それは一枚の貼り紙から始まった…
【GW中泊まりで出掛けるです。飯は自分達で何とかしやがれです。 by翠星石&蒼星石】
「この美味におののきなさぁい!ヨーグルトチャーハンよぉ!」
「これぞ至高の味!紅茶ラーメンなのだわ!」
「奇跡のコラボレーション!うにゅーとイチゴの麻婆豆腐なの!」
「矢でも鉄砲でも持って来い!ですわ!」
「カナ達はこのGWを乗り切れるのかしら…」
「翠ねえ…蒼ねえ…早く帰ってきて…」
保守
GW4連休初日
料理当番…水銀燈
「細かい部分は割愛でぇ、大まかにいくわよぉ?」
「先ず新鮮な魚貝類を下ごしらえしておくわぁ。湯がいたり、ワタを取ったりねぇ」
「じゃあ海鮮あんを作るわぁ。フフ、あんかけチャーハンよぉ?」
「私はあんをよくチャーハンに絡めるのが好きなの。だからあんは濃い味でチャーハンは薄味よぉ」
「お醤油とぉ…出汁の素とぉ…隠し味におろし生姜を少々…片栗粉を入れて、あん出来上がりねぇ」
「チャーハンは…中華鍋に油少々…卵を入れて…手早く混ぜたらご飯投入!家のコンロは業務用コンロだから火力は完璧、こうして…ほっ!あおる事で…よっ!米粒がじかに火で炙られてパラッとなるわぁ」
「ネギのみじん切りを入れたら塩コショウで整えて…出来上がりねぇ♪」
「チャーハンを盛り付けてぇ、ケフィアとヨーグルトをヤクルトで溶いたソースをかけてぇ、熱々の海鮮あんをかけたら…完成!」
「【海鮮あんかけチャーハン、ヨーグルト風味】よぉ!」
「絶望した…私達以外の面々が…平然と食べてる事に絶望した…」
「乳酸菌の断末魔が聞こえるかしら…」
保守
GW4連休最終日
料理当番…雛苺
「例によってダイジェストでお送りするのよ」
「麻婆豆腐といったらお豆腐なの!絹ごしの方が食感が滑らかだけど、崩れ易いから注意なのよ!」
「お豆腐は賽子切り、長ネギ・ニンニクはみじん切りにしておくの」
「中華鍋に油ひいたらニンニクを入れて炒めて香りを出すの。そしたら挽き肉を入れて手早く…う~…炒めるの!」
「豆板醤とか入れて味つけするのよ!入れすぎるとめーなの!うんしょ…鶏ガラスープを適量入れて…お豆腐入れて…ちょっと煮込むの」
「いい具合になったら片栗粉入れて混ぜて…おネギ入れて…イチゴのスライス沢山入れて…火からおろすのよ」
「丼にご飯…真ん中は開けておくの。そこにうにゅーを入れるの!」
「麻婆豆腐をかけて…完成なのよ!」
「【麻婆うにゅー豆腐丼】なの!」
「すごく…辛くて甘くて酸っぱくて…舌が壊れます…」
「最終日にして…翠星石、蒼星石…カナ達はもう駄目かしら…」
おしまい保守
翠星石と蒼星石が帰ってきました
「ただいまですぅ」「ただいま」
「お帰りなさぁい。どうだったぁ?」
「温泉も入りましたし、料理も美味しかったですぅ♪」
「みんなにお土産も買ってきたよ。後で配るからね」
「飯はどうだったですか?ちゃんと作れましたか?」
「ええ。銀お姉様が海鮮あんかけチャーハン、真紅お姉様がラーメン、カナお姉様とばらしーちゃんがオムレツにピザトースト、ヒナお姉様が麻婆豆腐を作りました。特にヒナお姉様の料理がパンチが効いていて美味しかったですわ」
「ほ~う、それは是非とも頂きたいですね」
「どんな味か興味あるなあ」
「わかったの!今持ってくるからまってるのよ~!」
「そういやカナチビとばらしーはどこですか?」
「2階で寝ているわ。なんか『死にそう』って言ってたのだわ」
「一体どうしたんだろうね?」
「お待たせなの~。ヒナの特製麻婆、心して味わってなの!」
「どれどれ、評価してやるです」
「それじゃあ頂きまーす」
っぴゃあアッーー!
う、うぁあああぁアッー!
「舌が凌辱されたです…」
「胃がイヤイヤって言ってるよ…」
保守