131

巴「桜田くん、どうしたの?」
J「うわ~ん、トモエモーン、真紅にいじめられたんだよ、うわーん」
巴「また真紅に?なんてこと…」
J「真紅って胸ないよねってプギャーしただけなのに、うわーん」
巴「ええ、それじゃ悪いのはどっちかっていうと桜田くんじゃ…まぁいいわ、桜田くんを苛める人は私が許さない!」
紅「と、巴っ!?でたわね、ここで会ったが百年目、腸をくいつくしてくれるわ!」
巴「なんというかませフラグ…いくわよ真紅、覚悟しなさい。ハァァァァァゴゴゴゴゴ」
紅「こ、この気はいったい…地球が揺れている…!?」
雛「つ、ついにでたの!悲しみの怒りがトモエの心を支配したとき、トモエはトモエをこえて、金髪戦士スーパートモエ人になるの!」
巴「ウオォォォオ!!!私の心には、幾多の強敵(トモエ)の心が刻まれている…!」
紅「なんていうパワーなの…そして恐ろしいほどに金髪が似合ってないわ、巴…!」
雛「これが夢想転生なのートモエがいっぱいなのー」
巴「あの世で私に詫び続けろメインキャラどもーーーーっ!!!!!!」

Rozen Maiden ~トモエメント~
―――誓いなさい、この薔薇の首輪に

2○○7年昼頃放送不定

………
……


巴「………」
J「……柏葉?どうしたんだよ」
巴「なんか変な夢見た…」



132

巴「風鈴はいいよね」
J「うん、いいな」
巴「風流だよね」
J「ああ、そうだな」
巴「夏って感じがするよね」
J「涼しくなるな」
巴「…だったら飾るだけじゃなくて窓開けようよ」
J「クーラーの方が涼しいし」



133

巴「はい、窓開けたよ」
J「えー…」
巴「せっかく風鈴つけたんだから」
J「でもなぁ…」
巴「今日は風もけっこうあるし…」
J「けっこうあるっていうか…」

ビュウウーッ
風鈴「リンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリンリン」

巴「……ガチャ」



134

巴「こんにちは」
J「柿崎、めぐ…か。原作でも水銀燈の記憶で名前は知ってるよ。…よろしく」
め「ゲロが出そう」
J「……ええっ!?最初のセリフそれ!?」
め「人形の柏葉さん、変態の桜田くん、私にもインパクトが必要でしょ。だからゲロキャラでいこうと思うの」
J「そんなキャラでいいのか!?っていうか僕は変態じゃ…」
巴「桜田くんは変態だけど、そのキャラは無理だと思いますよ」
め「どうして?ゲロを吐くキャラって素敵じゃない。これでこの短編も深遠な哲学的短編になって、ノーベル文学賞もいただきよ」
巴「無理です。というか、誰もあなたにそんなキャラ求めてないと思う」
め「そうかなー、もうありとあらゆる存在にゲロ吐いてやろうと思ってたのに」
J「汚い…」
巴「でも、柿崎さんは出そうというだけで、実際に吐いてはいませんよね」
め「まぁね」
巴「じゃあやはり柿崎さんには無理です。なぜなら、ここに実際に吐いてしまった人がいるからです」
J「か、柏葉!?」
巴「それはもう盛大に」
め「あー、そっか、それじゃあ仕方ないね、桜田くん、ゲロキャラは君に譲るわ。雰囲気それっぽいしね」
J「いらないよ!っていうかお前ら人のトラウマをあああああああ」



135

「桜田くん、左を見て」
「左って…あれ?名前がない…これじゃ誰がいるのかわからないぞ」
「今はやりの個人情報保護よ。匿名なら、普段言えないことでも言えるでしょう」
「そ、そうか…?…でも、そうだな、よし、今までずっと言えなかったことを言うよ」
「なに?」
「柏葉…好きだ!」
「……えっ!?」
「ずっと言えなかったけれど、本当は柏葉のことが一番好きなんだ…付き合ってくれ!」
「そ、そんなこと、急に言われても…」
「柏葉のことを考えると夜も眠れないし、今もこうしてすぐ近くにいると思うと…ああ、だめだ、我慢できない!」
「え…なにを…きゃあっ!な、なにするの、だめぇっ!」
「柏葉、いや…巴。愛してるんだ…」
「…そんなに私のこと……私も…」

