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巴「勉強してるんだ」
J「保守ばかりしてるわけにもいかないし…」
巴「英語…ちょっと苦戦してるみたいだね」
J「やっぱり英語の独学は難しいよ」
巴「最初の間は仕方ないよね…私でよければ、少しは教えられるけど…」
J「ほんとに?…そうしてくれたら、すごく助かる。こことかよくわかんなくて…」
巴「あ、ここは難しいから、別にわからなくてもいいらしいよ」
J「そうなのか…でも気になるなぁ…」
巴「それじゃあ…あんまり自信ないけど…
  えっと、Seeing that each doll has its characteristic merits and demerits, we our...
  だけど、これは分詞構文といって……さ、桜田くん、な、なに?じっとこっち見て…」
J「あ…ごめん。ちょっと気になったんだけど…」
巴「え…私、なにか変なこといったかな?」
J「いや…柏葉って、全然英語似合わないな…と思って…」
巴「しみじみいうな」

 



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巴「ツーン」
J「柏葉…もしかして、前回英語が似合わないって言ったこと怒ってるのか…?」
巴「知らない」
J「じゃあ教えてくれよ…」
巴「英語が似合う人に教えてもらえば?」
J「や、やっぱり怒ってるじゃないか…わ、悪かったよ…」
巴「……チラ…どうしようかなー…って、あ…真紅?」
紅「あら、奇遇ね。英語の勉強をしているの?」
J「真紅…ああ、そうだよ」
紅「そういえば、ジュンは英語があまり得意ではなかったわね。なんなら、私が教えてあげましょうか?」
J「え…でも…」
巴「……真紅に教えてもらったらいいんじゃない?真紅は英語似合いそうだし」
J「お、おい…たしかに真紅は英語話してそうだけど…」
巴「……だそうよ。じゃあ真紅、お願いね」
J「か、柏葉…」
紅「…あなたたち、喧嘩でもしているの?…いいけれど、それで、ジュン、どこがわからないのかしら」
J「え…あ…こ、ここなんだけど…」
紅「これはなかなか難しいわね」
J「真紅もわからないのか?」
紅「失礼ね…わかるわよ。保守がてら教えてあげるわ。
  シーイングザット、イーチドールハズ、イッツキャラクタリスティック、メリッツアンドデメリッツ、ウィーアワー……
  これは分詞構b…ちょっと、二人ともさっきからなんなの?人の顔をじっと見て、気が散るじゃない」
J・巴「まさかのブロークンイングリッシュとな」

 



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巴「六月といえば?保守…違うわ。そう、六月といえばジューン・ブライド」
J「そういえばあったな、そんなの」
巴「ちょっと、憧れるよね…」
J「男の僕にはわかんないけど、柏葉にもそういうのあるんだな」
巴「…どういう意味?」
J「え…あ、ごめん…」
巴「ふふ、いいよ。うん、ちょっと柄じゃないけどね。ジューン・ブライド」
J「そんなこと…」
巴「ジューン・ブライド…ジューン・ブライド…ジューン・ブライド」
J「ちょ…柏葉…?」
巴「ジューン・ブライド…ジューン・ブライド…ジュン・ブライド…」
J「…は?」
巴「……いつかきっと」

 



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巴「今日は夏至」
J「夏至か。そういえば、陽が落ちるのが随分遅くなったな」
巴「うん、これから暑くなるね」
J「暑くても保守」
巴「この体だと、あまり暑さとか感じないから、ちょっと便利かも」
J「…だからって、あんまり暑苦しい格好はするなよ」
巴「……いっそのこと、脱ごうか」
J「な、何言ってるんだよ!?絶対するなよ、絶対だぞ!」
巴「それはつまり絶対しろということに…」
J「これは本気だ!」
巴「はいはい…」
J「本当にそうなんだよ、服は着てる方がいいんだはっきりいって!」
巴「……そういえばそういう人だったね」

 



