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混沌とした世界・・・
喧騒の中の虚構が、僕を蝕んでいた。そんな時、彼女が僕を助けてくれた・・・
「この世界は虚構と少しの真実、そしてイメージで成り立っているのです」
J「呼んでないのに出て来るのが多くなったのは気のせいか?」
「ご実感していただけましたでしょうか?」
J「仮にも僕の化身なら話を聞け」
「また無意識の内にお呼びになられたようですな」
J「無意識の内にだと?」
「左様でございます。まだ意識とイメージの制御が不充分かと思われます」
J「現実世界においてどれ程役に立つがが見物だなそれは」
「ほほぅ、そう来ますか」
J「そうは思わないのか?」
「ご自身の解釈にお任せすることにしましょう」
J「そうするよ」
「先程の件ですが、よろしいでしょうか?」
J「・・・もう手遅れだってことをな」。だからってお前から何か引っ張ろうとは思わないさ
「私からもこれ以上は申せませんので、あしからず」
J「いちいち言わなくていい。分かりきってる」
「失礼致しました。しかし今回は少しばかり勝手が違います」
J「?」
「私から、もう一つだけ申し上げましょう。貴方がそこまで実感し、手遅れになるまでになったのならば、代償を支払わなければならない時が来るでしょう」
J「代償?」


「左様でございます。決して悪いものとは限りません。ですが、気を付けなければ全てが狂ってしまいます。時計の針ばかりを追い掛けてはいけません。くれぐれもご注意下さいませ」
J「わかった。気を付けるよ」
「何よりでございます。では本日はこの辺でお暇させて頂きましょう」
朝日が視神経を刺激し、脳と身体に目覚めをもたらす。
脳の意識がクリアになると同時に神経から伝わる柔らかな感触。
J(・・・?まさか・・・)
そのまさかだった。
服装から突っ走りすぎて・・・なんてことには辛うじてならなかったようだが朝から酒の残る僕には少々きつかった。
J(少し頭痛いな・・・昨日は・・・確か酒飲んであの後でシャワー借りて・・・突撃されかけたような憶えがあるんだけど気のせいかな・・・)
とりあえず身動きは取れない。これじゃあ水も飲めない状況だ。
彼女の寝顔を拝見するのはこれで3度目。美人は3日で飽きるとあるがどうやら嘘らしい。
それにしても彼女はどうして僕の布団の中にいるんだろうか。それも僕を抱き枕のようにして寝ている・・・シャワーを浴びて布団に入った後から記憶がないのが、とても悔やまれる。
もう少し、このままでいいかなと思って僕はまた眠りに落ちた。


・・・血圧てい・・・停止・・・
・・・電あ・・・離れて!!・・・
・・・3、2、1・・・・
J(ん?なんだここ?)

・・・ピー・・・
・・・時37分・・・

誰かの泣き声がする。誰かはわからない。僕はイメージをしっかりもっているはずなのに、何故か実体として現れてはいない。
・・・ぅ、・・・ぐぅ・・・
J(・・あの声・・・まさか!?)
声の主は紛れもなく僕を抱き枕にして寝ている彼女だった。
何故か体が圧迫されている感じがする。
J(・・・ここは、もしかしたら彼女の・・・)
「意外な所からリンクしてしまったようですな。恐らくは貴方のお考えの通りですよ」
J「彼女の・・・夢か」
「正確には過去の記憶の断片といったところでしょう。私も詳しいことは分かりかねますが」
J「ならあれは・・・」
「先程申しました通り、詳しいことは分かりかねます」
J「お前の考えを聞こう」
「私の考えでございますか?よろしいでしょう」
J「何だ?」
「過去の記憶というものは、あるきっかけを元にして一定のランダムサイクルで浮き上がってくるもの‐それが夢です」
J「じゃあなぜ僕の意識とリンクしたんだ?」
「これはあくまで仮の話ですが、貴方自身がきっかけになった可能性は十分にありえるでしょう」
J「僕が・・・?」


