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金糸雀がヴァイオリンを弾いていた。正月でも先生に稽古を言いつけられて、ちょっと憂鬱だ。
と、小学1年生の雛苺が金糸雀の前を走りぬけた。
雛「びゃー」ダダダ
金「雛苺、泣いてた…」
雪「かなおねえさま」
金「きゃ!?」
何の気配もなかったのに突然背後から声を掛けられて、金糸雀は驚いた。
振り返ってみれば、今年で幼稚園児になったばかりの末の妹が金糸雀を見上げている。
雪華綺晶はいつも通り無表情だ。
雪「ひなおねえさまをみませんでしたか?」
金「あっちに泣きながら走っていったけれど、きらきらは何があったのか知ってるかしら?」
雪「わたくしがかじりました」
金「喧嘩したのかしら?」
雪「いえ。わたくしはひなおねえさまをたべたかったのです」
金「…?」
雪「…」
数秒の間。
金糸雀は雪華綺晶の言っている意味がわからず頭を捻り。
雪華綺晶はそんな金糸雀を無表情に見ている。

金「よくわからないけれど、これで我慢するかしら?」
つ雪苺娘
雪「さながらにくしんをくらうことはみずからをくらうがごとしとおっしゃりたいのですね」
金「?そうそう、そうかしら」
雪華綺晶が反省しているように見えたから、金糸雀はとりあえず頷いた。
ついでに(きらきらの言うことは難しくてよくわからないかしら)と思った。
雪「こまりました。さとされてしまいました」
雪華綺晶は雪苺娘の包装をはがした。
雪「…」
齧る。
金「…」
雪「おいしいです」
金「かしら♪」
金糸雀がにっこり笑うと、雪華綺晶はほんの少し目を細めた。
この会話の中で唯一雪華綺晶の表情が動いた瞬間だった。
雪「きょうのところはあきらめます」
雪華綺晶は雛苺とは逆方向、来た道を戻っていった。

独り歩きながら、雪華綺晶は呟く。
雪「でもたべたいのです。ひなおねえさまにかぎらず、いとしいひとはみんなみんな」
雪華綺晶は雪苺娘を齧った。もちっとした食感に苺とホイップクリーム。
雪「おいしいものをもらったら、おれいをしないといけません」
口周りをクリームでべたべたにしつつ、雪華綺晶は呟いた。

その日、金糸雀のヴァイオリンの先生がレッスンをしばらく休むと連絡が入った。
突然の大雪で車を壁にぶつけてしまったそうだ。



 



保守短編・馬鹿乙女

ドンドンドンドン!!

J「新年早々誰だ?」
雪「雪華綺晶ですわ」
J「ホントに雪華綺晶か?」
雪「モチのロンですわ」
J「雪華綺晶ならコレに答えられる筈だな」
雪「アラ、何でしょう」

J「ここにおせち料理があります」
雪「ンまぁーっ!勿論御馳走になりますわぁ!!」ジュルリ

J「(ガラガラッ)やっぱり雪華綺sy」
雪「いただきまーす!んー♪この栗きんとん最高ですわぁ♪」モグモグ
J「…そりゃよかったな。しかし、悲しいのは…」




J「料理作った姉ちゃんの出番は無い事だな」
雪「運命ですわ」モグモグ




sinineta注意


真「ジュン!」
ジ「・・・真紅か」
真「ジュン…本当なの?雪華綺晶が…死んだなんて…」
ジ「ああ…そこに…」
真「そんな…」
ジ「嘘、みたいだろ…死んでるんだぜ、ソレ…こんなに綺麗なのに…ちょっとモチを喉に詰まらせただけなのに…もう、動かないんだぜ…」
真「ああ…雪華綺晶…」


真「なんだか随分幸せそうな顔ね」
ジ「まぁ、本人にしちゃ1番幸せな最後だろうしな」
真「口がもごもご動いているのは何故?」
ジ「死してなお、喉のモチを食そうと体が動いているんだと」
真「…本当に死んでるの?」
ジ「実は僕も自信がない」




