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121:怖い保守を致すのだわ

「なにか………いきなり水銀燈が震えているのだけれど」
「気にしないで良いわよ――さ、次は誰が話してくれるの?」
「(次?)――んー、じゃあ、真紅。頼めるか?」
「私から?いいけれど………そうね、じゃあ、こんな話を。
 ――ある男性………T氏としましょうか。
 彼は、その日が来るまでごく平凡に暮らしていたのだわ。
 普通に仕事をし、平均的な収入を得、平坦な毎日を過ごしていたの。
 だけど………彼は、出会ってしまったの。
 
 自分と、顔も声も――全てが同じ人物に」

「あぁ、ドッペルゲンガーか」
「『自分と同じ顔の人は三人はいる』とも言うわね」
「………落ちを先に言わないで欲しいのだわ」
「ふふ、無様ねぇ、真紅。そんな話、みんな知ってるわよぉ」
「うぐ………でも、初めて聞いた時は怖かったのだわ!」
「それが無様って言うのよぉ。大体、顔も声も同じ人間なんて、早々――」
「………水銀燈、水銀燈」
「何よぉ、めぐぅ?今、いい所なんだからぁ」
「テレビをぽちっとなっと」(ピッ
― ラクス・クライン、デース ―
「――!!?? ちょ、ちょっと、今の声、私とそっくりぃ!?」
ピッ)「発声の仕方は違うけど、似てるわよね。あーぁ、水銀燈もあと少しで見納めかぁ」
「な、なんで拝んでるのよぉ!?あぅぅぅ………」
「………めぐ先生、何故か時々、水銀燈には凄く意地悪なのだわ」
「いや、今のはやきもちだろ。多分」 

 





122:怖い保守を致すわぁ

「怖くないぃ、怖くないぃ………」
「水銀燈、煩い。――真紅ちゃんが話したんだから、次は貴女が話しなさいな」
「焼餅だろうけど、容赦がないんだよなぁ。まぁ、次の話は頼むよ」
「うぅ、わかったわぁ………んー、あんまり知らないけどぉ………。
 とある田舎町のお話。
 その町には、西欧からの移住者が多く住んでたのよぉ。
 自由の国に来ても、そこは封建的な制度に縛られていたわぁ。
 小さないがみ合いは日常茶飯事、だけど、なんとか人々は平穏に暮らしていたの。
 
 ――町の近くの森から、異形の者………首なし騎士が現れるまでは………」

「………って、貴女も真紅ちゃんの事言えないじゃないの。デュラハンでしょ?」
「あ、めぐ先生、違うと思うのだわ。多分――」
「ぶっぶぅ、先読みは外れよぉ、めぐぅ。格好悪ぅい♪」
「………………」
「す、水銀燈、それ位にした方が………僕もめぐ先生と同じ様に考えたし………」
「このお話に出てくるお化けは―正式名称は不明だけど―『スリーピーホロウ』って言うのよぉ」
「………………ふーん」
「大体、『デュラハン』ってヨーロッパのお化けでしょぉ?
 自由の国―アメリカのお話だって、最初に言ってるじゃないのよぉ」
「………そうなのよね。私も其処で気が付いたんだけど………マイナーなお話だと思うのだわ」
「ぁん、真紅はちょっと黙ってなさぁい。珍しくめぐに『教えて』あげてるんだからぁ♪」
「水銀燈、あんまり調子に乗らない方が………」
「――そう、ありがとう、水銀燈。代わりに、私も一つお話してあげるわ」
「あらぁ、貴女に何が教えられるのぉ、先読み外れのめぐセンセェ?」
「ふふふ、貴女と似たような話なんだけどね。 腹 な し ジ ャ ン ク の お話」
「………………って、めぐぅぅぅぅ!?」
「………なんで水銀燈が泣きそうになってるかわからないけど。まぁ因果応報か」