その瞬間昨日の昼間の彼女の言葉が響いてくる。
『・・・こんなに楽しくていいのかなぁ・・・』
『・・・時が止まればいいのに・・・』
『・・・戻らなきゃ・・・』

その言葉の全てを理解するには、まだ程遠い場所にいるのは間違いなかった。
「潜在意識は時として人間を思わぬ方向へと導いてしまいます。貴方がそれをどうするかは、貴方次第であり、また貴方にも同じことが言えるでしょう」
J「彼女の潜在意識とはリンクできないのか?」
「現在のところ、不可能です」
J「そうか・・・」
「そろそろお時間が近付いて参りました、この後は貴方にお任せしましょう」
いつものことだろと返してまた目覚めを待つ‐直ぐに、光が見えた。
目覚めると横に彼女はいなかった。代わりに嗅覚が働き、キッチンへと意識が集中させられてしまう。
彼女は強い‐と言うか、無理をしてるとしか思えない。
それでも僕に笑顔を向けてくれるのはどうしてなんだろうか。
銀「おはよぉ。朝御飯できたわよぉ」
J「おはよ。悪いね」
銀「いいのよぉ。はい、お水」
J「ありがと」
銀「じゃあご飯食べましょ」
銀・J「いただきます」
彼女は和食が得意なんだろうか。
朝は少な目ご飯に味噌汁だった。


二日酔いには丁度いい朝飯だった。
銀「昨日はごめんねぇ。また抱きついて寝ちゃったみたいで」
J「気にしないで。暖かかったからw」
銀「ふふっ、もう慣れた?」
J「そうでもないなぁ」
こうしてみると普通の朝食の風景だろう。だが僕にはあのリンクした夢の残像が鮮明に残っている。
朝食を済ませて帰宅の準備をする。もう少しゆっくりしたいが僕もそういう訳にはいかない。昼過ぎには薔薇水晶が帰ってくるだろうし、僕もやらなきゃいけないことがある。
銀「また来てね?」
J「うん。また呼んでくれたらね」
銀「勿論よぉ」
J「ありがと。それと、」
銀「?」
J「あんまり無理するなよ。何かあったら言って?」
銀「うん。ありがと」
J「それじゃあ、また」
銀「またね~」
僕は彼女の家を後にした。

J「ん?あれは・・・」
前方からリュックサックを背負ったメイドさんがやって来る。
薔「・・・あ、JUN。おはよ」
J「おはよ・・・で、何その服」
薔「・・・萌えた?」
J「保留で」
薔「・・・いぢわる。いいんだ、そんなJUNにはこれあげるから」
彼女が紙袋を手渡してくれた。
J「何これ?」
薔「・・・財布に一つ。それじゃあ、また学校で」
J「おう」


それから少し先のコンビニに寄った後、僕は帰宅した。
薔薇水晶からもらった袋をあけると昨日の宿泊先の戦利品らしきものが何種類か入っていた。
J「・・・あのバカ」
仕方ない。明日ベジータと笹塚に分けてやろう。下駄箱の中にでも入れといてやるか。
そんなことを考えながら洗濯機を回し始めた僕だった。


お泊まりから2週間たったある日・・・
梅「みんな元気かい!?梅岡だよ!!」
ブレザーを着ていて丁度いい気候なに、この教室だけは何故か残暑が続く。
梅「今日は進路についてのHRだ!!笹塚、とりあえずお前は廊下に立ってろ」
笹塚は反応しない。
薔(ツンツン)
J(・・・?)
薔薇水晶が僕に危険信号を送る。
梅「おーい!!笹塚!!」
笹「・・・てめぇ、いつからそんなに偉くなったんだよ?あ?」
教室の空気が、氷つく。足して2で割れば丁度いい、なんてもんじゃなかった。
梅「何だ笹塚!!先生にむか」
笹「先生?寝惚けてんじゃねーぞこのクソガキが!!」

笹塚はキレていた。
その後、僕とベジータが仲裁に入るも笹塚の戦闘力はスカウターで計測不能なまでに上がり梅岡は窓ガラスと共に吹き飛ばされた。後で聞いた話だが、2年は教壇に立てないらしい。
下手にストレスを溜めさせていた梅岡が悪いのは明らかだが笹塚のあのパワー・・・
なんとか平和利用出来ないものかと考えるが、終わってみればいつもの笹塚に戻っていたので一安心だ。
薔「・・・スネーク」
J「ん?」
薔「・・・スネークが笹塚くんを立たせてからあの子変わった・・」
J「そういえば・・・」
薔薇水晶は笹塚の異変を本能的に察知していたのだろう。


