ラ「スレタイに兎!これはまさしくスーパーラプラスタイムの予兆!いいでしょう!この不肖、ラプラス…七生をもって一曲歌わせて頂きます!」
~ウサラプ~
うさうさうさうさうさうさ♪
うさうさうさうさうさうさ♪
うさうさうさうさうさうさ♪
うさうさうさうさうさうさ♪
うさ~♪
ジ「なあ、ドゥエルヴァルツァしない?ドゥエルヴァルツァ」
ジ「おぉ、いいよ。僕、僕すごい強いけど。僕言っとくけど。すごい強いから。だって、僕の(ネットの)知り合いにあの、日本で五番目に強い(ゲームの)先輩いるもん。先輩!ドゥエルヴァルツァ!五番目に強い先輩いるもん!」
ジ「ふふっ、いいよ。やるか。なに、なに賭ける?…限定ラプラス写真集!?お…うん…あ、いい、いいよ。写真集。いいよ!写真集!おぉ。爆発グラビア兎で。発情期限定の、ムキムキ版。ムキムキだー!ムキムキだー!ふ、ふふwww僕自重www僕自重しろwww」
ジ「あ、いい?あ、じゃあ僕ラプラス使うわ。ラプラス。おう。お前ラプラス使うなよ。僕ラプラス使うんだよ。
だ、ちょ、お前ラプラス使うなって!お前くんくん使っとけよ!お前くんくん好きだろ!だからラプラス使うなって!おい!おい!!ラプラス!!ラプラス使うなってーーー!!!」
らぷらすらぷらすらぷらす♪
らぷらすらぷらすらぷらす♪
らぷらすらぷらすらぷらす♪
らぷらすらぷらすらぷらす♪
ら~す♪
い~た~ず~ら~ウサギ~(トリヴァア~ル♪)
ダ~ン~ディ~イ~ウサギ~(トリヴァア~ル♪)
は~ら~ぐ~ろ~ウサギ~(トリヴァア~ル♪)
き~も~か~わ~ウサギだー!!
うさうさうさうさうさうさ♪
うさうさうさうさうさうさ♪
うさ~♪
白「トリヴァアルですか?したければすればいいと思いますよ?」
槐「げらげらげらげら」
白「何ですかこの兎調子なんか乗って。体がキモいんですよ」
槐「へー」
白「兎鍋にしますよ。主に体がキモいです。トリヴァアルする前にもっとすべき事があるでしょう?」
槐「げらげらげらげら」
白「いつまでも執事ネタにしがみついて、違う事できないんですか?芸がないんですよ」
槐「げらげらげらげらげらげらげら」
白「え?泣いたらいいと思ってるんですか?バカなんですか?」
槐「げらげらげらげらげらげらげら」
ラ「キモカワでゴメンなさいねーーー!!!!」
ラ「はあはあはあ…いやぁ実に見事見事。私の魅力溢れるナンバーとなりました。おや?お嬢様とお嬢様のお友達ではありませんか!わざわざ聞きに来てくれたのですか?いやはや、このラプラス感激しております。この年まで生きてきた甲斐もあるというもの。
…はて、水銀燈様。どうして羽ペンを私の目に近づけるのですか?金糸雀様、そのデシベルでは鼓膜どころか頭蓋骨が粉砕しますぞ?やあ翠星石様、そのお花は猛毒があると存じておりますが。いやあ実に大きなハサミですな蒼星石様。
ああ真紅様。そんなに腕をきつく抱きしめられると関節が無くなってしまいます。雛苺様、私の耳と尻尾で危ない遊びはご遠慮ねがいたいのですが…あれ?皆様?ちょ、それ以上は待っ…」
雪「兎狩りの季節ですわねばらしーちゃん」
薔「そうだねお姉ちゃん」
雪「うん、なかなかイケますわねばらしーちゃん」
薔「そうだねお姉ちゃん」
uhouho
「寒いね」
部活帰りの、木枯らしが吹く晩秋の並木道
枯れ葉を踏む音を聞きながら、僕は並んで歩く先輩に話しかけた
「寒いよね。もう十二月だもんな」
そう返してくれる彼の吐息は、夜の暗さもあって白さが目立つ
「あっという間にクリスマスだね」
少しの期待を込めた僕の言葉も、やっぱり白かった
鈍感な彼は気付いてくれたかなぁ・・・今の
答えを待ちながら、黙って歩く
でも彼は、僕に返事をくれなかった
僕の気持ちなんか、どうだって良いの?だとしたら、ちょっと寂しいよ
「あのさ・・・手を繋ごう」
このままじゃ胸が苦しいから、少しの勇気を出して誘ってみた
すると彼はニッコリ笑って、僕をギュッと抱きしめた
心の準備なんかしてる間もないくらい突然に
「おにいちゃんって呼んでも良いんだぞ」
耳元で彼に囁かれて、僕のドキドキは更に激しくなる
この胸のドキドキを彼に伝えたくて、僕もしっかりと抱き付いた
「はい・・・山本先輩」
「これからもヨロシクな、ジュン君」
ピンポーン
「やぁ、担任の梅岡だよ」
僕は、不登校の桜田の自宅を朝から訪ねているんだ。がんばれ僕、コミュニケーションだ、桜田と一緒に学校に行くんだ。
「ジュンくーん。梅岡先生よぉ」
桜田のご両親とお話がしたいんだが、取りあえずはお姉さんと桜田の今後について考えないと……
おっと、桜田の登場だ。
「……」
「おはよう桜田、元気かい? 早速だが今から学校に行こう!」
……待て待て、これは性急すぎないか? まずはメールアドレスの交換からで桜田の心を開くことが先なんじゃ……
そうだ、クラスメイトからのプレゼントの進呈を忘れていたよ。
「……先生」
なんだ? この世界の終わりのようなテンションの桜田は! 僕は何か間違ったのか!
「今日は祝日です。」
学校は、休みだった……
ジ「やあみんな!ご機嫌よう!素晴らしい日曜日だね!!」
翠「真夜中のクセにテンション高いヤツですねぇ…」
ジ「HAHAHA!当たり前じゃないか!なんたってこの日曜日はただの日曜日じゃない!明日も休みという日曜日なんだぞ!!」
翠「まあ、そうですね」
ジ「だからどんなに遅くまで起きてても良く、またちびまる子ちゃんやサザエさんを恐れる事もない!!どうだ!参ったか月曜日!イヤッホー!!」
翠「ところで…冬休みの宿題が出来なかったヤツに補習課題が出たハズですが…ジュンは大丈夫でしたか?」
ジ「………」
翠「もちろん翠星石は大丈夫でしたけどねぇ~」
ジ「………」
翠「ん?お~い。大丈夫ですか~。戻ってこいですよ~」
翠「し、死んでる…」