※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

二十四章「訳」

平原を駆け抜けるベジータ。それに合わせてついていく笹塚。二人は雷の街に向かっていた。
笹「おいベジータ…」
ベ「なんだ笹塚?」
笹「街…通り過ぎたぞ。」
ベジータは急ブレーキを掛け笹塚の方を向く。

ベ「早く言えよ!?さっさと戻るぞ。」
笹「勢いがありすぎるんだよ。通り過ぎたのはさっきだ。」
ベジータはゆっくりともと来た道を帰り、笹塚もそれについていく。

ベ「でっかいな~。機械都市か…」
笹「そのデカイ街を気付かず通り過ぎたのはバカは誰だろうな。」

ベジータは困った顔をしながら街の中に入っていく。雷の街は他の街より技術の発達しており、電力で様々な機械が動いていた。

笹「とりあえず宿に行くか。」
ベ「そうだな。」

二人は宿へと歩を進める。
笹「さてさて情報を…って柏葉?」
ベ「おお巴~」
巴「笹塚君…何してるの?」
宿の入り口いたのは巴
巴は笹塚に返事をしてベジータはスルーした。

笹「いやいや色々とありまして…で柏葉は?」
巴「私は雛苺と一緒にここに来たの。ついでに言えばあの二人もなんだけど…」 

巴は奥に行きながら笹塚と情報を交換し合う。
ベジータは入り口でスルーされてからずっと落ち込んでいた。

巴「桜田君が居たの…。」

笹「まああいつは元気だったよ。なんか明るくなってたし。そっちは雛苺ちゃんとえっと…」
ベ「雪華綺晶ちゃんと薔薇水晶ちゃんだな。」

名前を思い出そうと頭を抱える笹塚にベジータが割って入る。

笹「女の子の名前覚えるのだけは早いよな…。」

巴「あとちゃん付けとかは止めたほうがいいわ。全員同い年だし。あっちも嫌がるだろうし。」

自分達が泊まっているであろう部屋の扉を開けながら巴は笹塚に注意した。

?「あ~笹塚にベジータなの~。」

小学生くらいの金髪の女の子が手を振りながら近付いてくる。

巴「雛苺。雪華綺晶と薔薇水晶は?」
雛「二人はまだ帰ってないの~。」

巴はそれを聞いて雛苺と笹塚に宿の食堂で待っていようと提案する。
笹塚はなぜ食堂なのか?と思いながらも拒否する意味もないのでいいよっと返事をする。

ベ「俺はとことん無視なのか…」

ぼやきながらベジータも三人についていく。 

四人が少しの間食堂で待っていると右目に眼帯をした少女が入ってくる。

雪「あら巴?ここに居たんですか?…そこの二人は?」

巴「そんなこと言ってるけど部屋に戻らずまっすぐここに来たんでしょ?まったく…笹塚君と…」

雛「ベジータなのよ。きらきー。」

なぜかベジータの名前を言おうとしない巴に雛苺がフォローを入れる。

雪「そうですか…。ちょっと待っててくださいね。」

あまり関心が無いのか雪華綺晶はすぐに食事を頼みに言った。

雛「きらきーはあれでも食べるのが大好きで大食いなのよ。」

雛苺の説明にいまいちピンとこない二人だが帰ってきた雪華綺晶を見て理解する。
料理が山盛りのトレイを机に置き開いていた場所すべてを占領した。

雪「食べながら説明を聞きますわ。どうぞ。」

それを聞いて笹塚は今の状況などを簡単に説明した。
説明は短いものだったのだが雪華綺晶は十人前はある料理をすべて平らげていた。

雪「やっぱりおやつは欠かせませんわね。」

十人前の料理をおやつと聞いて笹塚は苦笑いしながらベジータは口を間抜けに開きながら雪華綺晶を見た。
そんな二人を横目で見ながら雪華綺晶はあることを提案する。 

雪「私がその六人を見てきますわ。」

