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質屋のお客達(返済編)その1

う~む。やっぱり資材撤去はめんどくさい。
やっぱり薔薇水晶に任せるかな~。いやもうあっちはその気か…。でも最低でも後一人はいるよな。

「こんにちわぁ。ジュンジュン元気してた~?」

………あっ適任者発見。……いやでもちゃんとした仕事やってたんだっけ。しかし今日は何のようだ?

「元気ではありますけど…みっちゃんさん。今日は何しにここへ?」
「そろそろお金かえそうと思ってね~。はいこれ!カナの分もあるわよ!」
「……ははは。…これは何処から盗ったお金ですか?」

ニュースには強盗とか盗みとかは出てなかったし。いや盗みならまだ見つかってない可能性があるから……。

「あらこれはちゃんとしたお金よ。ジュンジュンひどいじゃない!盗ったって私が盗みでもしたみたいに…。」
「あれ違うんですか?」
「……私ってどういう見方されてるの?」

そう言われても怪しすぎて手が付けられない……。あいつにだけは逮捕されたくないしな~。

「盗ったでもないなら……詐欺?」
「以外と疑り深いわね。…詐欺も盗ったと同じような気もするけど。ジュンジュンこれはね。宝くじが当たったの。」

詐欺だとすると懲役何年くらいに…。待てよ。僕は関係ないからいいのか。いやでもみっちゃんさんが…いやもうやっちゃってるし…。

「もしも~し聞いてる~?…だから宝くじ当たったんだってば!」
「まず金糸雀にどう言うか……って宝くじですか!?」 

「そうよ。ジュンジュンはなんのお金だと思ってたの?」
「強盗、密売、詐欺などなどですね。」
「本当にはっきり言ってくれるわね。私久しぶりに泣きたくなったわよ。」

まあ宝くじに当たったっていうならそれでいんだけど…。8桁も当たったんだ。

「みっちゃんさん。帰り道には気を付けてくださいよ。道路脇からの車やバイク。建築現場の上から鉄骨。いや頭上は常に注意するべきです。隕石が落ちてくる可能性もありますから。」
「私が人生におけるすべての運を使ったと言いたいのね。大丈夫。カナの新しい服買っちゃったんだから!その服を着てる姿見るまで死ぬわけにはいかないわ!」

はぁ。貴方はすでに死んでます。まったくみっちゃんさんにとって金糸雀は癒しであり破滅である。
まあ本人がいいならそれでいいんだけどね。

「じゃあ。お金はきっちり返したわよジュンジュン。」
「は~い。もう二度と借りに来ないでください。あと自分の荷物はどうぞ勝手に持って帰ってください。金糸雀のバイオリンね。」
「わかってるよ~。さてこの風呂敷を使って…。」

まさか始めに返しに来たのがみっちゃんさんだったとは……いやいいんだけどね。
あ~しかしこの店どうしようかな~。
ってあの風呂敷は青ダヌキの風呂敷か?何であんなに荷物が入るんだろう……食器にテレビ…冷蔵庫まで………謎だ。しかし…深く詮索してはいけない気がする。考えないようにしよう。

「じゃあ私帰るわね!ジュンジュンも真紅ちゃんと仲良くね~。」
「えっ!?いやちょっと…。」

なぜあの人が知っている…。まあ発信源は金糸雀だな。別に確定ではないんだけど………いや確定か……。
しかしみっちゃんさん……そろそろ金糸雀の年齢を考えてないと……ついでに自分も…。

続く

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