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191

巴「笑顔が大事……か。そうよね。桜田くんと話すとき、もっと笑顔で話したら、もしかすると……」
 「えっと……ちょっと練習しようかな。鏡、鏡……」
 「ふぅ…。目の前に桜田くんがいると思って……ニコッ」
 「うーん……イマイチ……呼びかけてみようかな。『桜田くん』ニコッ」
 「……いい感じ。桜田くんが私のことを呼んでると思えば……きゃっ、もう、『桜田くん♪』ニコッ」
 「……これは我ながら…私も捨てたものじゃ…これならきっと桜田くんも……やだ、もう……うふふ、『桜田くぅん♪』ニコッ」

雛「トモエー、いるー?鏡の前でなにして……」
巴「桜田く~ん♪エヘヘ……やだ、もう、桜田くん☆うふふ…桜田くん……いやん、だめぇ……」

J「……ん?あれ雛苺に柏葉じゃないか、騒がしいな」
雛「びぇぇぇぇん!!!トモエがおかしくなっちゃったのぉお!!ダダダダダ」
巴「ち、違うの、雛苺、ま、待ってぇ~!」

 


 

192

巴「時は流れ、歴史は繰り返す」
J「聖剣?」
巴「違うの。今桜田くんの部屋を整理してたんだけどね、これを見て」
J「え、っていうか、なんだまた勝手に僕の部屋を……もういいや。
  …えーっと、ズバリ言うですぅ…ああ、翠星石の罵りCDだろ」
巴「正直、このタイトルはどうかと思うのよ」
J「なんで?アンチ細○?」
巴「そういうわけじゃないんだけど、なんていうか、時代を感じるじゃない」
J「ああ、まぁな」
巴「たとえば十年後くらいにこれを見たら、『そんな時代もあったね』といつか話せる日が来るわ」
J「うーん……たしかに、どうしようもない古くささを感じるだろうなぁ……
  この前見た昔のアニメ映画で、途中ゲスト出演でIZ○Mが出てきたんだけど、もうね……」
巴「そういう古くささを、ローゼンメイデンにはもってほしくないのよ。
  もしかしたら原作も連載再開するかもしれないし、そのときに『ふっるー』みたいなこと思われたら悔しいじゃない」
J「まぁ、時事ネタというか、安直なはやりものパロディはやめたほうがいいよな」
巴「そういうこと、私はそんなミスは犯さないわ。必要なものは普遍性なの。
  それがよりによって○木数子だなんて、どんだけ~」

 


 

193

巴「……」
み「な、なによこの空気は、なんなのよ!ちょっとCD屋のことレコード屋っていっちゃっただけじゃない!」
J「これがジェネレーションギャップか……」
み「なっ…あ、あなたたちだってねぇ、そのうち『うわー、あいつDVDのことビデオとかいっちゃってるよー^^』
  なんて言われちゃうのよ!下の世代の子たちに!」
巴「言いませんよ」
J「というか、DVDの方が馴染みあるし」
み「ぐっ…さ、さすが現役中学生…」
金「二人ともひどいのかしら!みっちゃんの家にはすっごくハイテクで珍しいものもあるのかしら!」
み「か、カナ…!やっぱりカナは私の味方ね!……でも、そんなものうちにあったっけ?」
金「みっちゃんはMDとかいうのをいっぱいもってるかしら!とてもちっちゃなディスクに曲が入るすごい代物なのよ、
  あんなすごいのに、みっちゃんの家以外で見たことないから、きっととても珍しいものかしら!」
巴「……MD……」
J「いまとなっては、珍しい、かもな……たしかに……知らないやつもいるだろうし……」
金「あ、あれ?そ、それだけじゃないかしら!みっちゃんの家にあるCDは普通のやつよりもすっごくちっちゃいのかしら!
  あんなちっちゃいCDいっぱいもってるなんてみっちゃんだけかしら~!」
巴「…あったね、そういうの」
金「恐れ入ったかしら?ねぇみっちゃ…あれ?み、みっちゃん、どうして泣いてるのかしら!?」
み「カナ……いいの、もういいのよ……」

 


 

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巴「そろそろ受験シーズンね」
J「まぁ、僕たちにはまだ関係ないだろ」
巴「そんなことないわ。私はもう、今から受験のことけっこう考えてるし…」
J「そういえばそうだったな」
巴「受験勉強もそこそこしてるし……でも、あんまり遠い学校は行きたくないんだ」
J「電車通学になるだろうしな」
巴「電車…電車なんて……」
J「そんなに電車いやか?面白そうだけどな」
巴「そんな…朝の電車は満員電車……桜田くんは、私が痴漢にあってもいいと思ってるんだ……」
J「どうしてそうなる!っていうか専用車両乗ればいいだろ!」
巴「毎朝同じところで、気の弱い私は抵抗することもできず、なすがままにされる私……」
J「頼むから真顔で変な妄想するのはやめてくれ」
巴「私はただか細く声を絞るの、『や、やめてください…』」
J「僕は今お前にそう言いたい」
巴「『お願い桜田くん、こんなのよくないよ……』」
J「ってその痴漢僕かよ!」

 


 