雪「今日は薔薇の日だそうですね」
ジ「そうらしいな」
雪「ということでジュン様に薔薇をプレゼントです」ヒュン
ジ「うぉわッ!! 何だこれ!? この壁に突き刺さってるの、白薔薇!? お前が今投げたのか!?」
雪「そのとおりです。私とお揃いの白薔薇を
  ジュン様の右目にサックリとプレゼントして差し上げようと思ったのですが・・・」
ジ「ちょっと待て! 冗談はやめて!」
雪「ジュン様とペアルックだなんて・・・想像しただけで・・・。
  うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

 




“白い悪魔”と、人々はそう呼ぶ…

ジ「くっ…真紅…!」
真「ごめんなさい…私はもう…ダメなのだわ…」ガクッ

次々と襲い掛かるソレに駆逐されていく仲間達…

翠「ジュン…あとは…任せたですよ…」
雛「頑張って…なの…」
ジ「翠星石!雛苺!くそぉおお!」

人類は様々な手段で乗り越えてきたが、その膨大な数の前では気休めにしかならなかった…

の「ごめんね…私にもっと知識があれば…」
ジ「気にすんな。姉ちゃんのせいじゃない…」
の「ありがとう…ジュンく…ん…」
ジ「…絶対、仇はとるからな…」


立ち向かう少年。しかしその力の前ではあまりに無力で-

ジ「はぁ…はぁ…僕も、ここまでなのか…」

だが人類にはまだ、奇しくも同じ色彩の救世主“白い天使”がいたのだった!

雪「助けに来ましたわ。さあ後はわたくしにお任せを!」
ジ「おお…これで…これで…!」


ジ「三食餅の地獄から救われたぞー!うおおおおー!」
真「長かったのだわ…」
翠「もー見たくも名前を聞くのも御免ですぅ!!」
雛「うにゅーは甘いのがいいのよ…」
の「これで普通の献立が考えられるわ!ありがとう雪華綺晶ちゃん!」
雪「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」

 



ジ「お~い、きらきー」
雪「・・・?」モグモグ
ジ「あ、まだ食事中か。なら食い終わってからでいいよ」
雪「・・・コクリ」むぐむぐ
ジ「しかし美味そうに食べるな」
雪「・・・」パクパク…ごくん
ジ「ん、食べ終わったな。でさ…」
雪「あ、まだですわ」カパ
ジ「は?だって今食い終わったろ?お昼なのにまだ食べるのか?」
雪「いいえ、さっきまでのは朝食です。そして今から昼食に入りますのであと四時間お待ちください」ムシャムシャ
ジ「(°д°)」

 



きらきーの休日

7:30 起床
7:40~11:30 朝食
11:40~16:00 昼食
16:10~18:00 おやつ
18:10~22:30 夕食
22:40~23:50 デザート
00:00 就寝
3:20 空腹により目が覚める
3:20~4:30 夜食
4:40 再び就寝


雪「これが普通だと思っていた時期が私にもありました」
ジ「(おかしい…明らかに体の体積より食べた量の方が大きい…!)」
雪「本当はもっと食べていたいのに…私には一日が24時間では足りたいのです…」
ジ「まだ食う気か」

 



薔薇「ジュン、つららがのびてきたから落とすの手伝ってよぉ」
ジュン「ん、ほっとくと危ないからなぁ」


薔「じゃあこの竹棒で」
ジ「よし。そりゃ!」ガッツン
薔「惜しい!もう一発!」
ジ「とりゃあ!」ポッキリ

シュタタタタ!

