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銀「次のお給料日まであと一週間…」
銀「もうお塩と公園の水道水しかないわねぇ」
銀「そのお塩ももってあと2日…」
銀「…ああひもじい。水道止められてるからお風呂も駄目…そろそろ臭うかしらぁ」スンスン
銀「…海に浸かりにでもいきましょうか」

バシャバシャ
銀「…!海水って…最初からお水の中にお塩が入ってるじゃなぁい!」
銀「家にあるお塩の残りを気にしなくても…塩分を水ごと摂れるわぁ!」
銀「ああ…美味しい」ガブガブガブガブ

ジ「何故だろう、僕の目から溢れ出る水すらもったいなく感じてしまう」
【塩と】【水だけ】 


その日は起きてからずっと憂鬱だった。
朝起きて、洗面所に顔を洗いに行ったが、蛇口をひねっても水が出ない。
昨日から水道を止められている事を忘れていた。
電気はまだ止められてはいないものの、冷蔵庫は何もない空間を無駄に冷やしているだけ。
両親の不和の結果がこの有様か。…悲しい。お金がない事は絶望そのものだ。
仕方なくランドセルを背負い、私は家を出た。
洗面とトイレは、途中の公園で済ませるしかない。

空腹から来るめまいに耐えてわずかにふらつく足で教室に入り、自分の席に着く。
それを見計らい、綺麗な赤いドレスを来た子が私に近寄ってくる。
「貴女、また昨日と同じ服じゃない。臭うわよ」
それだけ言うと、彼女は私を遠巻きにして教室から出ていった。私は顔を真っ赤にしてうつむく。
今日の四時間目の家庭科の調理実習。そしてあの子。新学期を迎えた学校がたまらなく嫌だ。

二時間目の国語の授業中、こらえていたにもかかわらず、私のお腹は大きな音を立てて鳴ってしまった。
とたんに教室中に広がる笑い声。赤いドレスの女の子はここぞとばかりに私を罵る。先生も笑っている。
「今日は調理実習だ。それまで頑張りなさい」
泣きそうになった。私が家から用意してくるよう割り当てられたのは、卵4個とお米2合と食塩。
それが家にはなかった。持ってこれたのは塩だけ。 

中休み。しょんぼりとしている私に、男の子が声をかけて来た。
「具合でも悪いのか?」
私は首を横に振った。
「…何かあったのか?」
おずおずと顔を上げてその眼鏡の男の子を見てみる。本当に心配してくれているようだ。
つぶやくように、私は事の顛末を話した。
男の子は、何か考えているようだったが、チャイムに追われるように自分の席に戻っていった。

3時間目が終わった。重い心と足を引きずるように、とぼとぼと家庭科調理室へ向かう私。
授業が始まる。同じ班の3人が、家から持ってきた割り当ての材料を調理台の上に出している。
赤いドレスの子が私をせかした。
「早く材料を出しなさいよ。どんくさいわね」
他の二人も、私の方を見ている。うつむいたままの体が震える。お塩しか持ってきていないなんて言えない…
「早く出しなさいってば」
涙がこぼれそうになった。その時。
「おい、お前これ教室に忘れてたぞ」
あの眼鏡の男子が、私にビニール袋を手渡した。中には卵とお米。
あっけに取られて見送っている私をよそに、男の子は自分の班へと戻っていった。
「悪い。俺材料忘れちゃった」
「何だよ、さっきの袋お前のじゃなかったのかよ」
「ホントごめん。おにぎりでも作ろうぜ」

…私の班は、無事にチャーハンを作り終えた。
他の班員が食べないと言うので、自分で全部食べてしまいたいというお腹の欲求を押しとどめ、
私は残ったチャーハンのお皿を持って、眼鏡の男の子のところに持っていった。
「あの…よかったらこれ食べて…」
おにぎりを頬張っていた男の子は、私の顔とチャーハンを見比べていたが、一口食べてみて顔をほころばせた。
「美味しいな…これお前が作ったのか?」
首を縦に振る。実際、他の人たちはほとんど何もしていなかった。
「じゃあこれ、お返しだ。僕が握ったんだ」
男の子が私におにぎりをくれた。そのままぱくりとかみつく。…塩加減が絶妙で美味しい。
…嬉しい。
おにぎりを食べながら涙を流す私を、男の子はどぎまぎしつつ慰めてくれた。

○○○
銀「…ほんと、あの時のジュンのおにぎりの味は忘れられないわぁ」
ジ「…そんな事もあったなぁ。お前が泣き出した時は慌てたよ」
銀「ねえ…ジュン」
ジ「なに?」
銀「本当にありがとぉ。昔も…そして今も。支えてくれて…」
ジ「…ああ。で、昼飯は何にしようか」
銀「貴方のおにぎり食べたぁい」
ジ「ああ。待ってろ。この後真紅と出かけるんだろ?急いで作ってやるからな」
銀「はぁい」
【塩と】【水だけ】