123:美味しい保守を致すなの

「今日の晩御飯はお寿司なのー♪」
「ぐる寿司(回転寿司)だけどな」
「いいじゃない。どうせ、高いもの食べても味なんか其れほどわからないんだし」
「さらっと毒を吐くな、毒を」
「トモエ、はい、お茶なの」
「――ありがとう、雛苺。はい、貴方も。おじぼり」
「ん、サンキュ。と、雛苺、どれから食べる?」
「うゅ?うと、うーと………あ、ハンバーグがあるの、それ食べるの♪」
「………なんであるんだ」
「最近の回転寿司じゃ珍しくないよ?――はい、どうぞ」
「わーい♪あむあむもぐもぐっ」
「――柏葉は?僕はとりあえず、赤だしを頼むけど」
「あ、じゃあ私も頼んでもらえる?それと、えと、サーモンを………」
「ん?サーモンなら流れててるじゃないか。是で――」
「トモエは、わさび苦手なの。他にも辛いのも酸っぱいのも苦いのも苦手なの」
「ひ、雛苺!?」
「んじゃあ、赤だし二つとサーモンさび抜きを一つ、と」
「あ、ゃ、苦手ってほどじゃ………!食べようと思えば………!」
「そこまで必死にならんでも」

「あれも美味しいの、是も美味しいの♪」
「ふふ、嬉しそう、雛苺。――でも」
「口元、マヨネーズでぐちゃぐちゃなのはちょっとな。口、閉じてろよ」
「んー………って、二人とも、ヒナを子供扱いしてるの!ひどいの!」
「いや、そんな事は」「うん、決して」
「むぅぅぅ。――あ、そうだ………ね、ね、――苺を、た・べ・て、なの♪」
「な!?ひ、雛苺、そんな淫らな………!で、でも………私のも………食べていいよ………?」
「だからなんで、回転寿司にイチゴケーキと柏餅があるんだ」





124:切ない保守を致しましょう

「――貴方の話、よっぽど怖かったみたいね」
「仕切り直しって言って、二人して顔を洗いに行くほどではないと思いますが………」
「あら、それはしょうがないんじゃないかしら。洗面所には、必ず鏡があるでしょう?」
「………それもそうですね」
「あの子達が帰ってくるまでもう少しかかりそうね――そうだ、こんな話を知ってる?」
「僕はその手の話、苦手じゃありませんよ?」
「いいから。――1人の女の子がいました。
 その子は、幼い頃からずっと病に伏せっていて――段々と、死を望む様になっていきました」
「………めぐ先生、それは――」
「――そんな折、少女は不思議な出会いをしました。
 黒い翼を背に生やした、天使のお人形さんに」
「………人形?水銀燈は――」
「落ち着いて。――今のは、私がよく見る夢。とてもとても長い夢。
 だけど………時々思うの。本当の私は、夢の中の私なんじゃないか………って」
「『胡蝶の夢』………ですか」
「流石ね。――時々の、更に時々。私は、夢の私になりたいなって思うの」
「………なんでですか?」
「夢の中の私は、『天使さん』と契約を交わしていたもの――それに」
「なんて理由ですか。ったく、ほんとに、あいつの事が好きなんですね」
「勿論よ。――それに、貴方と逢わずに済んだもの」
「………って、物凄く酷い事を言ってませんか!?」
「ふふ。………でも、酷いのは、貴方なのよ。だって――」
ガララ)「――お待たせぇ。真紅は購買に行くって言うから、先に戻ってきたわぁ」
「ん、あ、水銀燈………」
「………だって、水銀燈を盗っちゃうんだもの。ほんと、酷いわ」
「!?な、ななななな何を言い出すのよぉ、めぐぅ!?」

――だって、夢の中でも味わったことのない、胸の痛みを教えるんだもの………――

 


 

