満天星国

藩国概要

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doudan

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藩国概要



- 満天星国国是 -

始まりの国と、続きの国とでこの国は成立せしめる。
我ら満天星の民は、我らが踏みしめてきた道を忘れず、我らに続く子らの道を作り続ける。
いつか日が沈みし時にも、宵闇に輝く燈明たらんことを。



国土

 満天星国は俯瞰した際にその自然の多さに驚くほどの国土を持つ。そもそも北国人と東国人との合併国家であるがゆえ、山岳及び森林地帯の占める面積が多いのである。また第1次産業の振興が盛んであるため、田園風景が広く取られていることが特徴であろう。
 藩国が置かれる艦船は7層あり、段々畑のような構造によって成り立つ。これは自然の多い国土ゆえに、できるだけ自然光を得られるようにという理由からなるものである。それぞれの階層は目的ごとにわかれている。第1層はその半分を海で、半分を緑地と保養施設で覆われた自然エリア。第2~3層は第1次産業のための農林水産業エリア。第4階層は政庁や軍事施設の置かれる公的エリアである。第5~6階層は市街地がほとんど占める居住エリア。第7階層は第2次産業のための産業・工業エリア。また、各エリアは完全に専門化されているわけではなく、それぞれの階層に市街地や生産区画が設置されてもいる。各階層は多数のエレベーターによって繋がれており、移動はそれほどの時間もかからない。

気候

満天星藩国はその産業の中核である農業生産に適した気候、即ち植物の生育に欠かせない春から夏の暖かな気温と、雪としての冬季の降雨量という豊かなバリエーションの四季を持つ藩国である。さらさらと雪質のよいパウダースノーが静かに降り続ける冬は、長くはあっても穏やかであり、温暖な春夏もまた比較的乾燥して過ごしやすい。このため水不足が心配される年もあったが、山岳地帯からもたらされる予告のない突然の雷と通り雨とが平野部を潤し、短い夏の風物詩ともなっている。

 北国人と東国人という、異なる気候風土に暮らす人々の合併に際し、満天星藩国はその両者の中間の気候を選択した。それぞれの以前からの生活様式にこだわり過ぎずに、共に新しいひとつの藩国の民として歩む道を選択したのである。
 農業を産業基盤とする国家として、このような気候の変化に対し、長い準備期間を費やした綿密な対応計画が立てられた。年間の気温推移や地域による気候のゆらぎをきめ細かく把握して、その情報を広く共有し、それに適応する農作業の普及が図られたのである。結果として、農業生産の近代化や省力化が推進され、併せて新しい藩国の気候に適応した農業品種の改良や、温度変化に即した農作物の搬送技術の開発などの形に応用されることとなった。この計画は順調に実を結び、満天星藩国は大変多くの独自の特産品を持つ藩国となったのである。

 また、農業生産を計画的に行うことによって、気候が農業に適した春夏に集中して働き、長い冬には改良研究や、時に娯楽に熱中するという、オンとオフを巧く切り替える国民性に影響しているとも言われている。これは四季折々の気候に合わせ、非常に変化に富んだ服装にも現れていると言えるだろう。合併前の藩国の伝統を融合させた新しいファッションが次々と流行していくことも、ひとつの特色であるともされてる。
 自然豊かな山々や森林、のどかな田園風景が評判の観光国でもあり、帝國環状線の便利さともあいまって順調に旅行者も増加している。満天星の名の通り、春には透き通った白さが特徴の可憐なツツジが、夏には緑の稲穂と麦の上を覆う綺麗な星空が有名である。

国風

 満天星国は東国人と北国人、二つの民族が混在する国である。二つの文化が混在するため、その総体として、この国の文化は複雑な部分も多い。ただ、合併前の両国が共に農産国という共通点を持ち、国民の気風も共に素朴であるなど似通った点も多く、東洋風の木造家屋に北国風の内装を持つ部屋を作ったり、あるいはその逆といった建築物や、料理店に東国と北国の食材を使った新たな料理が一部で見られ始めるなど、各所で文化の融合が垣間見られ、これは今後も進んでいくものと思われる。
 上で少し触れたように、この国の気風は合併前の両国の気風を受け継いで素朴でほのぼのとした雰囲気であるが、何かの拍子にスイッチが入るとボケとツッコミとハリセンと爆発とその他諸々が入り乱れるギャグ空間と化する事もある……らしい。
 農業の盛んな国であり、各季節には農業に由来する祭りが行なわれる。この国は冬の降水量に対して夏の降水量が少ないため、夏には雨乞いの儀式に由来するとされている、降水量の安定と豊作を願う祭りが毎年盛大に開かれており、短い夏の風物詩となっている。

