ビギナ・ギナ


XM-07(XM-07A) 出力-4,790kW 総推力-99,720kg
クロスボーン・バンガードの指揮官用試作機。
セシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)が操縦。
運動性能はデナン・ベルガ系を凌駕する。
MS初試乗のセシリー嬢曰く「MSは、やわらかい乗物」らしい。

初期ステータス

チューンpt 38910 スラスター出力 69/96
HP 4000/6300 スラスター速度 67/90
実弾防御 22/76 レーダー性能 60/90
ビーム防御 24/76 バランサー 69/99
機動性 40/81 旋回速度 46/85

特殊事項 変形操作でフライトモード
SPAタイプ 超射撃(方向修正可)

兵装ステータス

威力・耐久 属性 命中 連射 弾速 リロード 弾数
主1 ビームライフル 474/582/690 BEAM 15/52 3-4-6 24/40 18/31 19-23-30
副 ビームランチャー 698/877/1000 BEAM 30/60 1-1-2 24/70 61/80 10-12-18
格 ビームサーベル 664/914/1050 - 30/60 - - - -
シールド 2016/3600/3600 - - - - - -

機体特徴

EXTRA「フォーミュラ計画の結晶」Aクリア報酬。

クスィーペーF91と同様、コマンド入力でフライトモードになる。
スタッフの意図なのか、フライトモード時のミノフスキー粒子は∀の月光蝶の様にも見える。

F91に似てF91に及ばずといった感じで、機体性能は準F91だが火力は大幅に劣る。
ビームとはいえ主・副それぞれ一つしか武器がないのではバウンド・ドックと大差ない。
またSPAが超射撃となっている等、兵装はFAZZに近いもののミサイルが無い。
主兵装が1種類しかない点は、武器を切り替えずに2種類のビーム兵器を併用できる利点と考えよう。
切り替えの手間が無く次々攻撃できる為、「地球をこの手に」等の雑魚が大量に出現するミッションでの使い勝手は悪くない。またビームシールドが通常の盾より600pt高い上に、小型なりにも耐久性があり何かとしぶとい。

全体的に高性能なのだが、同映画登場のMS,MAと比較すると、あまりにも地味である。

射撃

F91のヴェスパーのような強力武器がない代わり、シンプルで使いやすい。

●主1 ビームライフル (MAX=690)
弾数こそ30発と多いが、限界威力はディジェ並とクロスボーン・バンガードのフラッグシップ機とは認めたくない威力。
威力が低い為に複数撃つことになるが、リロード限界値が低いため躊躇せざるおえない。
弾数を確認し、ビームランチャーと同時にリロードになってしまわないように気をつけたい。

●副 ビームランチャー (MAX=1000)
同名の武器をF91が持っているが、こちらは狙撃型。
全体的に優秀な性能を持ち、弾数が多い上にリロードも早い。
副武装に主武装並の狙撃武器を持つ機体は珍しい。

しかし、発射時に足が止まってしまう上、ライフルより射角が狭い。
フライトモードならば足は止まらないが、自機の移動速度が早い為に射角から外れてしまうこともしばしば。
この武器の射角は左に広い為、フライトモード時は逆時計回りに移動すると、若干だが命中率が上がる。

格闘

●格 ビームサーベル (MAX=1050)
斜め切り→横切り→回転蹴り→斜め切りの4段攻撃。
素立ちの時は極端に短いが、チャージ格闘時は異様に伸びる。

SPA

左手のランチャーから極太ビームを発射。
射線が微妙にずれているのか、何故か当たりにくい(というか当たらない)。
若干だがキー入力で向きを変えることができるので、上手く調整するか、戦艦専用と割り切ろう。
しかし、SPAを使うぐらいならば、ゲージはハイパー化に使った方が良いだろう。

…実は中心の真っ白い部分だけしか当たり判定が無い事が判明。
紫色の部分はお飾りなので、手動調整で中心部分を当てるように操作してやろう。
威力面は超射撃だけあって申し分なく、壁抜きも可能で、高速に照準を操作できるのは十分魅力的であると思われる。


出自

劇場公開映画「機動戦士ガンダムF91」に登場するクロスボーン・バンガード軍のMS

背中には三次元挙動を可能とするフィン・ノズル・スラスターを内蔵し、高い運動性を発揮する。

コラム 【ミノフスキークラフト技術】

【ミノフスキークラフト】とはミノフスキー物理学(フェイク)に基づく浮上技術の一種でミノフスキー粒子(以下、MF)の電磁的反発力を利用して擬似的な反重力を生み出し、そこに物体を乗せ浮かせるもの。

一年戦争以前から使われてた技術であったが、MF発生装置自体が大型な為、ペガサス級の戦艦やアッザムアプサラスⅠサイコガンダムなどの一部MAに搭載されていた。
このMF発生炉はあくまで反重力装置でそれ自体に推力はなく、ただ"浮かせる"だけなので、移動する際には別の推進装置を必要とした。
その後の技術進歩により、MF発生装置の小型化が実現。MSクラスに搭載され初めて実戦投入されたのは、Ξガンダムペーネロペーと、いずれも時代の水準としてはかなりの大型機に相当する。

後代では、簡易ミノフスキークラフトであるミノフスキーフライト技術がMSに標準装備され、更には浮遊のみならず推進ベクトルをも発生させるミノフスキー・ドライブ技術が誕生する。これは推進剤を必要とせず粒子の反発により爆発的な推進力を発生させる極めて革新的な技術だったが、その革新性が故に戦禍のうねりを受け、ミノフスキードライブ技術はその搭載機諸共、戦闘の中で消滅した。
しかしその後、リガ・ミリティアは独自の技術でこのミノフスキードライブを再生し、宇宙世紀最強と呼ばれるV2ガンダムを誕生させるのである。

最終更新:2009年09月13日 22:51