その辺の能力はベジータをも凌駕するもののいつもは只の不思議ちゃんだ。
薔「・・・私があげたやつ、財布にある?」
J「あr、ねーよ」
薔「こないだ泊まったんでしょ?何でキめなかったの?」
J「何で知ってるわけ?」
薔「あ、やっぱ泊まったんだ」
またしても釣られた。前述の只の不思議を訂正。デキる不思議にしよう。
薔「・・・サンクチュアリガードマン(ぷぷっ」
J「本気でしばくよ?」
薔「・・・ごめん」
J「・・で、最近お姉さんの様子は?」
薔「・・・行ってないの?」
J「もうすぐ学部選考兼ねた卒業試験あるだろ?だから夏あけ程行けてないな」
薔「・・・メールは?」
J「メールは・・・」
薔「してるんだ」
またしても狩られた。
J「・・・・お前の将来の旦那が憐れで仕方ないよ」
薔「・・・私のことはいいから」
J「2日に1回くらいかな」
薔「・・・今日夕方のシフト。行ってあげて?」
J「昼飯時は?」
薔「・・・今日は友達と食べるって」
J「そっか。」
薔「・・・だから今日は一緒に食べよ?」
J「・・・何でそうなる」
薔「・・・ダメ?(ウルウル」
J「わかったよ・・・それから夕方行ってくるわ」
薔「ありがと♪」


程なくして副担のスネークがやって来て進路について説明を行った。うちのクラスは全員内部進学とのことで希望学部調査が行われた。そのHRは何とも言えない空気だった。
ス「それではHRを終了する。笹塚、お前は職員室に来い」

HRの後は昼休み。薔薇水晶と共に学食へと向かう。
薔「・・・何食べる?」
J「何かまた変な店入ったらしいから、そこ行くか」
薔「・・・その店知ってる。変よかヤバい」
彼女がヤバいと言うからにはそれ相応の何かがあるだろう。
J「そんなに凄いの?」
薔「・・・ミナルディって知ってる?」
ミナルディ・・・2005年中国GPを最後にF1からその名が消え、2006年からレッドブルJrチーム、スクーデリア・トロ・ロッソとして生まれ変わったチームだ。
ちなみにミナルディはF・アロンソやJ・トゥルーリを発掘したチームだ。
J「知ってるよ。万年テールエンダーだろ?飯はワールドチャンピオンらしいけど」
これも有名な話だが、ミナルディの飯は旨く、中でもパスタとエスプレッソは絶品であのアイルトン・セナもワザワザ足を運んでいたらしい。
薔「・・・その時のスタッフが店やってる」
J「mjsk」
薔「・・・うん。だから、行こ?」
J「いいよ」
店の前に来ると店は既に混んでいて、辛うじて2人分の席があった。
店の名前は"PSM"‐シャーシのコードとミナルディの頭文字を併せたものだ。しかしそんな店が入ってくるこの学園は何なんだろう・・・
店員「いらっしゃい」


J「2人で。ってもあの席しか空いてないな」
薔「・・・行こ」
彼女が軽く袖を引っ張る。
店内は何処となくモーターホームの雰囲気を感じさせ、ミシュランタイヤがオブジェとして転がっていた。
薔「・・・何する?」
J「やっぱりパスタだな」
薔「・・・じゃあ私も」
僕らはパスタのセットを頼み、その間少し話をした。話題は先程流れから一変して水銀燈のことに。
薔「・・・お姉ちゃん最近は少しましだけど、何と無く・・」
J「そうか・・・」
僕は思いきって夢の話をしてみることにした。二度寝したら彼女の夢か何かとリンクしたことや、彼女の過去について。
薔「・・・むかぁしに聞いただけだからあまり覚えてないんだけど・・聞く?」
J「是非とも」
薔「・・・16年前の話。お母さんがまだ日本にいて、家族が揃ってた時期のこと・・・」
薔薇水晶の話を要約するとこーゆーことだろう。
16年前の晩秋。丁度今の時期と重なるある日、水銀燈とその友達は入院していたらしい。水銀燈は腹部の病気で、その友達は心臓の病気。2人は同じ部屋にいたため直ぐに仲良くなり、よく一緒に遊んだという。
そんな楽しい入院生活も、あっと言う間に過ぎ水銀燈は退院した。
J「友達の名前、わからないのか?」
薔「・・・聞いたはずだけど・・ごめん」


