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1時間後・・・
疲れた・・・。結局真紅に全部させられた・・・。腰がイテェ
大掃除が終わった後は、全員リビングへばっている。
銀「つ、疲れたわぁ。」
金「カ、カナもかしら~。」
翠「腰が痛いですぅ・・・」
真「この程度で疲れるなんて、なってないわね。」
雛「ひなもうだめなの~」パタッ
薔「ZZZ・・・」
蒼「みんな、お疲れ様。」
真紅以外は全員相当参っているようで、当分静かになりそうだ。部屋は随分ときれいになっている。
意外にも、掃除はできる方らしい。そう思い、部屋へ戻ろうとしたところ、
ガチャ、
の「ただいま~。」
のりが帰ってきた。コノジョウキョウハ・・・まずくないか?
ばたばた、カチャ
の「ジュン君ごめんね~、おそくなって・・・」
あちゃ~。のりはリビングの扉を開けて部屋を見るなり、固まってしまった。

の「だ、だめよジュン君!未成年なのに出張ヘ○スなんか頼んじゃ!」
ジ「違―う!」
の「え、え、じゃ、じゃあこの子達は・・・」
僕はこいつらへの皮肉をこめて、
ジ「不法入国と不法侵入してきた悪人。」
と答えてやった。
の「きゃあああああ!!!け、警察、警察、だめよジュン君悪人をかばっちゃ!」
説明がまずかった。のりは混乱している。
銀「何なのその騒がしいおばかさんは?」
金「び、びっくりしたかしら~。」
翠「誰ですか~騒がしいですね~。」
真「ちょっと待ちなさい。私たちは悪人ではないわ。」
雛「うゆ~びっくりしたの~。」
蒼「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ。」
薔「Zzz・・・ふにゃ?」
真紅以外は全員疲れた口調で各々の反応をしていた。
警察へ電話を掛けようとしていたのりは真紅と蒼星石の言葉を聞くなり、動きを止めた。
の「へ?」

ジ「うそつけ、明らかにつあああ!」
真紅の放ったテーブルの上に置いてあったCDケースが見事に僕のすねに直撃した。
真「始めまして。私たちは薔薇姉妹。そこの下僕に貰われたのよ。」
銀「仕方なくだけどねぇ~。」
金「カナが貰われたやったのかしら~。」
翠「こんなチビには貰われたくなかったですけど・・・みんなが言うから仕方なくです・・・」
蒼「そうだったかな?なんかノリノリだったフガフガ。」
蒼星石の声がおかしくなったと思ったら、翠星石が手で蒼星石の口を押さえていた。
翠「しーですしーです!」
蒼「うお、うおてはらふぁはひて(わ、分かったから離して)ぷ、はぁはぁ・・・」
翠「うー。」
雛「ヒナはとっても嬉しーの!」
薔「モラワレタ・・・ポッ///」
見ていてあほらしくなってくる。
の「も、貰われた・・・まあジュン君、もうそんな年なのね。」
ジ「だから違ーう!!」
ほほを染めているのりは明らかに馬鹿だ。痛感させられる。
真「あら違ってて?」
ジ「う・・・」
正当?な反論に言葉を失う。
真「仕方ないわね、ジュン・・・だったかしら?最初から説明しなさい。」
ジ「僕の名前知ってるんじゃないか!それになんで僕が・・・」
見ると、真紅は無言で二枚目のCDケースを構えていた。
真「私はあなたに聞いていなかったと言っただけで、名前ぐらいは知っていたわ。」
ジ「わ、分かったよ。」

面倒だが、のりに最初から今に至るまでを話してやった。
の「そうだったの・・・どうりでお部屋がきれいになっていると思ったわ」
真「当たり前よ。私たちはそう教育されてきたのだから。」
教育?コイツラが?
銀「ちょっと真紅!」
翠「いきなり何を言い出すですか!」
金「そうかしら!ちょっと待つかしら!」
薔「ダメ・・・」
明らかにあせっている。
銀「いいわよねぇ?」
蒼「僕は・・・」
蒼星石は病んでいたが、
雛「ヒナはどっちでもいいの~」
蒼「うん。構わないよ。」
雛苺につられ、同意した。
真「そら見なさい。」
蒼星石を味方につけた真紅はすでに勝ったような顔をしている。
翠「蒼星石がそこまで言うなら・・・」
金「わ、分かったかしら。」
真「水銀燈、後はあなただけよ。」
銀「仕方ないわねぇ・・・」
薔 コクコク・・・
先程の蒼星石の恐怖がまだ残っているらしく、たじたじだった。
もっとも、蒼星石は何にも感じていないみたいだが。

真「私たちはね、」
真紅が喋りだすと、みんな静かになった。空気が重くなっていくのを感じた。
真「親に捨てられたの。」
その言葉を聞いたとたん、その場の空気が重くなったのが分かった。
真「私たちのお父様は、妻を何人も作って私たちを生ませた。」
重たい話だった。
真「私たちは、小さいころから英才教育を受けていて、互いに競い合っていて、
その競争に勝てば、お父様に会えると、そう思って頑張ってきた。
でも、結局誰も会えなかった。それからしばらくたった後、それぞれの母親も姿を消したわ。
私達は隠し子だったから全員でどこかに居候するしかなかった・・・それで、今ここにいるのだわ。」
沈黙が舞い降りた。だれも喋らない・・・いや、喋れない。
そんな沈黙を破ったのはのりだった。
の「で、でもそのお父様?は生きているのよね?」
真「わからないわ。でも、私達、薔薇姉妹はみんなお父様を、
お母様を今も愛しているわ。ここに今居ていられるのも、今こうしていられるのも、みんなお父様と、お母様のおかげなのだから。」
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