銀「ふうん?アナタが私に相談とは珍しいわねぇ」
翠「ん、まあ…翠星石だって不本意ですよ」
銀「そ。なら別を当たりなさい」
翠「ぎゃあー!?ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいですぅー!!」
銀「ず、随分必死ね。一体何よ」
翠「その…アドバイスが欲しいんです」
銀「何の?」
翠「こ…こここ告白…の」
銀「ふーん。ま、恥をしのんで頭を下げた誠意を汲み取ってあげましょう。いいわ、教えてあげる」
翠「ありがとうお姉ちゃん!!へえ♪」
銀「似合わないから止めなさい」
翠「ですよね」

銀「コホン…そうねぇ、まずその殿方とは友達としてでも関係は持ってるの?」
翠「もちです。翠星石の入って千まで数え続けた風呂に入れさせた事もあります」
銀「…う、うん。なら、後は告白にインパクトを持たせればイケるんじゃない?」
翠「その心は?」
銀「涙」
翠「涙、ですか…」
銀「男にはね、乙女の涙にどうしようもなく弱いという性質があるの。遺伝子レベルでね。アナタ、器量は悪くないんだし絵にもなるでしょう。並の男なら一撃よ」
翠「一撃ですか」
銀「一撃よ。多少手こずっても時間はアナタに味方してくれるわ。どんどん押していきなさぁい」
翠「なるほど…よっしゃあ!なんか勇気出てきました!感謝するですよ水銀燈!」
銀「はいはい。検討を祈っておくわ」 

翠「うわぁあああああああああああん!!ジュンーーーー!!」
ジ「うお!?いきなりなんだ!?」
翠「付き合ってぐださいぃいいいい!!翠星石はぁあああああジュンが好きなんでずぅうううう!!ああああああああああああん!!」
ジ「おい、こんな道のど真ん中で泣くなって…!」
翠「ギャアアアアアアア!?ジュンに嫌われましたぁあああああ!!翠星石はもう生きていけませんーーー!!ああああああああああああー!!」
ジ「ま、待て!落ち着け!」
翠「じゃあ付き合ってくれますか?」
ジ「え?いや、その」
翠「うわぁあああああああああああ!!ジュンの人殺しぃいいいいいいいいー!?乙女殺しぃいいいいいいいいー!!」
ジ「わ、わかった!だから頼むから泣くな!な!?」
翠「じゃあこの婚姻届に判子をお願いします」
ジ「は?いや、判子なんて…」
翠「翠星石が持ってるですよ。どうぞ」
ジ「どこに押せって?」
翠「ここです」
ジ「…いや、ちょっと待てなんかおかし(ry」
翠「うわぁああああ(ry」

銀「はいもしもし…あら、翠星石じゃない。その声からすると、結果は言うまでもなくと言ったとこのようね」

翠『です!!もー水銀燈の言った通りでしたよ!!涙腺が破裂するかってくらいに泣いてやりました!!』
銀「そぉ、頑張ったわねぇ。おめでとう」
翠『はいです!またお礼持って会いに行きますから!』
銀「ふふ、期待してるわ」
翠『んじゃまたです!!ありがとうでした水銀燈ー!!』
銀「ふぅ…まったく威勢だけは一人前なんだから。でもこれで、少しは女らしくなるかしら?…んー、ま、あんな可愛い子に言い寄られた今日一番の幸せ者のお相手次第ね」


【乙女の】【涙】


雛「うわああああああああん」
銀「あらぁ…どぉしたの?おちびさん」
雛「お母様がいないの~…えーん」
銀「迷子さんねぇ…お家はどこぉ?」
雛「分かんないの…ひぐっ」
銀「あ、あなたのリュックに住所書いてあるじゃなぁい。送ってあげるわぁ」
雛「うぃ…」

雛「お家に着いたの~!!」
銀「良かったわねぇ」
雛「雛本当に嬉しいの!おばちゃんありがとうなの!」
銀「!!」
雛「じゃあねなの!」バタン
銀「…」

銀「うわああああああああん」
ジ「水銀燈じゃないか…こんな道の真ん中で何泣いてるんだ」
銀「うっさいわねぇジュンのオジン!うえええええん」
ジ「どうしてこうなった」
【乙女の】【涙】


biero注意
真「あら水銀燈、何を着けているの?」
銀「フンドシよぉ」
真「ちょっ…フンドシって貴女、女を捨てるつもりなの?」
銀「失礼ねぇ。昔は女性もフンドシしてたのよぉ」
真「…それで、何故貴女は21世紀にもなってそんなものを着けるのかしら?」
銀「知ってる?お腹をパンティのゴムで締め付けるのは健康に良くないらしいわよぉ?
  生理痛も和らぐし、冷え性も克服できてもぉ最高ぉ」
真「それを聞くと納得できなくもないわね。ところで誰が貴女にそんなことを?」
銀「ジュンよぉ。ジュンの場合はアレが勢いよく飛ぶようになったって…
  昨日の夜なんか、私の顔まで…///」
真「貴方達…」プルプル
銀「貴女は別に生理痛とか冷え性には困ってないものねぇ。ってか前から思ってたんだけどぉ、
  貴女ブラ着けてるでしょぉ?全く意味ないじゃなぁいww何も着けないかせめてサラシを巻けばぁw
  ってちょ何よぉやめくぁwせdrftgyふじこlp;」
【フンドシ】【サラシ】


