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「蒼星石」
「………」
「蒼星石?」
「………」
「そうせいせきッ!」
「うわ!な、なに?」
「何じゃねーです。だしぬけに抱きついてきてそのまま深呼吸しやがって。何考えてるですかお前は」
「同じボディソープを使ってても人によって匂いが変わるって聞いたから、本当かなって思って」
「誰ですかそんなトンチキな事を言いやがったのは」
「薔薇水晶とか…あと水銀燈もそんな事言ってたよ」
「…あの二人の言う事を信じるんじゃねーですよ…」
「うーん、でもあながち嘘でもなかったみたいだけど」
「なっ!?」
「僕と翠星石とではなんか違う。どこが、って言われると困るんだけど」
「そ、そんな変態くさい事言うんじゃねーです!!このお馬鹿っ!」
「いいじゃない。好きな人の匂いを確かめるのは悪い事じゃないよ?」
「そういう問題じゃねーです!」
「じゃあどういう問題?」
「……は、恥ずかしいですよ。一応これでも乙女なのですから」
「誰も見てないのに…」
「蒼星石が見てるです……うう、後生だからやめるですよ。恥ずかしくて頭がフットーしちまうです」
「残念。翠星石の匂いに包まれたかったのに」
「…抱きしめてやるからそれで我慢するです」
「うん、わかった」
「そんな満面の笑みを浮かべて…かわいい奴です。でも抱きしめるだけですよ。その先はだーめです」
「先手を取られた…」
「いつもいつもやられてばかりじゃねーです。ほれ、来やがれです」
「はーい」








「蒼星石~、おままごとするですよ。翠星石がおよめさんで蒼星石がおむこさんですぅ」
「またまた僕が男役なの…?まぁいいけど」

「翠星石、なんじは健やかな日も病める日も夫蒼星石を愛しそばにいる事を誓いますか?…はい、誓うです」
「…翠星石は一人二役なんだね」
「うっさいです、ふいんきぶち壊すような事言うなです。
 で、蒼星石、なんじは健やかな日も病める日も妻翠星石を愛しそばにいる事を誓いますか?」
「はい、誓います」
「では指輪の交換をするですよ~」
「指輪なんていつの間に…ってこの前縁日で買ったやつだね。これきれいだよね~」
「もう、ま~たふいんきぶち壊しですよ!ここはダイヤの指輪って事にでもしとくです!
 では指輪も交換したし、誓いのキスを…/////」
「ん、ちゅっ。…これでいいの?」
「/////そ、蒼星石にちゅーされちゃったです…。嬉しいですぅ。
 そんじゃ、これで結婚したって事ですし、次はこんぜんこーしょーってやつです!そーれ!」
「ちょっ、なんで僕を押し倒すの!?」
「結婚の後はこんぜんこーしょーとかいうのをするって絵本に書いてあったです!」
「こんぜんって婚前じゃないの?それなら結婚の前なんじゃ…」
「えーい、もううるさいです!そんな生意気な事いうような子にはおしおきです!」
「うわっ、服脱がさないでよ!うわあああああ!!」






 言葉とは、つまり、毒にもなるのだという事を、私は知らないでいた。
「蒼星石なんてだいっきらいですーーー!」
 私の様なタイプの人間にとって、怒りというものは一過性の病のようなもので、ふとした拍子にぷっ
つり、と張り詰めていたものを放出する、毒抜きのようなものだ。私自身、自分のそういった性格を
理解していたし、周囲の皆もそう理解していると思っていた。
 だから、私は忘れてしまっていたのだと思う。
 言葉とは、つまり、凶器にもなるのだと言う事を。


[きみのことば]



 きっかけは、つまらない。今思い出すとどうしてそんな事で私は怒ってしまったのだろう、と自分
で自分を責めたくなるほどに下らないものだったと思う。ただ、少し前の私はそれが下らないとは思っ
ていなかったらしく、癇癪を起こした子供のように、最も親しい身内、蒼星石に怒りの矛先を向けて
いた。
 私には甘えがあったのだと思う。
 蒼星石はたった一人の肉親で、妹で、まるで自分の分身のようにすら思っていたから、何を言っ
てもきっと許してくれると、何の根拠もない免罪符を持ったつもりでいた。
 勿論、免罪符なんて、私は持っていなかったのに。

 私は、私の言葉が蒼星石を傷付けていたとは、全く考えていなかった。
 咽元を過ぎれば熱さも忘れると言うか、結局の所、根本的なところで私は単純なんだろう。その
癖、素直になるのにはとても時間がかかって、決心した頃には、もうその関係すら終わっていた事
も少なくない。その度に後悔して、もうこんな風にはならないと決心して、それでもすぐにそんな誓
いを忘れてしまう私は、やっぱり、単純なんだと思う。
 それ以上に、私は愚かなんだと、つくづく思う。
 私が、蒼星石と丸一日口を利かなかったのは、物心が付いてから以降、その日が初めての事だった。