産業

 満天星国の産業は一次産業が主体となっている。これは、合併前の両国が共に農業国であったため、当然の帰結とも言えるであろう。その中でも特に大きな規模を占めるのが小麦と米である。これもまた合併前の名残であり、基本的には小麦に関する技術は旧ビギナーズ王国から、米に関する技術は旧都築藩国のものがそのまま用いられている。さらに、合併後からは両国の技術の融和を目指した研究・開発も進められており、更なる発展が期待できる。
 また、一次産業には大きく劣るものの、二次産業もそこそこの規模を誇る。生産量の面から見れば生活必需品や農業用機械といった国内向けのものがほとんどであるが、エアバイク・ピケや歩兵用WDなどは他国と取引に重宝され、藩国の重要な収入源となっている。近年では、国内向けに低価格の民生用エアバイクや簡易型WDの販売も行われるようになり、国のあらゆる場所で散見されるその様は、まさにエアバイクとWDの国と呼ぶに相応しいであろう。
 さらに、合併後より新たに台頭してきた一つの産業がある。それは特に陸上での運送を主とした運送業である。合併前より、ビギナーズ王国ではエアバイクを、都築藩国では長距離輸送システムをベースとした貨物列車を用いた運送業が存在していたが、前者は輸送量が少なく、後者は細かな配送が出来ないという問題を抱えていた。しかし合併後、両国の運送業者が結びつくことでお互いの抱えていた問題を解決することが出来たのである。これにより運送業の利便性は大きく向上、一気に代表的な産業として挙げられるような規模へと発展したのであった。

政府

満天星国政府の政策方針はいわゆる「大きな政府」的な側面が強く、社会保障に強く力を入れたものとなっている。これは度重なる動乱の中でも国民一人一人が健全かつ自律的な目的を掲げて生活できるよう、物質的ではなく精神的な平穏をもってして平和とすべく図られたものである。また内的外的問わずして調和を重んじる施策がとられており、各局間においても連携する場面が大変に多い。
取り組まれている政策の中で主要なものとしては、1.国民誰もが学べる教育制度の整備、2.産業の保護と自律的発展、3.安心して暮らせる公共福祉の3点があり、産官学の連携のもとでこれらについて積極的に執り行われているものである。

満天星国政府組織図
藩王府┳内務局
     ┣外務局
     ┣法務局
     ┣財務局
     ┣農林水産局
     ┣労働経済産業局
     ┣文化教育局
     ┣運輸通信局
     ┣社会保険局
     ┣環境局
     ┣国家保安局
     ┗軍事局

各組織概要
◆藩王府
藩国のトップである藩王の直接的補佐・支援機関。
藩王の庶務、重要政策の企画立案・総合調整などが主な業務であり、実質的最高機関となる。
主に国民番号を持つ者によって構成される。

◆内務局
国内におけるライフライン整備や行政組織など、政府の基本的構成に関わる諸制度・活動の所管する機関。
内部に金融部が存在し、国内金融機関への調整と指導も行う。

◆外務局
国内から国外へ向けての調整や交流などを担当する機関。

◆法務局
国内司法を整備・運用する機関。
内部に検察部がある。

◆財務局
藩国の歳出歳入を管理調整する機関。

◆農林水産局
第1次産業である農業・林業・水産業を所管する機関。
その研究開発の促進も行う。

◆労働経済産業局
経済活動全般にわたる諸制度の整備や指導を行う機関。

◆文化教育局
藩国の文化や観光及び教育の全般を所管する機関。

◆運輸通信局
交通路や通信インフラの整備を所管する機関。

◆社会保険局
公共福祉及び社会保険を所管する機関。

◆環境局
国内の環境保全について所管する機関。

◆国家保安局
警察、消防、医療の三者について所管する機関。

◆軍事局
国家軍事全般について所管する機関。


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