薔「あっ!お姉ちゃん!?」
ジ「危ない!避けろっ!」

ガシュガシュガシュガシュ!
くぴくぴくぴくぴ

「「( ゚Д゚ )」」

雪「おかわり下さいまし」
ジ「取り敢えず両手にシロップ持って口開けて待機するの止めろ」

 




雪「私が鬼をやりますわ」
薔「え、いいの」
雛「遠慮はしないのよー!」
雪「豆を大量に投げてもらえるなんて、
  こんなに嬉しくて幸せな役職はそうそうありませんしね。ごちそうになります」
金「そんなに言うなら・・・おりゃー!」ポポイポイッ
雪「パクパクパクパクッ」
蒼「全部空中で口キャッチ・・・」
銀「この娘・・・できる!」

 




horror guroino

ラプラス「雪華お嬢様、少し宜しいでしょうか?」
雪華綺晶「どうしたのラプラス?」
ラ「実は…薔薇水晶お嬢様がここ暫く御友人の所にお泊まりされているのですが、どなたの所が御存知でしょうか?」
雪「う~ん。ちょっとわからないですわ。あ、そうそう、今水銀燈お姉様が来てますからね」
ラ「これは申し訳ありません。ではお茶請けなどを御用意させて頂きます」


雪「あら、お姉様どうかなさいました?」
水銀燈「どうかって…あそこの人体骨格標本がなんか気味悪いのよぉ…」
雪「そうでしょうか?私はとても気に入っていますわ。もう少し数を増やすつもりですし」
銀「ま、貴女の趣味に文句はつけないわぁ。このクッキー貰うわよぉ?」サクサク
雪「味はいかかでしょう?」
銀「なかなか美味しいわねぇ。もう少し貰…う…zzZ」パタリ


ラ「(コンコン)お嬢様方、お茶請けを持って参りました」
雪「(ガチャリ)ラプラス遅いですわ。お姉様は先程帰られましたのよ?」
ラ「そ、それは申し訳ありません!」
雪「まあ、良いです。お茶だけ頂きますわ。それと暫くお昼寝しますから」
ラ「はい、ではごゆっくり。失礼致します」ガチャリ



雪「…ええ。ゆっくりと頂きますわ」ペロリ




雪「ジュン様ぁ~!」ヨヨヨ
ジ「どうしたんだ!?落ち着いて話してみろよ?」
雪「ううう…実は夕べ…」

~夕べ~
翠「久し振りに笑い転げたですぅ♪」
水「なかなか笑えたわぁ」
金「うぷぷ、思い出し笑いが止まらないかしら」
雪「あら、何見てたんですの?」
紅「コメディよ。婚約者の家族に会いに行くという…(ウイィィ)ほら、これよ」

つ ミート・ザ・○アレ○ツ

雪「ミート…家族…家族の肉?面白そうですわね、明日にでも見てみますわ」

~翌朝~
雪「おはようございま…?お姉様~?」
ピラリ
雪「何でしょうこれ?」

銀「暫くめぐの所に泊まるわぁ」
金「暫くみっちゃんの所に泊まるかしら」
翠・蒼「暫くおじじの所に泊まるです」
紅「暫くサラの所に泊まるわ」
雛「暫く巴の所に泊まるの」
薔薇「…暫くラプラスの所に…泊まる」


雪「という訳ですの…ジュン様も酷いと思い…あら?ジュン様ドコー?」



雪「お姉さま、このビッグボトルヤクルトを差し上げますわ」
水「あらぁ、気が利くじゃない」
雪「お姉さま、あまぁいお卵焼きをどうぞ」
金「ありがとかしらー!」
雪「お姉さま、スコーンを焼いてみたのですわ」
翠「ちょっと砂糖が多いですね。まま、お前が焼いたにしては頑張ってるですよ」

雪「お姉さま、お抹茶と団子をどうぞ」
蒼「ありがとう、でも何で急に?」
雪「うふ、日ごろの感謝ですわ」
雪「お姉さま、ジュン様に変わってアッサムティーとフィナンシェをどうぞ」
真「ん、ちょっと砂糖を入れすぎね」
雪「お姉さま、うにゅー各種盛り合わせでございます」
雛「あっまいのー、ありがとなの」

雪「ふぅ…今日は頑張りましたわ…明日も頑張りましょう」
雪「…」
雪「クク…欲するものが全て手に入りつつあるときは警戒せよ
  肥えてゆく豚は幸せなのではない…」

姉s「なに…急に寒気が…?」

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