あの世に嫌われているけど流石に赤点二連続は呼び出し食らうよね
暇~
「そうだね。プロテインだね」
何だかここ最近の反応が冷たくない?
「流石に常にリアクションし続けるのも疲れるよ」
えー? じゃあ…こうしちゃえ
「のわっ」
うっしっし、いきなり抱き付かれた感想は?
「凄く…良いです…………と言うと思った?」
痛っ…デコピンは酷いよぉ…
「うるへー」
じゃ、こうしちゃえ
「アッー!」
うっしっし、押し倒された感想は?
「…」
返事がない。只の屍の様だ
「…」
…ちょっと…顔を近付けてみようかな…
「いたたたた…んあ? 柿崎」
-ゴン
いたたたた…あれ? どうしたの? ってキャッ
「残念、逆に押し倒された感想は?」
ぅぅ~、謀ったなぁ
「そりゃあいつもやられてばかりじゃ性に合わないから」
ぅぅ~
「わかるだろ?
俺だってこんなにドキドキしたんだぜ」
…ごめん、そんな顔で私を見ないで…
「え?」
だってそんな顔で見られたら…私が悪者みたいじゃない
「ったく…怒る気もうせたよ」
…ごめんね
「良いよ…柿崎なら」
え…それって
「なあ柿崎…人生には3つの幸せがあるそうだ。キスをする時と、キスをしている間と、キスをした後だ」
…君にだったら…キスされても良いよ…
水銀燈「あ~疲れたわぁ」
(゚д゚)「(゚д゚)」
水銀燈「あらぁ、お楽しみ中だった様ねぇ…ごめんなさぁい」
「なぁ柿崎」
?
「さっきの事だけどさ…あれ…」
私、待ってるよ
「そう…か」
でも、なるべく早くしてよね。私の心が変わらない内に
「ああ」
今日も私は君に伝えられなかった
私が君を好きな事を
ねぇ、いつになったら君は私に微笑んでくれるの?
私はもう待ってられないよ。
だから、早くて私をさらってご覧なさい?
かわいいかわいい私の魔王様
あの世に嫌われているけど流石に赤点二連続は呼び出し食らうよね・完