「Q51」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Q51」(2006/03/04 (土) 16:08:41) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

Q.呪いはどうすれば解ける? A.呪いは解けない。終わるだけ。 柳也は言う。 【柳也】「人として輪廻転生すれば、呪いもそこで終わるはずだ」 呪いは「解ける」のではなく、人に受け継がせることで「終わる」のだと。なぜなら、人間は呪文によって記憶を引き継がせることも、記憶を引き継がせる転生もできないからだ。 それを受けて「しかし、」と裏葉は告げる。 【裏葉】「神奈さまの魂を人が宿すことは、小さな器に海の水を移すようなもの」 【裏葉】「注ぎおわるより早く、器は割れてしまいましょう」 翼人の記憶を、人に受け継がせることはできない、と。 では、どうやって器を壊さないまま注ぎ終えるのか。それがわからないまま、すべてを子孫たちに託してSUMMER編は終わる。 実際、AIR編で神奈の記憶を受け止めようとした観鈴は、器が耐え切れずに人格が崩壊してしまった。晴子の愛情とそらの努力がなければ(夏祭り&ひよこの繰り返しがなければ)、観鈴は観鈴としての記憶と人格(アイデンティティ~自分は観鈴であるという自覚)を取り戻すことはできなかっただろう。 そしてここは裏葉たちにもわかっていなかったことだが、記憶を受け継がせ切るだけでは「輪廻」は終わらない。「最後は幸せな記憶を」という翼人の願いを実現しなければならなかった。 晴子と夏祭りを繰り返すことで器の崩壊から回復した観鈴が、最後まで夢を見ることで翼人の記憶を受け継ぎ切り、さらに晴子の胸の中という「ずっと幸せな場所」で死ねたことにより、やっと輪廻が完了した。(夏祭りは神奈の願いでもあった) #往人の母が出会った少女はおそらく、人格が崩壊したまま、最後まで夢は見た。 #手は尽くし切り、為す術もないまま崩壊を見守るしかない往人の母。 #無邪気な子どものように夢を語り、そしてそのまま激痛に悶え苦しみながら死んだのだろう。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
人気記事ランキング
目安箱バナー