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質屋のお客達その8

さて真紅の店に行かなきゃ行けなくなるまで後20日ほど。
実際準備を手伝わされ、手順を説明されるはずだから17日程度と覚悟したほうがいいな。

「そんな貴方に耳寄りな情報~~」
「いきなりだな。後心を読むな。」

いきなり話し掛けてきたのは薔薇水晶……双子の姉と違い質屋がピッタリなやつだ。耳寄りな情報?

「この店は私が引き継がせてもらう。」
「引き継がせてもらう…ってそんな簡単に…就職活動はしてるのか?」
「してないよ。だからここを引き継がせてもらうの。」

頭痛い。いや別にいんだけどさ。安易すぎるよ薔薇水晶。

「もうちょっと将来について考えたらどうだ?」
「やだ。のらりくらりが私の生き方だもん。」
「実際僕もそう思ってたけど…現実は厳しいぞ?」
「ジュンが老化してる…。ダメ。そんなことじゃすぐおじいさんになっちゃうよ。」

いや僕もおっさんが言うこといってるとは思うけど。実際そうなんだから仕方ない。

「今日はそれを言うのとお金を借りにきたんだよ。」
「マイペースだな。まあいいや。物はなに眼帯?」
「ジュン……ついに超能力者に…。」 

「それをお前に言われたくない。雪華綺晶がそうだったんだからそうかなって思っただけだけど…。」

そう僕が言うと薔薇水晶は展示されてある雪華綺晶の眼帯を見る。そして納得したように頷いた。
わかってくれたようだ。

「どれくらいになるの?」
「何がほしいかは知らないが大概の物は買えるんじゃないか?」

薔薇水晶は左目の眼帯を外して僕に私ながらそう聞いてきた。まあ外したのにまた眼帯をしてあるのはスルーしよう。

「よかったこれで純金製アッガイが……」

何か呟きながらガッツポーズしてる薔薇水晶。純金製?

「とりあえず後継者はいないから薔薇水晶に任せてもいい。でも高校は卒業しろよ。」
「えぇ~~めんどくさい。」
「じゃなきゃ無理だぞ。」
「むっ。わかったよ。」

膨れ顔で了承した薔薇水晶。色々手続きもありそうだがそれはまた今度にしよう。めんどくさいし。

「じゃあ私帰るね。アッガイ~アッガイ~純金製の~アッガイ~」
「……じゃあな。」

何がそんなにうれしいのか……上機嫌で店を出ていった薔薇水晶。
純金製アッガイ?そんなものが存在しているのか?
……今度ネットで調べで見るか。

続く

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