 そんな事実に気付いた時、あろう事か私は蒼星石に向かって吐いた、無責任な怒りの塊のような
言葉の事を完璧に忘れていた。
 だって。なんて言いたくはないけれど。だって、いつもの事だったから。
 無責任な私は、自分の吐いた言葉が、どれだけ蒼星石を傷付けたかなんて事を、全く考えてい
なかった。
 あの言葉を吐いてから、私は一度でも彼女に謝っただろうか。ごめんでも、すまねーでも、謝罪
の言葉を述べるのが恥ずかしくて、蒼星石の好きなお菓子を買ってみたりとか。そんな事を何か一
つでも、私はやっただろうか。
 双子の姉妹という関係に託けて、私は、謝るという当然の行為すら、彼女にしていない事に気付
いた。

 丸一日かけてそんな当然の事に気付いた私も間抜けだけれど、分かった上で、妙なプライドの
為に謝る事のできない私は、もっと馬鹿だ。
 謝れば、きっと蒼星石は許してくれる。これは絶対だ。自信を持って言える。
 なのに、意固地になった私は、俯いた顔から覗く蒼星石の視線を無視するように、いつも隣を歩
く彼女を置いて、歩いていた。
 ごめんなさい。
 ごめんなさい。
 心の中で何度謝ったって、口にしなければ意味はないのに。
 そんな時、
「ごめんね…っ」
 蒼星石の、泣き声が聞こえた。

 振り返ると、通学路の道の真ん中で、ぐすぐすと嗚咽を漏らしながら、蹲って泣いている蒼星石
の姿が目に入った。か細く聞こえる彼女の言葉は、ごめんね。を繰り返し続けていた。
 何を謝っているんだろう。謝るのは私の方で、蒼星石が私に謝る必要なんて一つもない。なのに
なんで泣いてるの。なんで謝ってるの。
 泣かないで。
 泣かせてしまった私は、地獄にだって落ちても良いから。
 泣かないで。

「ごめんですぅ…っ」
 馬鹿な私の馬鹿なプライドの為に傷付いた妹の姿を見て、やっと私はその言葉を口にする事が
できた。蹲る蒼星石に近寄って、その肩を抱いて初めて分かった。
 信じていた人に大嫌いと言われて、何も言われないまま、何も言えないままで日々が過ぎていく
事の恐怖を。そんなの、想像するだけで怖くて、涙がぽろぽろ出てくる。
 私はやっぱり馬鹿だ。
 大好きな妹が傷付くのを見るまで、そんな事に気付けないなんて。
「ごめんです。ごめんですぅ。大嫌いなんて嘘っぱちですぅ。翠星石は、蒼星石の事が大好きです
よ。だいだいだいだいだい大好きですーーっ」
 ここが通学路だなんて事を忘れて、私達は抱き合ったまま泣き続けた。


「なーんて事が、昔あったですよ」
 昔語りを終えると、金糸雀と雛苺は、まるで我が事のように嬉しそうに、お互いの手をとってぽろ
ぽろと涙を流していた。
 はて、私はどちらかというと私の恥ずかしーい。今以上に利己的で、お子様な性格をしていた頃
に対しての懺悔のつもりだったのに、どうやらこの二人は美談と受け取ってしまったようだ。
 全く、可愛らしいくらいに素直な二人だ。
「蒼星石はともかく翠星石はあまり進歩がないように感じるのは私だけかしらぁ」
「本格的に自分が悪いと思った時に限定すれば、進歩があると言えるのではないかしら」
 と、嫌味ったらしく&訥々と正論を述べるのは水銀燈と真紅。
 普段は犬猿の仲のくせに、こういう時だけはやけに意見が合う二人だ。今まで蒼星石しか知らな
かった過去を話したのだから、もっとこう、何と言うか翠星石の事を褒めても良いとは思いませんか。
「でも、二人とも仲直りできてよかったね……」
「天下泰平…」
 こちらは、同じく双子組の薔薇水晶と雪華綺晶。
 同じ双子同士という事も何か感じさせてしまったのだろうか。私の話を聞いている間中、二人の
手がしっかりと繋がっていたのが、やけに目に映る。微笑ましい光景な筈なのに、こんな話をした
後だからか、見てるだけで何か恥ずかしい。
 思わず目を逸らすと、その先で、
「でも、僕が言うと身内贔屓みたいに聞こえるかもしれないけれど、翠星石は昔からずっと優しかっ
たよ」
 そんな事を、臆面も無く喋る、妹の姿が目に入った。


「なななな、何を言うですか蒼星石はーー!」
「僕は姉さんと違って、思った事に嘘はつかないよ」
 確かにそうね、と真紅が呟くのが聞こえたがここは無視する事に決めた。
 そんなんだから百合姉妹扱いされるんだけどねぇ、とか言う水銀燈の台詞も無視! というか百
合女王の水銀燈に言われたくない。
 あはは、と笑いながら私の攻撃を受け流す蒼星石。
 二人とも仲良しかしらー、なのー。と楽しげに笑う金糸雀と雛苺。
 どこか呆れながら、でもやはり楽しげに見つめる水銀燈。
 よく分からない双子。
 ここに満ちている言葉は、あの頃と違って、とても暖かなものに感じる。
 でも、それも当然なのかもしれない。
「でも、不思議ね」
 無視を決め込んだ筈の真紅の言葉が、耳に入る。
「翠星石の話だと、言葉は毒を持った凶器になるらしいけど」
 言葉とは、つまり。
「今の二人を見てると、それだけじゃないと思えるのだから」
 きっと、何かを、誰かを、癒すものでもあるのだから。









百合?