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巴「そろそろかき氷の季節だと思うの」
J「まだちょっと早いと思うけど」
巴「桜田くんは何味がいい?保守の合間にひとつ」
J「無視かよ…でも、そうだな、やっぱり王道だけど、いちごかなぁ…」
巴「雛苺も、いちご味が一番好きだって」
J「あいつはそうだろうな」
巴「だから、この前いちごシロップじゃなくて、いちごを入れてあげたんだ」
J「え…」
巴「そしたら、すごく喜んでた」
J「…それはかき氷じゃなくて、ただの冷えたいちごじゃないのか?」
巴「でも喜んでた」
J「あ、そう…」

 



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巴「プール開きだよ?」
J「……なんだよいきなり」
巴「そういったら登校する気になるんじゃないかと思って」
J「ぼ、僕をなんだと…」
巴「さすがにだめ?でも、ちょっと安心したかも」
J「水着か…なぁ、柏葉…」
巴「…着てほしい?」
J「………そ、そうは言わないけど…プールなんていかないし…あ、でもうちで行水くらいなら…」
巴「したいのね」
J「う…でも、水着…」
巴「こんなこともあろうかともってきたの」
J「もってきたの!?」
巴「ちょっと照れるけど…こういうの…」
J「あ…す、すごく…か、可愛いんじゃないかな……」
巴「……ほんと?」
J「お、お世辞いったって仕方ないだろ…」
巴「そうだね…ありがと。桜田くん」
J「それと…柏葉」
巴「なに?」
J「あとででいいから、このスクール水着も着てくれ」
巴「もう嫌こういうの」
J「といいつつなんだかんだで着てくれる柏葉は素敵だと思う」

 



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巴「保守の合間に行水。それにしても、行水なんて何年振りかな…」
J「ガキの頃以来、だよなぁ…」
巴「ふふ…懐かしいね」
J「え…あ、うん…そ、そうだな」
巴「クス。…ところで、桜田くんは入らないの?」
J「ぼ、僕はいいよ…もう子供じゃないし…柏葉だって人形になってなかったら、やらなかったろ?」
巴「そうだけど…なんだか寂しいな。……桜田くんの水着姿もちょっと見たかったし(ボソッ」
J「え?なに?」
巴「なんでもな『私にまかせたまえ』…誰?」
一「私だ。久しぶりだね」
J「で、でたぁっ!久しぶりって、ちょっと前に出たばかりじゃないか!」
一「…人を幽霊か何かのように…。まあいい。私の中の何かが今ここに来るべきだと囁いてね。
  こういうこととは…私の勘もまだまだ捨てたものではないな…」
J「悪いけど…見ての通り、おっさんの入り込む余地はないぞ」
一「いや、私も君たち二人の仲に割り込むような野暮なことはしない。
  ただね、その子だけが行水しても面白くはなかろう。やはり君も入らなくてはな」
J「そういうことだろうと思った…」
一「安心したまえ、水着は私が用意しよう。ちょうど蒼星石のものが…バシッ、ウボァー…バタ」
巴「……」
J「か、柏葉…?」
巴「せっかくの水着シーンを、変態じじいと女装ネタで潰されたらさすがに凹むから」

 



88

巴「…あ、復活した」
一「ふぅ…すまない、確かに君らの行水を邪魔するような行為は慎むべきだったな…。
  彼も着替える気はなさそうだし、これで失敬しよう。これからも変わらず保守したまえ」
J「その前に、一つだけ聞きたいことがあるんだけど…」
一「なにかね?」
J「…蒼星石の水着、もってきてるのか?」
一「うむ。…見たいのかね?」
J「できれば…あ、いや、っていうか、なんでそんなの持ってるんだよ!?」
巴「例によって、草笛さんからじゃないの?」
一「そんなところだ。…ところが、やはり蒼星石の気に入らなかったらしくてな…。
  といってもらいものを捨てるのも忍びない、ということだ」
J「だからってなんであんたが…っていうか、蒼星石のじゃ小さくて着られないだろ、どっちにしても」
一「そこを無理矢理着るからよいのだと思うが?」
J「うわ…気持ちがわかるだけに余計むかつく…」

