─これは僕の小学生の時の思い出なんだけど
『やだっ!やめてっ!』
『うっせーよwけむしぐらいでびびってんじゃねーよwwwwおらおら~www』
当時の僕は見た目もあいまって男女って言われてて、いじめっ子によくイジメられてたんだ
『やめてっ!もうやめてよっ!!』
『きゃははww「ねえさ~ん!たすけて~!」っていつもみたいにさけんでみろよwほれほれ~www』
僕は泣きながらその場にうずくまるしかなかったんだ…そんな時
『おい!おまえらなによわいものいじめしてんだ!やめろよっ!!』
同じクラスの一人の少年が止めにはいってきてくれたんだ
『あ?』
その少年は勇敢に立ち向かったんだ。でも、その時の相手は5人いて逆にやり返されてたんだ…
それはもう一方的にやられてて…僕はおろおろと見てる事しかできなかったんだ…
『おいwwwやばいってwwwやりすぎだってwwww』
『そうだなwwwもういくかwwww』
いじめっ子が飽きたのかやばいと思ったのか、彼らはそそくさと帰っていったんだ
助かったと思いつつ、この助けてくれた少年の容体が心配になったんだ
『あの…だいじょうぶ……?』
助けてくれた人にこんな言葉しかかけられなかったんだ
『こんぐらいどってことないっ!』
彼は目元を隠しながら僕の前で強がってみせたんだ。痛いだろうに
『ごめんね…ぼくのせいでこんなことになっちゃって……ごめんね…!』
僕は感極まってまた泣いてしまったんだ。そしたら彼が急に怒り出して
『おい!なくなってっ!!これじゃたすけにはいったいみがないだろ!?』
『…でも……ヒック…』
『あ~~~~っ!!なくなよっ!!』
そしてだいぶ時間が経ってからなんとか泣き止んだんだ
『なきやんだか?』
『…うん……』
『そうか……またアイツらがなにかしてきたら、こんどこそまもってやるから!だからもうなくなよ?』
『うん……あの…ありがとう…///』
『あ~いいよべつに///…それよりいっしょにかえらないか?』
『うん♪』
『おい!あんまくっつくなよ///』
『ふふ~ん♪』
この時から僕は彼に惹かれたんだ─
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
。O
「…ってのが最初の印象的な出会いだっんだって…それから付き合いだしたらしいよ…?」
「へぇ~…あの二人にそんなことがあったのねぇ~」
「…あ…二人が帰るみたい…」
「おいJUM!置いてくぞ~?さっさと帰ろうぜ~!!」
「ちょっと待てよベジータ!置いてくなよ!!」
「……思い出だけはキレイなんだけどねぇ~…」
「……ラブラブらしいよ……?皮肉なことに…」
「ここって共学よねぇ~…?なんのための共学なのよぉ~…ちくしょうっ!!」
「…こういう愛は容認できないよね…冷静に考えて…」
(まあ何にせよ、JUMはいずれ私のLOVEパワーでベジータの魔の手から救ってみせる…!!)
「ん?今なんか言った?」
「…ううん…何も言ってないけど…?」
「そう?」
心に誓う薔薇水晶であった
おわり