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イグドラシル/国歌

国歌

(満天星国合併式典において旧ビギナーズ王国国歌を歌うラベンダ・トールヴァルソン)
                                           作:S×Hさん

L:国歌={
t:名称=国歌(絶技)
t:要点=歌歌う姿,歌詞
t:周辺環境=宮廷,音楽ホール
t:評価=なし
t:特殊={
*国歌の絶技カテゴリ = 藩国絶技として扱う。
*この絶技保有国はこの絶技使用時、戦闘時撤退ができない。
*絶技使用時、戦闘判定は評価+3される。

→次のアイドレス:・トラナ王女(ACE)・秋津隼人(ACE)・善行忠孝(ACE)・希望号4号機(ACE)



満天星国における国歌

満天星国国歌-歌詞

春風に吹かれもえ出る
遥かな丘陵 青き針の森
その姿こそ我らが豊穣の阿母
気高き心を積んで冷厳と見下ろす守人は
力奪う寒さ 夜を襲う憂い
退け春呼ぶ強さを与えた
真心の剣 ここにあり
満天星国

研鑽を重ねて築かれた
豊かな田園 空を突いた屋根
その知恵授けた われらが阿父
消え得ぬ勇気は燃えて 明日思い沈まず胸を張り千の望み叶え捨てるねたみそねみ
歌う音濃くまた広がり呼び合う
友情の盾はここにあり
満天星国

闇深いほど光輝く
悲しみ払いさる剣 それこそが
われら われらの心にあり
絶望の深淵の底 星見上げつつ込み上がるこの
人を守る思い 未来紡ぐ力
われらは最終 最後の一撃
今がその誇り 示す時
満天星国

 満天星国国歌は、旧ビギナーズ王国における国歌に幾らか手を加えて制定されている。その歌詞は農業を生業とする、旧都築藩国、旧ビギナーズ王国の国民の風土に合わせて厳しくも暖かな春には萌え出る自然を敬う念と、国民自らの気概を燃やし、称えるものとなった。またその曲についても新たに練り直され、幾らかではあるが音程の柔らかなものとなっているが、旧ビギナーズ王国国歌同様にして指揮者、演奏者の自由に任せる部分も残されている。厳しい冬と夜に我らは燈明となり、暖かな春と朝を迎えよう。その心は満天星の国民にも受け入れられたようである。
 藩国合併式典は、満天星国音楽ホールへ多数の国民が集まると同時に各種メディアを通じて国全体に中継する形で全国民が参加する盛大なセレモニーとなった。藩王による合併宣言の後、旧ビギナーズ王国で名を馳せた歌姫ラベンダ・トールヴァルソンが壇上に上りる。旧ビギナーズ王国の国歌、旧都築藩国で親しまれた伝統の唄がうたわれ、そして・・・満天星国の国歌の前奏は流れ始める。
 静寂のなか、トールヴァルソンの繊細な唇は新たな国で再び、開かれた。



旧ビギナーズ王国国歌-設定文章

切りつけるような風が吹き積雪を舞い上がらせる広大な雪の原、張り詰めた空気を放ち聖域と見える杉やモミたちの森、それは凍てつく夜を迎えた旧ビギナーズ王国である。そんな自然を背景とした首都中央の、雪の積もりすぎぬよう屋根を尖らせた中世の城、の態を成した王庁は既にその機能のほとんどを移した、とはいえ帝國旗を高々とひるがえし、未だその宮廷が起きていることを示していた。事実、王国自慢の小麦畑の実り、の中の領土南部にある天衝く勢いの「神の見晴らし山」をあらわした絵画と、帝國旗をあしらった青い折布の、その前に置かれた玉座には元王犬であるジーロが鎮座し、その御前から長く正面の大扉まで、藩国のそして帝國の精鋭であるバトルメードたちが直立不動の姿勢をとっているのである。
中央に、大型モニタとスピーカーが用意されていた。
国民達も、また起きていた。王庁敷地内に新設された音楽ホール前には寒さに負けじと毛皮のコートや毛糸の帽子、マフラー、手袋で着膨れた人々がこぞって、がやがやと、集まっている。

わんわん帝國、いや、わんわん・にゃんにゃんの区別なく訪れる幾度もの未曾有の危機の中で、改めて王国の力を結集し困難に立ち向かうための象徴が求められ、国歌が創られることとなり、連戦の中、曲は勇ましく堂々とした展開に、詩は王国とその栄光ある国民たちを象るべく、練られていたのである。

その披露目である。今や国民たちはホールを埋め、期待に気を揉んでいる。歌うのは、旧ビギナーズ王国で評判高かった、北国である王国特有の白い肌白い髪の玉容麗しき歌姫ラベンダ・トールヴァルソン。が、今舞台の上に一人姿を現した。ホールは静まり返る。彼女はマイクを構え、目をつぶり、口を開いた。