薔「ジュン、あーん」
ジ「あーん」
薔「おいしい?」
ジ「ああ、おいしいよ」
薔「えへへ・・・あ、ご飯粒付いてるよ?」
ジ「え、本当?」
薔「うん・・・・ちゅ・・・・」
ジ「ば、薔薇水晶!?」
薔「えへへ・・・キスしてとっちゃった・・・」

蒼「あの二人いいな・・・人目を気にせずらぶらぶで・・・僕も姉さんと・・・」
~~~
蒼「姉さん、あーん」
翠「あーん、ですぅ」
蒼「おいしい?」
翠「おいしいですぅ、蒼星石の料理は最高ですぅ」
蒼「ふふ、ありがとう・・・あ、ほっぺにご飯粒が・・・」
翠「ええ!?と、とってですぅ!」
蒼「うん・・・・ちゅ・・・はい、取れたよ」
翠「うええ!?そ、蒼星石・・・教室で・・・(///)」
蒼「ふふ・・・かわいいよ・・・翠星石」
~~~
蒼「ふ・・・ふふふ・・・・・・・は!?いけないいけない・・・また一人で妄想してたのか・・・うん、妄想だけじゃ、だめだ、実行しないと!」

お弁当作り
蒼「えっと・・・本に書いてある通りだと・・・こうして・・・こうして・・・」

完成料理→×××

蒼「・・・・・・・」
べ「蒼嬢好きだー!!」
蒼「うん、僕も好きだよ、だからこれ食べて」
べ「うはwwww手作り料理ktkrwwwwwwww亜w背drftgyふじこlp;@:「」
蒼「・・・うーん・・・レシピ通りに作ったのに・・・まあ、冷凍食品でもいいかな・・・」

お昼
蒼「姉さん、お弁当作ってきたんだ、一緒に食べよう?」
翠「蒼星石がですか?珍しいです」

蒼「さあ、食べよう」
翠「お箸がねえです」
蒼「あ、忘れちゃった(わざとだけど)」
翠「そうですか」
蒼「うん、だからあーんとか」
翠「予備のお箸は何時も持ち歩いてるから心配無用ですぅ」
蒼「・・・・・・」

カシャン
蒼「あ、自分のお箸落としちゃったよ(わざとだけど)」
翠「大変です」
蒼「うん、だから翠星石に食べさs」
翠「もう一本予備のお箸あるから使うです」
蒼「・・・・・・・・・」

蒼「あ、翠星石、ほっぺにご飯粒が・・・」
翠「ええ!?本当ですか!?」
蒼「うん、だから僕が・・・」
翠「ティッシュはちゃんと持っていてよかったですぅ」
蒼「・・・・・・・・・・・・・・」
翠「前かがみになって何してるです?」
蒼「いや・・・向こうにいる薔薇水晶みたいにキスしてとろうかなーと」
翠「そんな「ばっちぃ」ことするなですぅ」
蒼「( ゜д゜)」

薔「・・・・pgr」








「蒼星石~おままごとするですよ。翠星石がスィドリーム役で蒼星石がレンピカ役ですぅ」
「スィドリームとレンピカって何!?まぁ、いいけど」

「……あの」
「……(ジー)」
「翠星石?」
「……(ジー)」
「……(何で何も言わずに見つめてくるんだろう。恥ずかしいな……)」
「……伝わったですか蒼星石?」
「!?何が?」
「もう、これは人工精霊でのおままごとなんですから何も言わなくても気持ちは伝わるはずですぅ」
「人工精霊って何なのさ……」
「で、伝わったですか?」
「(ここで伝わってないとか言うと逆ギレされそうだなぁ。仕方ない適当に言ってみよう)蒼星石大好きって僕には伝わったけど」
「!本当に伝わったですか、すごいですぅ。もしかしたら翠星石達は人工精霊かもです」
「(本当に蒼星石大好きって思ってたのか……恥ずかしいな)さすがに人工精霊って事はないと思うけど……って翠星石、何僕の匂い嗅いでるのさ」
「……(レンピカは甘い香りがするって絵本に書いてあったです!)」
「ちょ、翠星石、服脱がせないでよ!」
「……(おかしいですね、なかなか甘い香りがしないです、いろんな所を嗅いでみるです)」
「やめてよ、くすぐったいよ、ってどこ触ってるのさ!やめ、うわああああ!!」

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