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目が覚める・・・此処は何処だ?
白い白い部屋?・・・いや、血が所々こびり付いてやがる。
其処に何故か人が横たわっている・・・はぁ・・・早く帰りたい。
僕はしがない高校生の桜田ジュン、ただ違うのは頭脳明晰、そして感情欠落症で恐怖を感じない。
・・・記憶では、部屋で寝た以降の記憶が散漫だ。


J「・・・何だ?コレは・・・死体だ、しかも生暖かい。」
J「うぷっ・・・死んでやがる・・・まだ膨らんで赤鬼に成ってないって事は、死んでからそんなにたってない。」


取り合えず回りを見渡す、広さは・・・学校の教室くらいか。
上にはスピーカーが付いている、益々気味が悪い。
取り合えず、そこら辺を散策する事に。
死体の中には一人だけ生きてる人も居た、しかも生憎知り合いだったから立ちが悪い。
名前は蒼星石、哀れに・・・こんな訳も判らない所に連れて来られて・・・俺もか。
彼女と僕の関係は、友達ぐらいだが、生憎何か問題を聞く以外は余り話さない。
残りの死体も全部、僕の学校の知り合いのようだ。
安心したのは、真紅達(蒼星石を除く)が居なかった事か。
他には謎のドア、耳を付けると風の音がする、其処から先は外らしい。


J「畜生・・・何何だ・・・此処は・・・」
蒼「う~ん・・・」
蒼「ふぁ・・・あ・・・」


起きたようだ、取り合えず持っていたハンカチで目隠しをする、驚いている様だが恐らく寝起きなので余り動けない。


蒼「だ、誰だ!?」
J「僕だ・・・桜田ジュンだ・・・幾つか聴いてほしい、之から何が起きても驚くな。」
J「そして叫ぶな、後は余り動かないでくれ。」
蒼「あ、うん・・・判った・・・判ったから目隠しを外して欲しいんだけど・・・」
J「叫ぶなよ?」


そう言うと、ジュンは目隠しを外した。
すると、蒼星石は驚きの余り口から声が出ないようだ。
約15秒の時が流れる、誰も動く物はいない。


J「・・・落ち着いたか?」
蒼「此処は何処何だ!?そしてあの死体は何何だ!?」
J「黙れ。」


重くてキツイ言葉がジュンから発せられた、その響きに蒼星石は立ちすくんだ。


J「俺だってそれは知りたい、しかしあのスピーカーから何か出てこない限り、俺らは良くは成らない。」
蒼「そんな・・・」
J「取り合えず、このゲームに招待した馬鹿が出てこない限り、俺等はこの部屋から出られない。」
蒼「・・・うん、それもそうだね・・・」
J「取り合えず動くな、動かずジッとしてろ、動けば動くほど無駄なエネルギーを消費する。」
蒼「・・・冷静・・・だね・・・」
J「病気何だ、感情が無い。」
蒼「そう何だ・・・」


そして、暫く静寂が訪れる、10分経っただろうかウトウト眠くなってきた。
ガー・・・ガーガーピー・・・
行き成りスピーカーの音がする、それでも2人はジッとしていた。
もし精神欠陥のジュンが居なかったら、発狂していただろう。


スピーカー「ハロー?元気ぃ?」


拍子抜けの明るい声がする。


J「・・・誰だ?」
ス「おっとっと~、行き成り名乗り出ないのは失礼でしたかね?」
J「良いから名乗れ。」
ス「全く~カリカリしちゃってぇ・・・可愛くないなぁ・・・」
ス「僕は、グリーンアップル、コレで大体誰か判った?」
蒼「グリーンアップルって!連続誘拐殺人魔の?」
ス「正解正解、大~正~解~」


巷では噂になっている、謎の連続誘拐魔グリーンアップル。
何でも、噂によると殺された死体の匂いが、緑色の林檎のような爽やかな香りがするので。
そう言う名前がついたが、死体は剥製にされ。
肉は繊維までバラバラにしてまで、人体模型にし。
臓器を密売し、骨を飾り物にしてるそうだ。
この行動から、精神障害者とされるも。
未だに見つからず、行方もわからないらしい。
・・・最悪の一言に尽きる。


ス「今日は御2人さんに、ゲームをしてもらおうと思いましてね?」
J「ルールは?」
ス「もう、せっかちですねぇ・・・そんなのでは女の子に持てませんよぉ?」
J「ルールは?」
ス「はいはい、言いますよ。」
ス「ルールは簡単、相手を殺すだけ。」
蒼「なっ!?」
ス「その密室で、相手を殺すと僕がその部屋の何処かに隠した、鍵を言いまーす!」
ス「制限時間は無いから、せいぜいどっちが死ぬか、それとも前のお馬鹿さんみたいに、両方死ぬかじっくり考えるんだねー!」
蒼「そ・・・そんな・・・」
ス「武器は、そこら辺に落ちてる物なら、何でも良いから使いなよ!せいぜい僕を楽しませてくれよ?」
J「そうかそうか、ならお前の殺し方でも考えながら、じっくり考えさせてもらうよ。」
ス「威勢が良いね?まぁ何でも良いよ僕を楽しませてくれればぁ!アハハハハハハ!」