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巴「それにしても、どこの高校うけたらいいのかな…」
J「いまから受験考えてるくらいなら、どこでも受かるんじゃないのか」
巴「わからないよ、私、そんなに頭いいわけじゃないし…」
J「よくいうよ。このへんだと、名門の女子高があったよな」
巴「……女子高って、危険だと思うの」
J「は?なんで?」
巴「女の子だけの閉鎖された空間……そこにはきっと抑制された思春期の激しい情動が、
  幾人かの女子を狂わせているに違いないわ……」
J「……一応、どういうことだ、と聞いておこうか」
巴「たとえばクラスの不良が…『ちょっとあなた、剣道なんてして、調子こばってんじゃないわよ』なんて…」
J「剣道してるってだけで誰がつっかかるんだよ」
巴「『そんな、私、そんなつもりじゃ…』『うるさい、お前みたいな生意気なやつは、たっぷりと可愛がってやる!』」
  『ああ、やめてください!』『綺麗な肌ね、嬲りがいがあるわ』『お願いです、許して……』」
J「……」
巴「『ふはははは、わざわざ女装までして追いかけてきたんだ、楽しませてくれよな』『だめよ、桜田くん……』」
J「やっぱり僕なのかよ」

 


 

196

巴「秋だね」
J「秋だな、急に寒くなったよ。昼と夜で気温が全然違う」
巴「何着ていけばいいか悩んでる人が多いね」
J「柏葉もか?」
巴「……人形に暑いも寒いもないから……」
J「…ああ、そういえば、そういう設定だっけか…」
巴「便利でしょう」
J「いや別に。必要ないね」
巴「桜田くん暑がりで寒がりそうなのに」
J「それただのダメな子じゃないか」
巴「違うのね」
J「というか、僕は一日中家にいるからな!家の中なら常に快適さ、あはははは……」
巴「心が寒い」

 


 

197

巴「姉さん、もういいでしょう」
サザエ「いいえ、ジュンくんの家には宿題終わるまで行っちゃいけません!」
巴「そんなぁ…」
サザエ「まったく、我が妹ながら情けないわ」

巴「……という夢を見たのよ。私は桜田くんの夢を見ようと思っていたのに…
  でもね、別に違う夢を見たのはいいのよ、でもなぜよりによってサザエさん、しかもカツオのポジションなのか、
  それがどうしても納得いかないの」
紅「わかったけれど、そんな話を私に聞かせていったいどうしようというの」

 


 

198

巴「雛苺が遊ぼうって」
雛「なのー」
J「…別にいいけどさ、暇だし」
雛「じゃあね、お医者さんごっこがしたいのー!」
J「!?ば…お、おま…なにを…!」
巴「雛苺がそうしたいなら…」
J「かか、柏葉まで何を…!」
巴「そんなに照れなくてもいいじゃない」
J「ぼ、僕たちはもう中学生なんだぞ、そそ、そんなこと……」



J「……」
雛「それじゃあ、お口をあーんしてくださいなの」
巴「ほら桜田くん、口開けて」
J「畜生……」

 


 

199

巴「桜田くん久しぶり」
J「…あ、柏葉か」
巴「ここ最近来られなかったけど……寂しかったりした?」
J「え……あ、うん、まぁ……」
巴「……はっきりしないね」
J「いや、そういうわけじゃ『ジュン!』」
翠「そんなところでボケッとしてないで、花壇の手入れを手伝うですよ!
  わざわざこの翠星石が教えてやってるんですから…昨日の復習をするです」
J「え、あ、ああ…でも今…」
紅「ちょっとジュン、紅茶をいれてきてと言ったはずでしょう。いつまで待たせるつもり?」
J「おま…だから今柏葉が……」
紅・翠「ジュン!」
J「わ、わかったよ!…じゃあ、そういうわけだから、柏葉、また後でな」
巴「え……ちょっと……」

巴「……」
 「……」
 「……」
薔「トントン」
巴「……薔薇水晶?」
薔「あなたがいなくても代わりはいるもの」
巴「……」
薔「……」
巴「……」
薔「……私もだけど」
巴「……」
薔「……」

 


 

200

巴「ついに200回」
J「…連載開始から約半年か。まさかだな」
巴「というわけで、今回は総集編」
J「……は?」
巴「ドラマやアニメでよくある手法よ。いままでのセリフを抜き出して、この作品を紹介していきます」
J「ええ、いまさらそんなこと……」
巴「それではいきます、十行でわかる巴メイデンとは……」


――前に柏葉の服作るって言っただろ。できたんだ。…こんなんで、いいかな…
――ありがとう…私、幸せだな…
――今までずっと言えなかったことを言うよ
――柏葉、いや…巴。愛してるんだ…
――……
――嘘つき
――これは本気だ!
――ピトッ
――か、柏葉!?
――私、桜田巴は桜田ジュンの妻として夫に尽くすことを誓います


巴「……という物語」
J「ではありません」
巴「……私、嘘ついてない」
J「変なとこだけ抜き出すな!マスコミかお前は!」
巴「むしろ未来予知?次回予告っていうか。なったらいいなっていうか、デジャブ?」
J「わけわかんないっていうの!」

雛「っていうより、実際最初の10話みれば、あとはおんなじようなものなのよね」

 


 

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