125:美味しい保守を致すなの

「今日の晩御飯はお寿司なのー♪」
「ぐる寿司(回転寿司)だけどな」
「いいじゃない。どうせ、高いもの食べても味なんか其れほどわからないんだし」
「さらっと毒を吐くな、毒を」
「トモエ、はい、お茶なの」
「――ありがとう、雛苺。はい、貴方も。おじぼり」
「ん、サンキュ。と、雛苺、どれから食べる?」
「うゅ?うと、うーと………あ、ハンバーグがあるの、それ食べるの♪」
「………なんであるんだ」
「最近の回転寿司じゃ珍しくないよ?――はい、どうぞ」
「わーい♪あむあむもぐもぐっ」
「――柏葉は?僕はとりあえず、赤だしを頼むけど」
「あ、じゃあ私も頼んでもらえる?それと、えと、サーモンを………」
「ん?サーモンなら流れててるじゃないか。是で――」
「トモエは、わさび苦手なの。他にも辛いのも酸っぱいのも苦いのも苦手なの」
「ひ、雛苺!?」
「んじゃあ、赤だし二つとサーモンさび抜きを一つ、と」
「あ、ゃ、苦手ってほどじゃ………!食べようと思えば………!」
「そこまで必死にならんでも」

「あれも美味しいの、是も美味しいの♪」
「ふふ、嬉しそう、雛苺。――でも」
「口元、マヨネーズでぐちゃぐちゃなのはちょっとな。口、閉じてろよ」
「んー………って、二人とも、ヒナを子供扱いしてるの!ひどいの!」
「いや、そんな事は」「うん、決して」
「むぅぅぅ。――あ、そうだ………ね、ね、――苺を、た・べ・て、なの♪」
「な!?ひ、雛苺、そんな淫らな………!で、でも………私のも………食べていいよ………?」
「だからなんで、回転寿司にイチゴケーキと柏餅があるんだ」



126:GWな保守を致すなの

「えへへー、遊園地、楽しいの♪」
「ま、遊園地って言っても、近所の小さい所だけどな」
「いいじゃない、雛苺が楽しんでいるんだから」
「巴様に同意ですわ。それに、ワタクシも、初めてですので………」
「へ?雪華綺晶、お前、遊園地来た事なかったのか?」
「あ、いえ、そう言う訳でもないのですが………」
「うとね、雪華綺晶は外国の遊園地にはたくさん行ってるのよ」
「ひ、雛姉様、恥ずかしいですわ………」
「羨ましいの。今度は、ヒナも連れて行ってほしいわ」
「………近い方のなら、まぁ、そのうち」
「――ふふ、その時はワタクシも巴様も連れて行って下さいな」

「ホラーハウス、あまり怖いものでもありませんでしたわね」
「暗がりに浮かぶ、西洋人形然とした少女二人………僕でも、怖いかもしれない」

「さ、流石にこの年でメリーゴーランドはちょっと恥ずかしかったかも………」
「お、お前が『雛苺が乗るんだから以下略』って乗り込んでいったんだろ!」

「――おーぃ、そこの少年少女たちっ!」
「………ん?聞き覚えのある声が――って、みっちゃん先生と槐先生。こんにちは」
「あぁ、こんにちは。今日は四人で――?」
「ええ、ワタクシと雛姉様、巴様と………」
「僕も………付き添いみたいな感じですけど」
「ふーん、ついでみたいな感じで言うね。でも、周りにはそー思われてないんじゃないかなぁ」
「………?どういう事ですか、先生?」
「巴君と雪華綺晶君――二人の少女とデートしていると思われているようだ。雛苺君を緩衝材にして」
「へ………?ぁ………言われてみれば。じゃ、じゃなくて!僕にそう言うつもりは――!」
「というか、ヒナもレディなの!少女なの!むぅぅぅぅっ」

 