J「いや、気にしなくていい。続けて」
薔「お姉ちゃんは毎日お見舞いに行ってたみたい。・・・でもある日ね、その友達の様態が急変して・・」
‐‐その友達はそのまま息を引き取ったんだって・・・。
J「・・・そうか」
薔「これでおしまい。力になれた?」
J「あぁ。ありがとう」
薔「後は・・・」
J「ん?」
薔「後は、君がお姉ちゃんを助けてあげて。私は協力できてあと少し」
J「わかった」
頼んでもないのに、エスプレッソのドッピオが来る。開店記念サービスらしい。
一口飲む。旨い。けど・・
苦い過去‐豊潤な薫りとは裏腹にその味はとても深く苦く、まるでその過去の記憶のように・・・
こんな時にドッピオをもって来るこの店は粋なんだか小さな親切大きなお世話なのかわからない。
ただ一つ言えることは、パスタの味は確かであることだけだった。


パスタも食べ終り、一息着かせていると薔薇水晶がこんなことを言い出した。
薔「・・ねぇJUN」
J「ん?」
薔「・・・正直に答えて。・・・お姉ちゃんのこと・・・好き?」
J「・・・正直にか・・・」
僕は少し考えた。正直、そんなことマトモに考えたことがないから。
薔「・・・うん」
J「微妙って言うか、今はホントにわかんない感じ」
薔「・・・そう」
薔「・・・好きになってても気付かないんだよね・・・みんなそう」
J「?」
薔「・・・私もそうだったから」
J「そうなのか」
薔「・・・ホント、大きなお世話」
J「はい?」
薔「・・・ドッピオ」
そうだ。こいつには必殺ばらしぃ忍法読心の術があったんだっけ・・・
薔「・・・ドロン」
彼女は忍者が術をするときの手を1分ほどしていた。
J「いつまでやってんだよ」
薔「・・・萌えないの?」
J「・・・そこかよ」
薔「萌えないの?」
J「そこで真剣な顔するなよ。てか引っ張りすぎ」
薔「・・・ごめん」
J「てか何の話だっけ」
薔「・・・私もそうだったからって話」
J「聞いていいの?」


薔「・・・聞いたら、二度と太陽拝めない」
J「じゃああえて聞こうか」
薔「・・・また今度ね」
J「好きにしてくれ」
薔薇水晶の過去・・・か。

それより・・・水銀燈の過去に迫って行くのは些か危険な感じがした。
それを僕に啓示するかのように走る心臓を落ち着かせる術を、僕は知らない。
こないだもそうだった。
彼女はどこか危なげな顔を、僕に向けていた。
一体何があったのだろうか・・・
僕は少しうつ向きながら考えていると・・・
薔「・・・始まったね」
J「・・・5限か?」
薔「・・・ぶぃ」
僕はホントの馬鹿みたいだ。

J「ぶぃじゃねーよ。次政経だろ?」
薔「・・・時間割変更。スネーク出張」
そう言えば・・・
昨日あの暑苦しい担任からそんな話を聞かされた。午後から出張だから5限は・・・数学かなんかだったはず。
とは言えあまり今は出席簿に傷を付けたくはないのだが・・・
J「すみませーん、カプチーノ貰えます?」
この際考えないようにしよう。
薔「・・・GJ。すみません、私も」


店「かしこまりました」
店員はカウンターへと戻った。
デザートも頼めば良かった。
薔「・・・ねぇJUN?私思ったんだけどさ」
J「何を?」
薔「・・・どうせクリスマス暇でしょ?」
J「かなりの確率でな。それにしても気が早いなまた」
薔「・・・お姉ちゃん誘ってあげて?」
僕は一瞬考えた。
人間、どうしても悪い方向に考えてしまうのだろう。
断られたらどうすんのよ?と考えてしまっていた。
薔「・・・ファイト♪」
J「なんでもう決まってるわけ?」
薔「・・・どうせ暇なんでしょ」
痛いところをチクチクと突いてくる・・・
J「・・・わかったよ。何かしら考えとくよ」
薔「・・・GJ」
J「GJ?何それおいしいの?」
薔「・・・お姉ちゃんのコーヒーの方がおいしい」
J「あ、そう」
薔「・・・カプチーノまだぁ?」