巴「それはいいとして…薔薇水晶はどうしたの?」

話しが掴みきれていないベジータを無視して二人は話を続けた。

雪「ばらしぃちゃんなら街を出てメダルを取りにいきましたよ。」

巴「なっ!?一人で行かせたの?一人でいけるとでも?」

雪華綺晶はさらっと重大事項を言い放つ。それに巴はすごい剣幕で雪華綺晶に詰め寄る。

雪「あの子なら大丈夫ですわ。そんな怖い顔で……光には似合いませんよ。」

巴「貴女も闇は似合ってないわよ。…まあいいか…。それじゃあそこの鏡でお願いするわ。」

雪華綺晶は頷き鏡の前に立つ。
笹塚とベジータは何が起きるのか黙って見守る。
雪華綺晶が手を鏡にかざすと鏡は雪華綺晶を写すのを止めて眩しく光りだした。

雪「水銀燈、真紅、金糸雀は危ないですわ。あの街の真実…知らずに入っていますから…」

雛「うゅ~?金糸雀?金糸雀…あっヒナ知ってるの~。たまに遊んでる友達なの~。」

巴「雛苺の友達?知らないわよ私」

雛苺の言葉に巴は首を傾げる。

雛「当然なのよ。ヒナと金糸雀は秘密基地で遊んでるのよ。秘密基地の場所はぜったぁ~いに秘密なの~。」 

巴「中学生になって秘密基地って…。」

巴はため息を吐きながら雛苺を見た。
無邪気な顔を見てらしいと言えばらしいかなっと巴は複雑な顔をしながら思った。
雪「あの三人放っておくと危ないですよ。」
雛「ダメなの…金糸雀は大事な友達なのよ…。」

無邪気な顔から暗い顔へとかわった雛苺。

巴「私が行ってくるわ。そしてかならず助ける。」
雛「トモエほんと?約束なのよ。ぜったいぜったい約束なのよ~。」

巴はゆっくりと頷き出口へと向かう。
雪「全速力で行ったほうがいいですわ。かなり危なそうですから…」

忠告を背中で聞きながら巴は食堂を出ていった。

雪「さてもう一方は……こちらは私が行きましょう。…しかしよくあのメンバーで行こうと思ったものですね。」
雪華綺晶は自分でもわかっているのかとても怖い顔で笑っていた。

雛「きらきーはたまに怖い顔で笑うのよ…。」
雛苺は笹塚とベジータに解説した。
それからすぐに鏡の光は消え雪華綺晶はまた食事を頼みに行く。
笹「まだ食べるんだ…」

それから雪華綺晶は先程と同じくらいの食事を取ると鏡に入って行く。

雪「あとは任せました雛苺」
そう言って完全に鏡の中に入っていった雪華綺晶をベジータは茫然と見送った。 



舞台裏
ジュン&水銀燈&金糸雀

ジ「二十四章終わりだ。」
水「こういうことで私のところに巴がジュンのところに雪華綺晶が来たわけねぇ。」

金「雛苺…一生友達かしら…。」

ジ「まあ役だからそんな感情移入しなくてもいんだけどな…。後半はひどいくらいベジータと笹塚が喋らなかったな。」

水「脇役風情があれだけ出れてるんだからぁまだいいほうなんじゃないのぉ?」
金「カナも水銀燈も出番はまだまだかしら。なかなかカナにメインが来ないのかしら。」

ジ「それは仕方ない。まだその時じゃないし。今は薔薇水晶と雛苺を引き立てなきゃならないしな。」
水「そういえばこの後どうなるのぉ?やっぱり薔薇水晶のところに行くのかしらぁ?」

ジ「まあ話し的にはそうなるな。また長くなりそうだ。」
金「これだから人数が多いのは嫌いかしら。」

水「あらぁ?人数削減したら貴女もたぶん消えるわよ。」

金「そんなこと…あるかもしれないかしら…」
ジ「なんて役回りだよ金糸雀…。まあ出るまでおとなしく待とう。」

水「それが一番ねぇ。」
金「たしかにそうかしら。」
ジ「(ふぅ今回は何も起きずに終わったな)」

|