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三章「理解(前半)」
これよりジュン目線ではなくなります。

ジュンは真紅達にこれまでおこったことを説明した。
真「それでドラゴンにおどけていたというわけね。それに説明書も読まないなんて呆れるわ」

ジ「うるさいな。あんなの見たら誰だってびっくりするだろ。説明書は……とにかくだな初めてあったばかりでいきなりなんだよ。それにえ~と」

真「呼び捨てでかまわないわ。私だって呼び捨てなんだから」
金「カナもかまわないかしら~」

ジ「じゃあ真紅と金糸雀さっき使っていたやつはなんだ?」

真「使っていた?ああホーリエとピチカートのことね。」
ジ「そうそれだよ。」

金「ピチカートはカナの持っている精霊かしら。属性は風かしら。真紅のはホーリエで属性は火かしら」

ゲーム特有の力。このゲームでは精霊が基本らしい。
ジ「その属性とか精霊とかってなんなんだ?」

真「精霊はゆうなれば私たちの能力のひとつね。属性とはさっきも使っていたけど技の特性のことよ。ホーリエは火を操るから火属性なのだわ。」

ジュンは少しずつだが確実に理解していく。

ジ「つまりお前達自身の能力が火と風なんだな?」

金「そういうことかしら~」

ジ「で精霊は誰にでもついてるのか?」

真「誰にでもと言うわけではないわ。ついてない人もいるしついてる人もいるわ。ジュンには精霊はいるの?」
真紅の言った通りジュンに精霊が付いている様子はない。

ジ「たしかにそうみたいだ」
真「そう。じゃああなたの属性はまだわからないわね。精霊がいればわかりやすいのだけど」

その時ジュンにはある疑問がうかんだ。

ジ「真紅、属性は全部でいくつあるんだ?」

真「属性は私たちの炎と風のほかには水や氷、光や闇そして特殊だけど木つまり植物という属性もあったわ。いうまでもないけどさっきのドラゴンの属性は氷よ。」
基準とする属性その種類真紅達にもまだすべてはわかっていないようだ。

ジ「ドラゴンが氷で真紅が炎なら属性的には真紅の方が有利なんだよな?」

真「その通りよ。ちなみに風は炎にたいして力を増すという関係にあるわ。」

金「だからカナは真紅と組んでるのかしら~。」

ゲーム内の相性を考えれば真紅と金糸雀が組むのは理想的だ。
ジ「それで他には何かわかってることがあるのか?」
真「私つまり火に対しては水が弱点よ。風に対してはまだわかっていないわ。」

ジ「つまりはまだわかっていない属性もあるんだな?」

真「そういうことね。まだここ入ってからそんなにたってないから分からないのよ。」

金糸雀はともかく真紅はゲームをするようには見えない。日が浅いのも当然だろう。

金「ただ水と木は特殊で仲間同士なら水は木に力を与える役割だけど敵同士なら水は木が弱点かしら。」

ゲーム内の法則や理論はそれぞれゲームによって違う。それでもこの関係は特殊だ。

ジ「大体わかってきたぞ。あ~肝心なことがこのゲームの存在の意味だやっぱり娯楽か?説明書にはなんて書いてたんだ?」

金「たしかにゲームは娯楽のためにあるかしらでも…」

真「このゲームは少し違うはクリアすればひとつだけ願いが叶うそうよ。まあそれ相応の対価もあるけど…」

そうゆうと二人はすこし暗くなる。

ジ「願いが叶う、かいいな。対価ってなんだ?」

真「ゲームオーバーつまりここで死ねば現実で死ぬのと同じということよ。」

ジ「なっどういうことだよ。」

金「ここには精神だけできてるのかしら。でも精神が死ねば肉体は生きても廃人になるかしら。それは死ぬのと同じかしら。」

衝撃の事実しかし対価としては当然なのかもしれない。しかしジュンは
ジ「そんな…そんなところにお前たちは自分の意志で何できたんだ?」

真「それは…」

金「真紅はある…」

真「金糸雀いらないことを喋らなくてもいいわ。」

金「なっ別に話しても困るわけじゃないかしら」

真「いいから喋らないで。それより問題はあなたよジュン。どうするのこれから?」
やけに深刻そうな真紅の願い。ジュンはこの話題をこれ以上できなくなった。

ジ「どうするって…そうだ現実に帰ることはできないのか?」
真「できないわ。一つの手段を除いて帰る方法はないわ。」
ジ「その一つの手段ていうのは?」

金「クリアすることかしら。」
ゲームのクリアそれこそが現実への切符

ジ「それ以外の方法はないのか…」
真「ないわ。一度はいれば誰かがクリアするまで絶対に抜け出せないわ。」

ジ「誰かが?自分じゃなくても良いのか?」

金「そうかしら。でも他人を頼っちゃダメかしら。自分がやらなくても他の誰かが…そんな考えは甘いかしら。」
ジュンにとって金糸雀言葉はとても辛い。いままですべて人任せだったジュンにとっては…