こんな調子で5時間目をサボり6時間目をいつものように受け流して、僕は彼女の元へと向かった。
自転車で走るには一番気持ちいい時期かもしれない。


少し肌寒いのを除けば、いい感じだと思う。
こんな感じで秋を満喫していると直ぐに店に着いた。
窓越しに彼女を探してみると直ぐに見つかった。
銀「こんにちわぁ・・あ、JUN~」
J「こんにちは。久しぶりに来ました」
銀「ホント久しぶりねぇ。寂しかったわぁ」
J「そうなんですか?」
銀「ホントに寂しかったんだからぁ」
J「またまた。あ、いつものお願い」
銀「来てくれないから忘れちゃったわぁ♪」
J「ひどいなぁ」
銀「嘘よぉ♪はい、390円ね」
J「どうも。今日は夕方の買い物は?」
銀「終わったら行くわぁ」
J「一緒に行かない?」
僕の誘いに、彼女は笑顔で答えてくれた。
銀「いいわよぉ。今日はお惣菜が狙い目よぉ」
J「もうおかず作っちゃったよ」
銀「そうなのぉ?まぁいいわぁ。終わるの6時だから、それまで待ってて?」
J「わかった」
僕は勉強しながら彼女が上がるのを待った。
これでも一応受験生。
エスカレーターとは言え、油断はできない。
下手すりゃ希望していた学部から大きく離されてしまう。
その代わりにテストの点数だけで決まるので楽っちゃあ楽だ。


J「えーっと東西対立以降・・・」
結構集中していたようで、時計をみたらもう6時を指していた。
銀「JUN~終わったわよ~」
J「それじゃあ、行こうか」
銀「うんっ♪」
何だかとても嬉しそうだった。
確かにメールはしているもののよくよく考えると会うのはお泊まり以来かもしれない。

銀「ねぇ、選抜ってまだ12月の頭にやってるの?」
J「うん。早く終わって欲しいよ」
銀「頑張ってね。陰ながら生暖かい目で見守るから」
J「なんか微妙だなそれw」
銀「冗談よぉ。ちゃんと応援するし、勉強でわかんないことあったら聞いて?これでも一応学年トップだったんだから」
J「mjsk」
初耳だった。
学年トップ‐僕にはかなり縁のない話だ。
銀「ホントよぉ。それより勉強大丈夫?」
正直言うと、僕はあの英語の記述は‐まぁ、どう考えてもあの問題のレベルが高すぎるのだが‐難があった。
英文学と国関専用問題らしいのだが今までマトモに8割取れたことがない。合格ボーダーはなんと英語だけで9割必要だとか。
僕はそのことを彼女に話すと彼女は、
銀「なら明日お昼ご飯の時にちょっとPSMまでいらっしゃぁい。何も持ってこなくていいから。予定決めましょ♪」
J「わかった。ありがとう」
銀「気にしないでいいのよぉ」


彼女の提案で翌日からほぼ毎日一緒に勉強することになった。
毎日彼女に会うことで僕は微妙な変化にも気付けるようになっていた。
そんなある日・・・

銀「・・この、whichはこれにかかって・・・」
J「え、こんなとこに?」
銀「・・あ、ホントだ。ごめんねぇ」
J「・・・どうしたの?」
銀「・・へ?何が?」
J「いや、なんか今日変だから」
銀「・・そんなことないわよぉ」
J「じゃあ、ちょっと休憩。何か飲む?」
銀「お水お願いできる?」
J「わかった。ちょっと待ってて」

彼女が何か隠しているのは目に見えていた。
隠していること・・・

一つだけ
たった一つだけ
思い当たることがあった。
だけど・・・僕は聞き出すことが出来なかった。
そんな自分のヘタレ度に憤りを感じるばかりだった。
それに・・・なんだか胸騒ぎがする。
悪いことが起きなければいいのだが・・・。
そう願うばかりだった。

Phase4 fin

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