北風に吹かれ凍てついた

遥かな雪の原 青き針の森

その姿こそ我らが豊穣の阿母

気高き心を積んで冷厳と見下ろす高峰は

力奪う寒さ 夜を襲う憂い

退け朝呼ぶ強さを与えた

真心の剣 ここにあり

ビギナーズ王国

独唱が終わる。勇壮なオーケストラが響き渡る。国民たちは歓声を上げた。大合唱が始まったのであった。

おとなしく玉座に座っていた元王犬ジーロはその中継を見て、そっと目を閉じた。

/ * /

  • 国歌は長調で静けさと勇猛さを対照的にした堂々たる展開、調子である。

 作詞作曲は国内の識者、有志を募って行われ、難航を極めた。元より国歌の新規作成にいたるまでが国内首脳陣による幾夜を超えた会議の結果であり、国を象徴し、国民を表し、国民を慰撫し鼓舞することを期待された新国歌は、その役果たされざるを決して許されぬものであった。参加者は死を賭してというほどの態度で作業に臨んだのである。その重圧はもとより、さらに相次ぐ戦闘、事件、作曲参加者の尚書省出仕などにより度々作業は中断、遅れを見せ、曲調ひとつについても意見は様々に出され、定まるのに時間がかかった。その結果は、クラシックと王国文化の融合させ、士気高揚を狙い過酷なまでに気温の低くなる国土を表現し、さらに勇壮さに展開させる、というものであった。主調は長調であるが、王国の自然を表現するために凛とした短和声も用い王国を、さらに王国民を表現している。

  • どのようなテンポでも演奏され、難しい展開や主旋律に極端な低音や高音はなく、歌いやすい。

 実際の作曲の中では、テンポに関してまず検討がされた。威風堂々とした表現のためにテンポは遅くという意見や、歌うものの士気高揚させる効果が早いテンポにはある、などといった意見が交わされ、歌うための曲である、という前提が確認されたのちにテンポ100から160程度でまず歌える曲にする、とされた。さらに国内の誰でもが声を合わせられるように主旋律に複雑なリズムや歌いにくい低音、高音が使われるのを避けることが決定した。完成したまっすぐな旋律は王国の誰にとっても耳になじみ、歌え、乗れるものとなった。後の編曲によるパート分けが行われ、そこでは主旋律と曲全体のさらなる表現のために難易の高い編成が組まれている。これは、旧ビギナーズ王国の精神と一致するものでもある。余談だが、作曲参加者の中にテンポ300でやってみようと言い出すものがいた。それぐらい自由度の高い曲なのである、とする。

  • 歌詞は旧ビギナーズ王国とその精神と国民を表している。

 作詞は作曲と平行して行われ、監修として王国首脳陣が参加している。北国である王国の厳しく、だが人を抱擁し、鍛える優しい大地を表現し、そこに住まう国民たちの志、国風を伝えるために検討が繰り返された。もとより旋律が変われば歌詞も変えねばならぬ。喧々諤々といった風の作曲会議と平行作業の作詞会議も詩作家たちを苦しめ、だが、最終的には狙いを満たし、国民の慰撫と鼓舞することをを兼ねそなえた詩が完成した。上記を参照。

  • そのため、困難を迎えた国民は国歌を歌い、自らの士気を奮い立たせるようになった。

 完成した曲は国民に受け入れられ、そして国民の絶技となった。国風、帝國の一矢としての自負、王国の心、即ちお互いがお互いを補い合い、一人一人に敬意を払いまた一人は国全体を思う友誼、自らの出来るだけを達成するべく絶えぬ努力と最後の最後の一撃にかける精神を、この曲は表しており、国民にとってはそこに歌われるものこそが己であり、だからこそこの曲を好み、歌えば歌と一体になり、歌を嘘としないために力を尽くさんとする。国歌を歌う国民は、その力を増すことができるのである。

  • 歌詞は、3番まである。独唱からオーケストラでの伴奏まで編曲が様々につくられている。伴奏付の場合、2番と3番の間に間奏があり、そこに楽器奏者の独奏がある。 この曲はフルスケールでおおよそ3分ほどであるとされた。とはいえ、テンポがさまざまに歌われるために実際の演奏時間はまちまちである。歌っている最中に高揚していわゆる「はしって」しまう奏者もいる。歌詞は3番まであり、王国のすべてが現されている。伴奏つきの場合の独奏部分は作曲もされているが、発案者がジャズの演奏者であることもあって、インプロヴィゼーションが望ましいとされている。


歌詞二番

研鑽を重ねて築かれた
豊かな小麦畑 空を突いた屋根
その知恵授けた われらが阿父
消え得ぬ勇気は燃えて 明日思い沈まず胸を張り千の望み叶え捨てるねたみそねみ
歌う音濃くまた広がり呼び合う
友情の盾はここにあり
ビギナーズ王国

歌詞三番

闇深いほど光輝く
悲しみ払いさる剣 それこそが
われら われらの心にあり
絶望の深淵の底 星見上げつつ込み上がるこの
人を守る思い 未来紡ぐ力
われらは最終 最後の一撃
今がその誇り 示す時
ビギナーズ王国

                                                   作:amurさん




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