127:GWな保守を致すわぁ

「ひのふの………うーん、そこそこ絞り込めた感じねぇ」
「そこそこ………って、お前、もう何時間色んな服屋回ってると思ってるんだ………」
「あらぁ、たった五店舗じゃないのぉ」
「のべ回数で言ってみろ」
「………30回位かしらぁ?」
「数字を聞いて、眩暈がしてきた………」
「――だらしないわね。………と、水銀燈。悪いけれど、もう何着か似合いそうなのを持ってきたのだわ」
「休日を!思いっきり寝て過ごすはずだったGWを!丸一日潰させといて――!」
「煩い。家でゴロゴロしている位なら、私達の荷物持ちをしていた方が有意義でしょう」
「せめて疑問形で聞いてくれ………」
「――ま、手加減はしているみたいよ。普段はもっと周るし」
「めぐ先生………。適当に気にいったのを買う僕には、それだけ時間をかけるのがわかりません」
「私もどちらかというと、貴方よりだけどね。
 趣味に『ウィンドウショッピング』が罷り通るんだから、時間をかけるのもしょうがないんじゃない?」
「――あらぁ………是もいいわねぇ。あ、そうだ、真紅ぅ、こっちは貴女の方が似合いそうよぉ?」
「――どれかしら?………ちょっと、大胆すぎない?」
「――偶にはいいじゃないのよぉ。私だって、珍しくロングスカート探してるんだしぃ」
「――………そうね、試着してみる位ならいいのだわ」
「………おぉぉぉ、また時間がかかりそうな遣り取りをorz」
「崩れ落ちなくても。――しょうがないわね、じゃあ、ちょっとばかりこの時間を有意義にしてあげる」
「………へ?」(――シャッ、シャッ)
「………って、めぐ、何カーテン開けてるのよぉぉぉぉ!?」
「………あ、貴方も活目してないで――!」「し、真紅ぅ、それよりも締めた方がぁ………」
「ぁ、や、あ、あとで覚えておくのだわ!」
「………………くろと、しろ………………」
「有意義でしょ?」
「はい、頑張れそうです!」
「「なにを――よぉ!? ――だわ!?」」

 



128:理不尽な保守を致すわぁ

「水銀燈、今日、ちょっと付き合ってくれない?本屋さんに行きたいんだけど」
「じゃあ、駅前にでも行きましょうか?大型スーパーとそこそこ大きめの本屋さんもあるしぃ」
「了解よ。………ま、それほど欲しいって訳でもないんだけどね」
「そうなのぉ?めぐが自発的に動くのって珍しいと思うんだけどぉ」
「そうなの。内容は知ってるしね。――とりあえず、行きましょうか」

「………ないわね」
「新書なら入り口前に平積みされてるけどぉ?」
「あぁ、小説じゃなくて漫画なの。うーん、本屋さんの方に向かいましょう」

「それにしても、毎月毎月ほんとにたくさん発行されてr」
「ないわ。………家の近所にも本屋はあるから、そっちに行きましょ」
「早っ!?ちょ、ちょっと、ほとんど見てないじゃないのよぉ」
「――『私』がその表紙を見間違えるわけないもの」

「ない………此処にもない………」
「まぁ、大型書店になかったんだから、しょうがないわよねぇ」
「く………っ、仕方ない………できれば避けたかったけど、学園(職場)近くに回るわ」
「って、雨、降ってきそうなんだけどぉ?」
「恒例ね。――ほら、急ぐわよ」
「????」

「――あったのぉ?………表情から察するに、駄目だったみたいねぇ」
「ふ、ふふ………たった十日見逃してただけで………GW唯一の休みが徒労に………フフ」
「(ほんとは欲しかったのねぇ………)――いい加減帰りましょうよぉ。洗濯物も出しっ放しだしぃ」
「………水銀燈。そうね、帰りましょう………帰ったらお説教してあげる………フフフ、アハハハハハ」
「な、なんで怒ってるのよぉ!?というか、私に説教!?理不尽にもほどがあるわぁ!」
(七店巡ってもみつからなかったよ、新装版。ゥワァンorz)

 


 

129:サイカイの保守を致すわぁ(NGワード:yuriyuri ―理不尽な保守を致すわぁ―表話)

