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午前中最後の授業、数学
長い…5分ばかし前にチャイムはなったのに、この数学の奴は四時間目と六時間目…つまり、次に授業がないときは必ず延長する。
授業を聞いてるわけじゃないが、むしろ、聞いてないからこそ延長されるのはつらい。そんなことをボーと考えていたら
数「よし、最後の問題だ。……じゃ、桜田」
ボーっとしているのが、わかったのか指された。
J「……29」

数「…正解だ」
少し気に入らない様子だったが、どうでもいい。
授業が終わり、先生が教室からでたと同時に女の人が入ってきた。
…昨日の女だ

教室の中をキョロキョロ見渡している。僕を見つけるとこちらに歩いてくる。

銀「桜田JUN君よね?ハイ、ハンカチよぉ 昨日は、ありがとねぇ」

J「あぁ、わざわざスイマセン」

銀「二年生だったとはねぇ すこぉし、探しちゃったわぁ それにしても、スゴいじゃなぁい あの問題…去年、私はてこずったのよぉ」

ということは、この人は三年生だったのか

J「はぁ…ありがとうございます」とりあえず、言葉を返す。
とりあえず、用事も終わったんだから早く帰って欲しい。
この女……先輩がどうこうというより、周りの視線が気になる。
明らかに、こっちを見ているのだ。

先輩は、さっきから何か話しているが、急に話をやめた。
僕があまり乗り気じゃないの悟ったんだろう。

銀「ん~…、じゃあ、私は帰るわぁ あっ!昨日のことは誰にも言っちゃダメよぉ」

そう言って、教室から出ていった。


すると、こっちの視線を向けていた奴等が集まってくる。

「なんで水銀燈先輩と話してるの?」
「桜田君…まさか、付き合ってんの?」「どうゆう関係?」
あれこれ質問してきた。
どうやら、あの先輩はとても人気があるらしい。
適当に答えると、みんな去っていく。

うっとしい…

J「ん?…まだ、何か質問があるの?」
みんないなくなったと思ったら、まだ一人、女の子が立っていた。確か、翠星石さんだ


翠「あの…お姉ちゃんとは、どういう関係なのですか?」

J「…聞いてなかったの?」

同じことを何度も説明することは、無駄なんだ。無駄無駄
まぁ、仕方ないから同じことを話す。

翠「そうですか… ありがとうです」

そう言うと、戻っていった。……お姉ちゃんって言ってなかったか?姉妹なのか?
まぁ、どうでもいいか


今日は、屋上にいかなかった。
何故だろう。
変な気分だ。
久しぶりの人との会話が楽しく思えた。


僕の変わらないハズの今日が少しずつ変わってきた
あれ以来、校内ですれ違う度に、あの先輩は声をかけてくるようになった。あいさつだけだったり、一方的に先輩が話したりするが
僕は、それに適当な相槌をうつ
それに、翠星石さんもたまに話しかけてくるようになった。どうやら、あの先輩は自分の家で僕の話をするようだ。
この会話を心のどこかで楽しみにしている僕がいると気付いたのは、もう少し後のことだった


並木道を通り、急斜面の坂を登った先にある高台の上に建つ高校
そこが、僕の通う高校
綺麗な外観だが、その歴史は相当長いらしい

「……きいてるのか?」

聞いてない。僕の学校のことを考えてたからね
さて……話を少し戻そうか。今から五分くらい前、僕が教室に入ると、僕の席付近に2人の男子が立っていた。
とりあえず、無視して席に座り、教科書を机の中に詰め込んでいると、

「桜田… お前に頼みがあるんだ」

M字ハゲのほうが、話しかけてきた

J「人にものを頼むより前に、自分の名前を名乗るのが礼儀じゃないの?」

僕がそう言うと、M字ハゲはベジータ、もう1人は、笹塚と言うらしい。
ちなみに、2人とも同じクラスらしい
記憶にないな


J「で、頼みって?」

笹塚君とM字が顔を見合わせ、M字が頷くと、M字が話し始めた。

べ「実は、俺たち銀嬢が好きなんだ」

J「誰だ?」

べ「だから、お前がよく話している三年の水銀燈様だ」

三年…あぁ、あの先輩か
M字の話によると、あの先輩と翠星石さんを含めた美人八人姉妹がこの学校にはいるらしい。
で、M字達は長女の水銀燈先輩が好きで仲良くなりたいとのことだ。