銀「あらあら、おばかさんが群がってどうしたのかしら?」

翠「この…口開いたと思えばバカバカうるさいんですよ!」
蒼「そうだね。水銀燈、あんまりそんなことばっかり言ってると僕たちだって怒るよ?」

銀「だって事実じゃない。おばかさんにおなかさんと言って何が悪いのかしら? おばかさぁん」

雛「う~…ばかって言うほうがばかなのよ~! 水銀燈は大ばかなの!」
紅「…水銀燈、いい加減にしないと怒るわよ」

銀「おばかさんに何言われたって、痛くも痒くもないわねぇ~」

金「じゃあ…『あのこと』、バラしちゃおうかしら」
銀「!!! くっ…あとで覚えてなさい」

薔「あ、銀ちゃ…行っちゃった」
雪「黄薔薇のお姉様、『あのこと』って?」
金「くふふふ…秘密かしら。みんなにバラしちゃったらもう使えないものね」

====

銀「くっ…昨日の夜中、自転車に乗りながら熱唱しているところを目撃さえされなければ…うわぁぁぁん! めぐぅぅ!」
め「嫌なところを目撃されて上に出れない水銀燈…アリね」

【乙女の】【歌声】


銀「魔 触 の 爪
  腐 触 の 骨
  軋 む 音 響 か せ
  こ れ が 愛 か 憎 し み な の か
  答 え が 必 要 よ ね ぇ ? ♪」
ジ「足つぼマッサージくらいで大袈裟な」
銀「痛ぁい」
ジ「我慢しろ」
【乙女の】【歌声】


め「ねぇ、水銀燈」
銀「何よ、また面倒な話?」
め「ううん、今回は、お願い」
銀「お願い…まぁ、内容によるわね。話してみなさい」

め「水銀燈は私が良く歌ってるの、知ってるよね」
銀「ええ。飽きもせずに同じ曲ばっかり、ね」
め「だって、ずっと病院の中で、テレビも見ないからアレしか知らないんだもの」
銀「そりゃ、そうでしょうけど…で、お願いって何よ?」
め「今日は水銀燈に歌ってもらおうかなぁと思って」
銀「はぁ? 何言ってるの、私があなたなんかのために…」
め「歌ってくれないの?」
銀「う…」

銀(やばい、別に音楽なんて興味なかったから、真紅や雛苺の面倒見るときに一緒に見てる
  「くんくん探偵」のテーマソングくらいしか知らないわぁ…ってアレそもそも歌入って
  ないじゃない!?)

銀「め、めぐぅ…今日はちょっと喉の調子が良くないから…」
め「いや、今、ここで、水銀燈の歌声が聴きたいの」
銀「え、ええぇぇ…」

どうなる銀ちゃん! …続かない

【乙女の】【歌声】


金「あらお姉ちゃん、それって今はやりのシルバーアクセかしら~?」
銀「流行かどうかは知らないけど、そうよぉ」
金「どこで買ってきたの? クロムハーツとかかしら~?」
銀「いいえ、自作よぉ」
金「それはすごいかしら~。どうやって作るのかしら?」
銀「簡単よぉ。銀塊買って来て引きちぎって、指で穴を開けて。あとは細かい形を整えるだけよぉ」
金「そんな力技ができるの、お姉ちゃんだけかしら~…」

【銀の】【アクセサリ】

金「ちなみにそれを作ろうと思った動機は何かしら~…?」
銀「カウンターパンチの破壊力増強のためよぉ。真紅の絆ックルとかねぇ……」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2009/12/18(金) 20:32:25.46 ID:**********
銀「JUM……お願い……電気、消して……」
J「どうして? 僕はもう少し、君の顔を見ていたいな……」









銀「電気代の節約のためよぉorz」
J「( ゚д゚ )」
【電気】【消して…】




銀「あ、スタンドのコンセントも抜いておいてぇorz」
J「あま~い空気がすっかり立ち消えに……どうしてこうなった( ゚д゚ )」 

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2009/12/18(金) 21:43:01.67 ID:----------

>>8
随分と経済観念の発達してる水銀燈に萌えた
JUMはもうちょっと押せよwwwwwwwww

 

24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2009/12/18(金) 23:03:19.11 ID:**********

>>13
銀「この手のネタで『貧○』って言われなかったのはかなり珍しいわぁ……」
J「泣くな水銀燈、明日にでもパスタ食べに連れて行ってやるから」


J「じゃあ………いくよ、水銀燈………」
銀「え、ちょ、待っ……まだ早いわよぉ……」












銀「確かに昨日約束したからパスタ食べに連れてってくれるのは有難いんだけどぉ、ここ開店は午前11時よぉ。まだ1時間もあるわぁ」
J「orz」
【あん、】【まだ早い】

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