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そんな事より、聞きやがれです蒼星石。

昨日、ジュンの家に行ったですよ。
そしたらなんか、リビングに人がいっぱいでソファーに座れないんですよ。
で、よく見たらなんか『探偵犬くんくん ~人形達の鎮魂歌~』とか、皆で見てるですぅ。
もうね、アホですかと。お馬鹿かと。
お前らな、くんくん如きで普段来てないジュンの家に来てるんじゃないですよ。ボケが、ですぅ。
くんくんですよ?くんくん。
なんかチビ苺と金糸雀とかもいますし。チビ同士でくんくん鑑賞ですか。おめでてーですぅ。
「くんくん!あぶないのよー」とか叫んでやがるですぅ。もう見てられんですぅ。
お前ら、スコーンやるから今すぐ出て行くですぅ。
ジュンの家ってのは、もっと殺伐としてるべきなんですよ。
ヒキコモリのジュンのヤローが、いつキれるか分からない。
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーですか。お子様は、すっこんでやがれですぅ。
で、やっと座れたかと思ったら、真紅の奴が「ジュン、紅茶を淹れて頂戴」とか言ってるですぅ。
そこでまたぶち切れですよ。
紅茶なんてきょうび流行んねーですよ。ボケが、ですぅ。
得意げな顔して、何が「紅茶を淹れて頂戴」ですか。
お前は本当に紅茶を飲みたいのかと問いたいですぅ。問い詰めたいですぅ。小1時間問い詰めたいですぅ。
お前、紅茶って言いたいだけじゃないのですかと。
ジュンが大好きな私から言わせてもらえば、今、ジュンの家での最新流行はやっぱり、
スコーン、これですぅ。
翠星石の特製スコーン。これが通、ってやつですよ。
スコーンというのは、翠星石が得意な手作りのお菓子。その代わり少し硬めですぅ。
で、それを三べん回って「ワン!」と言ってから食べるですよ。これが最強ですぅ。
しかし、こうやって他人をおちょくっていると、次からのりにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣ですぅ。
素人にはお薦め出来ないですぅ。
まぁ、お前らド素人は、花丸ハンバーグでも食ってろ、って事ですぅ。 






中学の頃カッコいいと思って、怪我もして無いのに左目に眼帯をつけてた。
突然目を押さえながら
「…!くっ……また…暴れだした……」とか言いながら息をを荒げて、
「……偽りの器には……真実の光は眩しすぎる……」なんて言ってた。

翠星石に「何してるですか?」と聞かれると、
「………水晶眼(自分で作った設定で、私の眼帯の下に隠されてる力)を持たない人には……関係無い……」
と言いながら人気の無いところに消えていく。
テスト中、静まり返った教室の中で「ぅ……こんな時にも……しつこい……」
と言って教室飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる。

体育の授業で、皆で校庭に集まってる時も、眼帯を痛そうに押さえながら、
「……お願い………この人達には……手を出さないで………」
と、空に向かって言ってた。
体育の先生も私がどういう生徒が知ってたらしく、引き攣った苦笑い。
毎日、こんな感じだった。

でもやっぱりそんな痛いキャラだと、真紅に
「水晶眼見せるのだわ!水晶眼!」と髪でピシピシされたり。
「……貴女は……誰………?」とか言って、真紅を逆上させてしまって、首を絞められたりした。
そういう時は何時も左目を押さえ、少しだけ眼帯をずらしながら、
「…真紅…貴女は……許さない……」と一瞬、力を解放するフリをして、
「ハッ!……ダメ…お父様に…叱られる……」と言って眼帯を戻したりしてた。

そうやって時間稼ぎして休み時間が終わるのを待った。
授業と授業の間の短い休み時間ならともかく、昼休みに絡まれると最悪だった。






雪華綺晶とのバーベキューへの思い入れは、凄まじいものがあるかしら。
この前偶然、彼女にディナーに誘われて、意気揚々と行ってみた時の事かしら…。

まず、お肉が凄いかしら!キロ単位を塊で買ってるかしら!
手土産に持って行った卵焼きを見て「それじゃあ足りませんわ、デコ野郎」という顔をしてたかしら…。
「みっちゃんさんの薄給では、それが精一杯ですわね」みたいな。
絶対、その数キロのお肉より、カナが持ってきた卵焼きの方が美味しいかしら!
というより、お野菜が見当たらないかしら……。

で、雪華綺晶がお肉を切り始める。…やたらと切ってたかしら。
執事のラプラスさんも、この時ばかりは雪華綺晶に任せていたかしら。
普段、落ち着いている執事さんが、ここぞとばかりに「ブラボォ!おぉ…ブラボォ!!」を連発。

鉄板も凄かったかしら…。まず、一人一枚。家族用サイズの鉄板が、全員の前に並べられてたかしら…。
それで、やたら焼く。焼いて雪華綺晶が食べる。片っ端から、食べる。
ゲストとかそんな概念一切無かったかしら…。

雪華綺晶が焼いて、雪華綺晶が食べる。いつまで経っても、カナは回ってこなかったかしら…。
あらかた片付けた後、「どうかなさいました?」なんて言いながら、顔を覗き込んできたかしら。
カナには、貴女のお腹がどうなってるのか、はなはだ疑問かしら…。

で、雪華綺晶一人で数キロのお肉を食べた後に、食後のワインが樽で出てきたかしら…。
「今日は私も頂きましょうか」とかラプラスさんが言う。貴方はさっさと帰っていいかしら。
酔ったラプラスがカナに「ふむ…よく見れば、貴女も可憐な……」云々。殺意と言うものを初めて覚えたかしら。
変態執事が「トリビァル!トリビァル!」とか言って、
雪華綺晶が「ふふ…ぐるぐる…ぐるぐると…」とか言いながらクルクル回り始めたかしら…。
この儀式(?)の意味は今でも分からないかしら…。何だか、思い出すだけで泣きそうになってきたかしら……。

と…とにかく!!貴女達も、雪華綺晶にバーベキュー誘われたら、要注意って事かしら!!






紅茶が大好きなのだわ!死ぬほど大好きなのだわ!!
そうね。どれくらい大好きかって言うと…

例えば、血肉も沸騰する灼熱のゴビ砂漠で一人放浪。もう手持ちの水も無くなってしまって……
「もう……駄目なの…?」と覚悟した時に…突然、目の前に水銀燈が現れたとするでしょ?
水銀燈は、永遠に中身が無くならない魔法のヤクルトと、
たった一杯の、それも熱々の紅茶の入ったカップを差し出し、どちらか一方を私にくれると言うの。
そうなった場合、私はさんざん迷うでしょうけど…
間違いなく、水銀燈を殴るでしょうね。全力で。
それくらい紅茶が好きなのだわ。
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