J「つまり、紹介してくれと?」

べ「あぁ」

めんどくさい
人と人の間を取り持つなんて、めんどくさすぎる

J「悪いけど、無理 僕も仲良いわけじゃないから」

丁寧に断ったのに、M字は食い下がる
うぜぇ

べ「そこをなんとか お願いだ!ほら、笹塚」

笹「僕からも、お願いだよ」

笹塚君には悪いけどやっぱり

J「ごめん。無理」

冷たく言う放つが

べ「じゃぁ、お前について回るぞ それで、お前が銀嬢と話してる時に
J「勝手にしろ!」
キレ気味に言い放ち、僕は教室から出ていった。
まだ、1時間目も始まってないのにどうするかな…
M字のいる教室に戻る気はしない
保健室………屋上でサボろう


階段を登り、屋上のドアをあける。
相変わらずの音だ
いつもの場所でいつものように寝転ぶ

いや、正しくはいつものように寝転ぼうとしただ
…先客がいた
女の子だ

いつも放課後しかこないから知らなかった…授業時間の間はこの娘が使ってるのかぁ…
幸いむこうはこちらに気付いていない
気づかれる前に、そ~っと梯子を降りようとした瞬間、その女の子は寝返りをうち、僕と目が合う


一瞬の沈黙の後

「……JUN?」

と、女の子が言う。!?
なんで、この娘は僕の名前を?

「…JUNでしょ?違う?」

いや、まぁ、そうだけど……誰だ!?とりあえず

J「…誰ですか?」

「…私は、薔薇水晶…… 銀ちゃんと翠ちゃんに話聞いた…」

先輩と翠星石さんに、それにこの珍しい名前……美人八姉妹の1人か
M字が熱弁してたように、この娘も可愛かった

薔「……銀ちゃんの話聞いて…興味でた。……待ってた」

独特な喋り方だが、不快感はない。
詳しい話を聞くと、先輩の話で僕に興味がでたので、一週間前からずっと屋上で待ってたらしい。


先輩と会ったのが屋上だから、きっと屋上にまた来ると推理したらしい

薔「エヘヘ…スゴいでしょ?」
あぁ、スゴいよ
一週間も一週間も1日中屋上にいたってことは、その間ずっと欠席ってことだろ?
大丈夫なのか?と聞いてみると

薔「…大丈夫 ………ちゃんと美術はでた…」

何が大丈夫なんだ?
ただ、この短い間でわかったことがある。
この娘は絶対天然だ


薔「……ここ…座る」

そう言って、彼女は自分のすぐ横のスペースをポンポンたたいている
彼女のオーラ、雰囲気に圧され、言われるがままに彼女の隣に座ると、彼女は何故僕に興味がわいたかを話し出した。
ともつもなく長い(途中脱線したため)話だったけど、要約すると、先輩に興味を示さなかった初めての男だかららしい。
全てを話し終わると、彼女は携帯を取り出した


薔「……ん!」

J「何?」

薔「アドレス交換……」

J「僕、携帯持ってないんだ」
嘘だけど、これ以上かかわり合いになるのはごめんだ

薔「…嘘 ……えぃ」

いきなり、飛びかかってきた。
抵抗する僕を無視して、携帯を僕のポケットから奪い取る

薔「…あった」

勝手にアドレスを交換して、満面の笑みで帰っていった
なんだったんだ…?ん?
アドレスと一緒にプロフィールが載っていた
年下じゃないか…
JUNって…


~その日の夜 美人8姉妹宅リビング~
薔「……カチカチカチ」

銀「あ~ら 何をしてるのぉ?」

薔「……メール」

翠「薔薇水晶がメールなんて珍しいですぅ 誰としてるですか?」

銀「教えるのだわぁ」

薔「…JUN…///」

銀・翠「なっ!アド教えなさい/ですぅ」

薔「……自分で……聞け…」

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