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今日はいつもと違った日。そう願ってこの退屈な今日を過ごす。

『I wanna have a pure time ~純粋な時間を~』

僕の名前は桜田ジュン。どこにでもいそうな普通の高校生だ。両親は海外に出張中で姉は大学に入ってすぐ海外に留学、だから一戸建てに一人暮らししている。
今は5月、僕は毎日にマンネリを感じつつだるい学校生活を送っていた。
そして今日も授業を半分聞き流しホームルーム終了と同時に学校を脱出。家は学校から程ほどの距離にあり20分ほど歩けばいい。我が家が見えてきた。
鍵を開けようとドアノブに触れる。…と鍵が開いていることに気づいた。まあどうせ締め忘れたんだろうと思って気にせず中に入り返事が返ってこないのを知っていて帰宅の挨拶をする。
「ただいま」
「おかえりー!」
ん?今誰かの声がしたか?ふとげた箱を見ると見慣れない靴が何足も見える。リビングへのびる廊下に目をやると奥からエプロンを付けた男性、いや女性だろう、が出てくるのが見える。見たことがあるような気がする。と、さっきの女性(?)に声をかけられる。
「ジュン君だよね?久しぶり、二年半ぶりだっけ?」
「はい?」

それからリビングに入ったとき途轍もなく困惑した。
なにしろ部屋にはさっきの人を含めて八人の女性がいたからな。しかし何で僕はこの人たちを知っている気がするんだ?
「お姉さんたち…誰?」
「覚えてないのお?ほら水銀燈お姉ちゃんですよぉ」
銀髪の女性が答えてくれる。
「水銀燈お姉ちゃん?あぁローゼンさんの所のお姉さんか!っでなんでここにいるの?確かドイツに帰ったんじゃあ」
そう、彼女たちは父さんの知り合いのローゼンさんの娘さんだ。辛かった時期に支えて貰ったりもした……けど何でドイツからここに?
「こういうことかしら」
背の低い女性……カナ…カナ……神奈川だっけ?が僕に手紙を渡してくれた。内容は……
『親愛なる我が息子、ジュンよ。突然で驚いたかもしれないが彼女たちは高校にかようためにドイツから移民してきたわけだ。ローゼンさんが娘たちを何処で暮らさせるか困っていたときにうちにホームステイすることを勧めてねぇ。一人暮らしは寂しいだろうとのりが心配していたがこれなら大丈夫だろう。そしてゆくゆくは誰かをジュンの嫁に………おっといかんいかん、じゃあ新しい家族と仲良くするんだぞ。パパより』
「あのくそ親父……」
なんか途中妄想が入ってたぞ。
「ジュン君?思い出しも含めてもう一回自己紹介しよ?」
ボーイッシュなお姉さん……誰だっけ?が話しかける。
「本当に忘れちゃってすみません、じゃあ自己紹介したほうがいいですね。僕はジュンです。覚えてくれてました?」
「当然ね。下僕の一人や二人、覚えられなくてはいけないでしょう……私は真紅。誇り高きローゼン家の五女、思い出した?」
金髪をツインに結っている女性が自己紹介する。そうか!僕にいっつも紅茶を入れさせてた人が居たような気がしたと思ってたけど真紅さんだったか
「ふん!相変わらずチビのクセに生意気ですぅ!私が三女の翠星石ですぅ!敬えですぅ!」
亜麻色の長い髪にオッドアイの女性が偉そうに言う。口のうるさい人……翠星石さん……お菓子づくりの上手だった人か!なんか思い出してきたぞ
「こら翠星石!ごめんね姉さん人見知りが激しくて。僕は翠星石の双子の妹で蒼星石。覚えてた?」
ボーイッシュの人はやはり翠星石さんの妹だったか。とっても優しかったなぁ。
「さあ私はだぁれだ?」
銀髪の女性が言う。確か……
「すい……水銀燈さん?」
「あったりぃー!今晩はご褒美にベッドの中で暖めてあげるわぁ」
そうそう、セクハラばかりで大変だったよ。
「ヒナは六女で雛苺なの!それよりジュンあそんでなの!」
大きなリボンをつけた人、そういえば苺大福が好物だったっけ?いまだにうにゅーって呼んでいるんだろうか?
「カナがローゼン家一の頭脳派、金糸雀かしら!こうみえても次女なのかしら!」
そう!カナブンでも神奈川でも無くて金糸雀!あんなに砂糖を卵焼きにいれてたけど結局糖尿病にはならなかったのだろうか?
「わたくしがが七女の雪華綺晶ですわ。思い出せなければお仕置きですわよジュン様」
ツーサイドアップの桃色がかった髪の女性だ。そう、痩せの大食いが似合う人だ。体型を見る限り栄養が一カ所に固まってるな。
「私が……八女の薔薇水晶……きらきーの双子の妹………好きな物は……アッガイ」
舌っ足らずな女性は雪華綺晶さんの双子の妹、よくガンダムの話で盛り上がってたっけ?
「思い出しました!久しぶりです」
「よかったわぁ、じゃあ改めてよろしくねぇ」
「よろしくお願いします。お姉ちゃん」

fin.

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