 



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巴「パチャパチャ…保守…パチャパチャ…一人で行水ってつまらない」
J「雛苺も呼んでこようか」
雛「来たのー!」
J「はやっ…!?」
巴「呼んでおいたの…。さぁ雛苺、水着になりましょうね」
雛「え…い、いいけど、トモエ、な、なんだか目が怖いのよ…」
J「よし雛苺、このピンクのフリフリのやつなんて…」
巴「あ、桜田くん、いい感じ…あとこれなんかも…」
J「うん、それでだ、やはり王道のスクール水着も…」
巴「それは私何度も見たし…ここは大穴でこのビキニなんて…」
雛「ふ、二人とも怖いの、あ…やめ…ひ、ヒナはこんなことしにきたんじゃないの~!!!」

蒼「ひ、雛苺がたいへんなことになってる!?」
翠「……チビ苺のやつ、『ジュンとトモエが二人で行水してるの、ヒナがいって二人をいい感じにしてあげるのよ!』とか言ってましたよね」
紅「『二人は夫婦みたいなの~』ともいってたわね…」
翠「それでチビ苺は子供ですか?あんな夫婦は嫌ですよ…っていうか人形状態の巴にまで好き勝手されてるじゃねぇですか…」
紅「まるで狼の群れに放り込まれた羊ね。わざわざ様子を見に来て損したのだわ……」
蒼「いやいや二人とものんびり見てないで助けようよ!?このままじゃ雛苺が…あ…あ…ひ、雛苺が食べられるよ!!?」

 



90

巴「桜田くん、相談があるの…」
J「僕に?いいけど、珍しいな…」
巴「それが…前回の行水以来、なんだか雛苺に避けられてる気がして…保守も手につかなくて…」
J「…確かにちょっと、やりすぎたかもな…」
巴「雛苺に嫌われたら…私、私…」
J「お、おい…泣くなよ。…あいつのことだ、苺大福でももっていったら飛びつくだろ…」
巴「そ、そうかな…」
J「それでまぁ…その、ちょっと謝ったら、すぐに仲直りできるって、多分」
巴「うん…やってみる」

巴「ほら、雛苺…苺大福…」
雛「う…そ、そんなんでヒナが許すなんて…うゅ…じゅる……」
巴「本当にごめんね、お詫びに、私たちも同じことするから」
雛「同じこと?」
巴「…ここに桜田くんがつくったアレな衣装があるの。恥ずかしいけれど、雛苺が言うままに着替えてあげる」
雛「そ、それなら…チラ、うにゅー…じゅる………許してあげるの!」
J「単純なやつ…まぁ、柏葉が変な服着る分にはいいけど………ん?待てよ、今柏葉、私たちって…」
巴「桜田くんもよ」
J「は、はぁっ!?ぼぼ僕も!?いったい何着ろっていうんだよ!?」
巴「結菱さんが持ってきた水着とかドレスとか」
J「な、なんでそんなの持ってるんだ…」
巴「ちょっと興味あったから…ニヤ。いつも私たちばかりじゃ不公平だし…ね?雛苺。…安心して、ちゃんとお化粧させてあげるから」
J「そういう問題じゃ…な、なぁ、雛苺、お前は僕にこんな格好してほしくないよな?な?」
雛「……ヒナ、前回、恥ずかしいかっこいっぱいしたの……」
J「え…あ…ご、ごめん、雛苺、今度また苺大福買ってやるから!」
巴・雛「覚悟しなさい(なのー)」
J「ちょ…や、やめ……も、もうしないから、二人に変なかっこさせたりとか…だから…アッー!!」
巴「これでこそのジュン・ブライド…」

 



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