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(´・ω・`)「やあ、此処はBAR:Aliceさ」

(´・ω・`)「今日も『何か』を求めて、人はやってくる…」

-チリーン

(´・ω・`)「おや? エンジュじゃないか」

エンジュ「やぁ、マスター…」

(´・ω・`)「元気がないな…」

エンジュ「ああ…実は娘の事なんだ…」

(´・ω・`)「娘さん…薔薇水晶ちゃんか…」

エンジュ「ああ…薔薇水晶がな…最近明るいんだよ」


(´・ω・`)「え…」

エンジュ「驚くだろ? まだ薔薇水晶が小さい時に此処へ来た時なんか、無口で、無愛想な子だったんだ」

(´・ω・`)「いい事じゃないか」

エンジュ「ああ…だが、薔薇水晶が明るくなったのは良いんだ。だが私はそれが寂しい」

(´・ω・`)「…」

エンジュ「薔薇水晶が明るくなったのは、彼女のボーイフレンド、桜田君のお陰なんだ。桜田君は悪い子じゃない、だが…」

(´・ω・`)「薔薇水晶ちゃんがその桜田君に心惹かれ、徐々に君から離れ始めていってる…そう言いたいのかい?」


エンジュ「ああ…」

(´・ω・`)「確かに男手一人で育てた一人娘だものな」

(´・ω・`)「だが、エンジュ…全ての生き物には巣立ちという言葉がある」

エンジュ「巣立ち…?」

(´・ω・`)「そうだ。鳥を見てみようか、彼らは産まれてから少し経つまでは親からの餌で生きている」

(´・ω・`)「しかし、ずっと親に依存している訳ではないんだ。彼らは直に飛ぶ事を覚え、食べ物を得る術を覚える」

エンジュ「そして、彼らは親となり、子供達に受け継がれるのか…」


(´・ω・`)「その通り。生き物はいずれ死ぬ。死ぬまで親に依存すると生きることは出来ない」

エンジュ「だから薔薇水晶も、私の元を離れ、桜田君の元へ向かうのか…」

(´・ω・`)「そういう事さ」

(´・ω・`)「もし、薔薇水晶ちゃんと桜田君が結婚したら、その間に孫が産まれるだろう? そしたら、今度はお孫さんに愛情を注げば良いじゃないか」

エンジュ「マスター…」

(´・ω・`)「実は、今日薔薇水晶ちゃんも来たんだよ」

エンジュ「え?」


(´・ω・`)「薔薇水晶ちゃんは、何時も桜田君とべったりしているから寂しいのかな? 何か親孝行出来ないかな? って、僕に聞きに来たんだ」

エンジュ「薔薇水晶…」

(´・ω・`)「だから僕はこう言った。
『桜田君と仲良くして、精一杯生きる事』ってね」

-チリーン

薔薇「すいませんマスター…お父さ…」

エンジュ「薔薇水晶…」

ジュン「エンジュさん…」

エンジュ「桜田君…」

薔薇「あのね、父さん」

エンジュ「言わなくてもわかっているよ、桜田君と結婚したいんだろう?」


薔薇「え…何で…」

エンジュ「分かるよ。私はお前の父親だぞ? 娘の好きな人くらい、分からないはずもないさ」

薔薇「じゃあ父さん…」

エンジュ「しかしここから先は、桜田君の口から聞きたいな。私の娘の騎士から、娘を守り通せると誓って欲しいんだ」

ジュン「はい…エンジュさん…娘さんを…薔薇水晶を…僕に下さい!!」

エンジュ「ああ…桜田君…娘を頼むぞ」

エンジュ「それと薔薇水晶、桜田君に迷惑を掛けない事」

ジュン&薔薇「はい」


(´・ω・`)「じゃあ、新しい夫婦が生まれたんだ。僕がみんなにカクテルを奢るよ」

エンジュ「ああ、宜しく頼む」

(´・ω・`)っ【カクテル×3】

(´・ω・`)「新たなる夫婦の船出と、その幸せな父親に…」

全員「乾杯」


そして時は過ぎ、薔薇水晶は子供を産んだ。

名前は雪華綺晶

薔薇水晶と桜田ジュンは、その娘を愛した

そしてその雪華綺晶は、二人の愛情をうけ、すくすくと育った。

ある日、私は雪華綺晶に、二人の結婚前の話をした

その話を聞いた後、彼女はこう私に聞いた

「お祖父ちゃんは、今とっても幸せ?」



BAR:Alice

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