のドム・トローペンの不意討ちを受け撃破された。

最終更新:2009年07月02日 19:02