真「これはいわば悪魔との契約ね。一歩間違えれば死、うまくいけば願いを叶えられる」

ジュンにとっては願いなど無視して安全な場所で誰かがクリアするまで待ちたかった。しかし金糸雀のさっきの言葉がジュンにつきささる。
ジ「なんとかする方法はないのか?」

金「ないかしらクリアする以外には…」

ジ「本当にそれしかないのか?」
真「ないわ。」

ジ「まじかよ。大体どうやったらクリアなんだ?」

真「それはまだ私たちにも分からないわ。今はまだ調査中よ。」
まだまだこの世界のことは謎だらけのようだ。

ジ「そうか…。そういえばお前たちは二人だけなのか?」
真「いいえ。あと二人いるわ。今は別行動だけど今日街に集合することになってるわ。」

どうやら近くに街があるようだ。
ジ「街ってどこらへんにあるんだ?」

金「すこし遠いかしら。でも移動は任せて風を使えばすぐ着くかしら。」
真「やはりあなたもくるのジュン?」

ジ「そうさせてもらうよ。死にたくはないからな。」
当然の理由である今ジュンが一人になれば確実に死んでしまうだろう。
真「じゃああなたは今から私の下僕よ。いいわね?」

ジュンはすこしの間停止する。そして

ジ「へっ?」
真「一度で聞きなさいジュン。あなたは私の下僕になるのよ。」
キョトンとしているジュンに再度同じことを言う真紅
ジ「なんで僕がお前の下僕にならなきゃいけないんだよ」
真「あら嫌なの?なら別行動にする?」
さすがにこれをいわれてはジュンは何も言えない。

ジ「くっ。わかったよ。なればいんだろなれば」
真「それでいいのよジュン」
あったばかりの女の子に下僕扱い。ジュンは先が思いやられる気分だった。

金「ジュンかわいそうかしら……」
金糸雀が哀れむようにジュンを見る。
ジ「それで?何をすればいいんだ?」

真「今はまだいいわ。街にいってから。」
金「じゃあもういくかしら?」
真「そうして頂戴金糸雀」
金「わかったかしら。ピチカートお願いかしら~」

金糸雀がピチカートに頼むと突風がおきジュン達の体が宙に浮く。
ジ「うわ。なんか不安になるなこれ」

真「はじめだけよ。慣れれば楽になるわ。」
金「真紅ははじめてこれをやったとき泣き叫んでかしら。」
真「金糸雀いらないことを言うと燃やすわよ?」

すこし怒気を含んだ真紅の台詞に金糸雀は…
金「わかったかしら。わかったからホーリエをしまうかしら。」

いつのまにかホーリエまで出していた真紅に金糸雀は本気で謝る。
真「わかったわ。早く街に運んでちょうだい。」

金「わかったかしら。全速力でいくかしら。」

完全にジュンの存在を忘れている金糸雀。

ジ「ちょ僕がいることも考えて…」

ジュンの意見虚しく突風によりすごいスピードでジュン達は飛んでいく。予想以上のスピードにジュンの意識は遠退いていく。
金「あら~。ジュンのことを忘れていたかしら。ジュンおきるかしら~」

金糸雀の声でジュンはすこしずつ意識がはっきりしてくる。

真「生ぬるいは金糸雀起こすときはこうするのよ。」
金「暴力はダメかしら真紅止めるかしら。」

真「時間が無いわ。こうするしかないのよ」

ジュンをおこすためなにかすごいことしようとをする真紅
ジ「いやもう起きてるからいらないことしなくても…」
ジュンは真紅を見て唖然とする。真紅はどこにあったのか棍棒のようなものを振りかざしていた。
それを金糸雀が止めていた。ジュンはあってから初めて金糸雀に感謝する。

真「あら起きたのジュン?」
ジ「おきたのじゃない。なんだその物騒な物は!?」
真「あらあなたが起きないから起こそうと思って」

何の悪びれた様子もなくいやそれが当然のように真紅は言う。
ジ「そんなもので殴ったら死んじゃうかもしれないだろ。」

真「大丈夫よ。ここではその程度では死なないわ。」
ジ「それでも痛いだろ!?」
真「うるさい下僕ね。やらなかったんだからいいじゃない。」
金「カナが止めなかったら絶対やってたかしら」

真「あなた本当におしゃべりね。やっぱり燃えたいのかしら?」
またも怒気を含んだ言葉で金糸雀を脅す真紅
ジ「もういいよ。それよりここは?」

金「ここは街にはいる門の前かしら」
金糸雀の言葉を聞いてジュンはまわりを見回す。RPGでよくある門前の橋の上のようだ。
真「さあジュンも起きたし入るわよ金糸雀」
そういうと真紅はさっさと街に入っていく。
金「待つかしら真紅。ジュンいくかしら」
ジ「わかったよ。」

ジュンは金糸雀と真紅のあとをおいかける。
ジ「街っていっても人はどのくらいいるんだ?」
金「日によって違うけど今日はいっぱいいるはずかしら。」
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