ブツン・・・また無音の世界が戻ってくる。
ジュンはカベに耳を当てて、カメラの位置を探したが、何処にも見つからなかった。


J「・・・ふむ・・・」
蒼「ジュン君・・・一体如何するの?」
J「・・・2人ともギリギリ無事に、出る方法がある。」
蒼「それは?」
J「・・・鍵を探す、だ。」
蒼「でも・・・一体何処に・・・」
J「今検討中だ、まぁ・・・時間は有る・・・食料は・・・辛うじて人の肉が有る。」
蒼「人だよ!?食べるの!?」
J「俺等が出れなくて、死んだらこの人が浮かばれないだろ?」
J「それよりは、死んだ人の肉を食ってでも、此処を出なくてはならん。」
J「それに、そうした方がその人の親族が、有り難いと言うもんだろ・・・」
J「まともに葬式も挙げてやれず、悔やむよりは・・・」
蒼「う・・・でも他に食べ物は無いの?」
J「皆無だ・・・それだから困る・・・」
蒼「う・・・仕様が無い・・・諦めるか・・・はぁ・・・」


そこら辺に落ちている物を探す・・・
ナイフ、ペン、メス、紙、コイン、包帯、糸、出血止め、数個のコップ、ガスコンロ、お鍋、針・・・


J「・・・こいつは愉快犯だな。」
蒼「え?」
J「しかも、悪性の。」
蒼「如何して判るの?」
J「一つ逃げれるルートを確保してあるようだ。」
J「普通に殺人ゲームなら、紙やコップなぞ置かん。」
蒼「ああ・・・そういう事か・・・」
J「はぁ・・・早く帰りてぇ・・・」


何時間経っただろうか、部屋の中は涼しく湿気が無いため、肉は腐らないでいる。


J「・・・しょうがない、食べるか・・・」
蒼「どうしても食べるの?」
J「・・・死にたいのか?」
蒼「死にたくないけど・・・」
J「甘えるな、死んだ人は人じゃない、唯の肉の塊だ。」
蒼「う・・・うん・・・」


肉をジュンがバラバラにする、手つきは不慣れだが、理科の解剖図のようにではなく、食べれる所だけ的確に処理している。
残っている血はコップに注いでいく、見る見る内にコップに血が溜まった。


J「はぁ・・・こんな日が来るとはなぁ・・・つくづくついてねぇ・・・」
蒼(覚悟はしてたんだ・・・)
J「取り合えず、分けたからコレを喰え。」
蒼「う・・・い・・・頂きます・・・」
J「はぁ・・・頂きます・・・」


2人とも顔が浮かない、そりゃそうだ死体を食べるんだから。
まず肉を鍋とガスコンロで焼く、見る見るうちに肉が小麦色になっていく。
それを食した、味は・・・不味くは無いが、嫌な感じがした。
蒼星石は食べるのを躊躇している。
そりゃそうか・・・女の子だもんなぁ・・・


J「・・・喰え。」
蒼「どうしても?」
J「喰わんと蹴っ飛ばすぞ?」
蒼「それでも・・・あんまり・・・」
J「はぁ・・・しょうがない。」


ジュンは肉を口にほうばると、目を反らしている蒼星石の口に、関節キスの要領で無理やり飲み込ませた。
蒼星石は驚きの余り、行き成り口に入れられた肉を勢いの余り、飲み込んでしまった。


蒼「げほ・・・げほ・・・酷いよ・・・行き成り口に入れるなんて・・・」
J「それしか最善の方法は無かったんだ、我慢しろ。」
蒼「ううっ・・・判ったよ食べるよ・・・」


そう言うと、肉を恐る恐る噛り付いていた。
・・・許せ、今はそう思いながら、思考をめぐらしていた。


蒼「・・・之からどうするの?」
J「殺し合いで勝ったとしても、殺人犯で、2人で殺しあって、同士討ちでも其処で終了。」
蒼「うー・・・」


暫く間が空く。
何故犯人はこんな事を?
何故犯人は僕達を選んだ?
何故犯人は鍵をこの部屋の何処かに隠した?
何故犯人は暫く持つ方法を選んだ?
何故犯人は・・・


・・・しかし・・・眠い。
少し寝てしまおうか?


J「・・・眠い・・・」
蒼「よく眠いなんて言えるね・・・」
J「犯人は、俺らが殺し合う以外の安全は保障してくれてるんだ、気長に行こうや、気長に。」
蒼「プッ・・・ハハハ・・・良くそんな事いえるね・・・それを聞いて安心したよ、少し寝ようか・・・」
J「そうそう・・・間違っても俺を殺そう、だなんて考えるなよ?」
蒼「・・・うん、そうするよ。」
J「ハハハ・・・それで良し、寝るか・・・」
蒼「・・・御休み。」


そして暫く眠った、何時間経ったのかいまいち判らない。
時計は持っていない。


J「・・・はぁ・・・如何するか・・・」
蒼「すー・・・すー・・・」
J「・・・」


暫く思考を巡らす・・・
周りの空気は昨日と変わらない。
そして、この部屋の変化も無い。
この調子なら、あと4日は持つ。
さて・・・如何したものか・・・
昨日の仮定を更に練り上げる。
何故犯人は、俺の学校の生徒を狙っているのか。
何故犯人は、俺の知り合いを狙うのか。
何故犯人は・・・


ただ黙々と仮定をたて、構想を練っていた・・・
それは超密度の連立のように、何度も何度も・・・

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