J「……」
巴「あ…桜田くん……」
J「……」
巴「……どこから見てた…?」



136

巴「線香花火してますパチパチ」
の「もうそんな季節ねぇ。巴ちゃんは、どんな花火が好き?」
巴「…今やってる線香花火ですねパチパチ」
翠「相変わらず暗いやつですぅ…」
巴「……パチパチ」
J「でも、ねずみ花火が好きな柏葉とかやだぞ。それに、僕も線香花火が好きだな…」
翠「へぇっ!?…す、翠星石だって、ま、まぁ…嫌いじゃねぇんですけど…あっ!?ポトッ」
J「お前、はやいなー…」
巴「……パチパチ」
翠「違うですよ、この線香花火がへなちょこのぽっぽこぴーなのですぅ!」
紅「花火のせいにしてはダメ。あなた、落ち着きがないからよ。…と、さすがに私もここまでのようね」
巴「……パチパチ」
蒼「真紅もけっこう強いよね。僕も割と自信あるんだけどなぁ…」
雛「あーっ!また消えちゃったのー…なんだか儚いのよ。トモエはまだ続いてるのに…」
紅「え?あら、ほんと…」
巴「……パチパチ」
J「…っていうかそれまだ続いてたのか…尋常じゃないくらい強いな…」
巴「なんだか、こういうの異常に得意なの…パチパチ」



137

巴「……」
J「……」
巴「……」
J「……」
巴「……」
J「…プゥ」
巴「……!」
J「……!!=:;@:>~@bw!」
巴「…………」
J「………*;@#$-`|¥!}」
巴「………」
J「………」
巴「……」
J「……僕じゃないぞ!」
巴「ええぇっ!?」



138

巴「桜田くん、お客さん」
め「おはよう。相変わらず仲がいいのね」
J「…なにしにきたんだよ」
め「んー、別にねぇ。ちょっとこう、キャラが定まらないとやりづらくって…」
巴「…そういえば、桜田くん、この前水銀燈と二人で買い物に行ったんだってね」
J「ああ、水銀燈に無理矢理連れていかれ…って柿崎?」
め「水銀燈と買い物…なんで私も誘ってくれなかったの!?」
J「え、や、だって、水銀燈が二人で行こうっていうから…っていうか僕お前と面識ないし…」
巴「桜田くん、水銀燈のいろんな服試着したの見たんだろうな…」
め「!!?」
J「お、おい、柏葉…」
め「私の知らない水銀燈を見たというの…?許さん、許さんぞ桜田ジュン…!」
J「な…ちょ、まて、誤解だ…!」
巴「はい柿崎さん、真紅からもらったムチです」
J「ちょwwwwwおまwwwwwwwww」
め「ええぃっ!ビシッ!水銀燈を傷物にいいいっ!」
J「あうっ!なにいって、いた、や、お前…やめ…ん…んん…」
巴「…やっぱりきいてないか…」
め「あははっ!なに、もしかして感じてるの!?うふふ、桜田くんって愉快な子ね、あはっ、お望みならもっとやってあげる!あはは…」
巴「ひっ…か、柿崎さん…?」
め「あはははは、あはははは…!」



め「Sキャラでいくことにするわ」
巴「目覚めましたか」



139

巴「えっと、雛苺…」
雛「だからね、白くって黒くって、甘くって、つぶつぶでぺたぺたなのよ」
巴「えぇっと…う、うん…もうちょっとわかりやすく…」
雛「うぅ~…」
J「おい雛苺、柏葉が困ってるじゃないか。なに話してるんだ?」
巴「あ…桜田くん」
雛「わーい、ジュン!えっとね、ヒナね、あれが食べたいのよ」
J「苺大福か?」
雛「違うの違うの、白くって黒くって、甘くって、つぶつぶでぺたぺたなやつなの!」
J「ああ、姉ちゃんに言えばおはぎくらい作ってくれると思うよ」
巴「!?」
雛「やったなの、のりにお願いしてくるの~」
J「そういうの好きなんだな」
雛「この前トモエの家で食べた黄色くてぷにゅっとしててふわふわ~なのも美味しかったのー」
巴「…え?」
J「プリン食べたのか。姉ちゃんも時々つくってるな」
雛「そんなのつくれちゃうなんてのりったらすごいのね!!それじゃあのりの所にいってくるのよータッタッタ」

J「やれやれ、無邪気なやつ。…にしてもあいつ、食ってばっかだなぁ…」
巴「……」
J「柏葉?どうした?」
巴「弟子にしてください!!」
J「なんの!?」



140

巴「おはよう、桜田くん」
J「あ、うん、おはよう」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
J「…え?」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
J「ちょwwwwwなんだよこれwwwwwww」
巴「亀踏み続けて1時間…いつの間にかこんなに増えました」
J「柏葉無限増殖!?」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おっはー、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
J「うるさいっ!っていうか今一人愉快な柏葉がいた!」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田くん」
巴「おはよう、桜田く…」

………

巴「……」
J「…起きたか。随分ぐっすり寝てたな」
巴「私、疲れてるのかな…」

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最終更新:2007年08月12日 01:02