「………どこまで、ほっつき歩いてるのよ」
「――めぐ………。別に、私が何処をどう行こうが、私の勝手でしょぅ?」
「それは………っ、………そうだけど」
「ったくぅ、こんな天気の悪い日にそんな薄着でぇ。考えなしもいい所だわぁ」
「………家を出た時は、晴れていたのよ」
「はん、体弱いんだから、常時折り畳み傘ぐらい持っておきなさいな」
「………病院にいた頃よりは、マシになってるわよ」
「なぁに言ってるんだか。マシになってても、人並み以下でしょぅ?」
「それはそうだけど………今日は、殊更険があるわね」
「ふん………――と、十日も放っておいたんだから、当然の――」
「………寂しかったの?」
「だ、誰がぁ!そんな事一言も言ってないわぁ!」
「………そっか。ふふ、帰りましょう、水銀燈」
「何勝手に和んでるのよぉ、私は帰るなんて言って――!」
「乳酸菌飲料あるんだけどなぁ、私だけで飲み切れるかなぁ」
「………し、しょうがないわねぇ、手伝ってあげるわぁ」
「あら、そう?ありがとう、水銀燈」
「感謝しなさぁい。………けして、物に釣られて貴女の家に招かれる訳じゃないわよぉ?」
「はいはい」
「な、なによ、そのおざなりな返事はぁ!」
「だって、私にとって大事なのは、『貴女が私と一緒に来ること』だもの。
 目的が私だろうが、物だろうが、どうでもいいわ」
「………おばかさぁん」
「そうかもね。――それと………おかえりなさい、水銀燈」
「ふ、ん………――ただいまぁ、めぐぅ」

(128投下前に乳酸菌飲料買って帰ったら、外食の後に新装版を見つけました。


 
130:GWな保守を致すですぅ

「お、おばば、えとですね、ちょいとちょちょいと五月のお菓子を教えてほしいのですが」
「五月のお菓子??………どういうのがあったかしらね」
「ぅ………そ、そーですね、こぉ、白くて甘くて――」
「うにゅー?」
「苺大福じゃないですよ、柏餅ですぅ!――ぁ………っ」
「ふふ、誰にあげるのかしらね」
「ぇ、ぁ、その、お、おじじですぅ!」
「じゃあ教えません」
「えぇ!?ち、違、ほんとは、その………っ」
「同年代の子達にならともかく、私にまで隠す必要はありませんよ、翠ちゃん」
「あぅぅ………別に隠すとかそういうつもりは………ただ、チビ餓鬼はGWも暇だろうから――」
「――『チビ餓鬼』君に食べてもらうのね」
「………あぁ!?ひ、卑怯ですよ、おばば、誘導尋問ですぅ!」
「はいはい、じゃあ、材料を揃えないといけませんね」

「ふわぁー………さすが、おばばは手慣れてますねぇ。美味しそうですぅ………」
「ありがとう。さ、次は翠ちゃんの番ですよ。私達は出掛けますからね」
「えぇ!?す、翠星石、横で見てただけですよっ?それに材料もおばばが作った分でなくな――!」
「翠ちゃんなら『見てた』だけで作れるでしょう?材料の方も――」
「――あぁ、そろそろ来るんじゃないかの。ばぁさんが作りだした頃に連絡入れたし」
「………へ?おじじ、連絡って………」(ピンポーン
「――こんにちは、柴崎先生。言われたとおり、上新粉と白玉粉、粒あん買ってきましたけど」
「ち、ちちちちちちび餓鬼!?な、なんでお前ぇがいるですか!?」
「いや、なんでって………先生に半ば強制的に来るよう言われたんだけど」
「――ふふ、後は若い二人に任せて………元治さん」
「うむ、ワシらも出かけようかの、まつ」
「いや、どー考えてもお二人の方が………行っちゃったよ。どうしようか、これ」
「し、仕方ねぇです、翠星石がそれを有効利用してやるですよ(――ありがとですぅ、おじじ、おばば)」

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