僕は今、クリスマスパーティーを楽しんでいる。

パーティーの場所は僕の家。もともと親は帰ってこないし、姉も今日は帰ってこない。だからだ。

メンバーは水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、真紅、雛苺、薔薇水晶、柏葉。

おまけをいうと、ベジータ、笹塚。欠席者は一人のみ。

僕の隣はもちろん薔薇水晶。

「楽しいね……」

「みんな楽しそうで何よりだよ。」

前は両親がいなかったから、クリスマスなんて嫌いだつたけど…今は真逆だ。



「あぁ!雛苺ーそのケーキはカナのかしらー!」

「うゅ?だって金糸雀食べてないの…」

「お楽しみに取っておいただけかしらー!」


「ほらほら、ケーキは逃げないから……姉さんも雛苺のケーキの苺だけ食べちゃダメだよ。」

「うっ…ばれたですか……」

「翠星石意地汚いのー」

「うっせぇですぅ!チビ苺のくせに…」ギュム

「うゅー!痛いのー!巴ー!蒼星石ー!翠星石が雛のほっぺ引っ張るのー」

「ほら、姉さん…」

「蒼星石に免じて許してやるです…」


あいつら元気だなー・・・

「ちょっと!水銀燈!これはお酒なのだわ!」

「シャンパンぐらいいいじゃなぁい…」

「私達はまだ未成年なのだわ」

「そんなことだからいつまでたっても胸が大きくならないのよぉ」

「なっ…!す、水銀燈……貴女…!」


「それにシャンパンには胸を大きくするのよぉ」



また水銀燈はそんな嘘を……いくら真紅でもそ『コクッコクッコクッ』れは……って、えぇぇぇ!一気飲み!?

「水銀燈、あるだけ持ってきなさい」

「ちょ、真紅…さっきのはうs」

「早く持ってくるのだわ!」
「は、はい!」


水銀燈はこの時初めて嘘をついたことを後悔した


「わぁ…真紅……すごい……」

「すごいと言うか……単純じゃないのか?」

「……みんな笑ってるね」

「いや、それは気のせいだ。むしろ殺気を感じる」

「…え?」



僕はそっと指を指す。
その先には……



「なぁ、笹塚……」

「なんだい、ベジータ」

「JUMが羨ましい……いや、恨めしい!」

「ベジータ…僕は、友達だよ。さ、飲もうか…」

「笹塚……くっ、JUMめぇ…!」


「な?」

「殺伐……」

「本当だな……」



それから二時間後



「す、すいぎんちょー……ちゅ、ちゅぎを持ってきゅるのだわ……うぇ…」

「もう無いわよぉ……」


「このケーキは雛のなのー!」

「カナのかしらー!」

「翠星石のに決まってるですぅ!」



蒼星石と柏葉はというと、シャンパンを飲んで以来ずっと寝ている。

保護者がいないからやりたい放題だ。


それから一時間後



「水銀燈、真紅をよろしくな……」

「シャンパン8本空けたのよぉ、この娘…」

「で、それか」

「次を持って……zZ」

「翠星石も、蒼星石を頼むぞ」

「全くだらしない妹ですぅ」

「たまにはしかたないさ」

「ま、JUMに言われなくても平気ですぅ。」

「なら安心だ」


「雛苺も、柏葉を頼むぞ」

「雛に任せるのー!」

「金糸雀は一人で平気か?」

「駅でみっちゃんが待ってるから平気かしらー」

「そっか、気を付けてな」

「ほら、お前等……いつまでも泣きながら僕を睨んでないで早く帰れよ」

「俺は誇り高きサイヤ人の王子だあぁぁー!」

「・・・笹塚、ソレ頼んだ・・・」

「はは、わかったよ」


こうして解散
僕達以外は・・・

僕は今薔薇水晶と一緒に、街の小高い丘にいる。
自転車で5分ぐらいの近場だ。

「楽しかったね…」

「僕は『今も』楽しい」

「……私も」



北風の強い丘で僕はコレを彼女に渡す。

「はい、メリークリスマス」

「…わぁ、ありがと……開けていい…かな?」

「どーぞ」



それと同時に薔薇水晶は小箱を開ける、中身は……


「ネックレス?」

「安物だけどな」



ネックレスは半分半分。
二つがくっつくと本来の絵柄になる。

その絵柄とは『雪の結晶』

季節的に合ってるかなと思ってコレにした。
正直、買うのが恥ずかしかった。


「私からは…ジャーン」

「これは?」



見ると、ぬいぐるみ…とでも言うのか……二体の人形。



「前にJUMからならったお裁縫……頑張ってみた。」

「これは…僕達?」

「…当たり。正解したJUMには【等身大ばらしークッション】が勝手についてくる」

「すごく……柔らかいです……」ふにふに

「…JUMのエロス………」

「ほっぺ引っ張っただけだろ……」ふにゅふにゅ

「……いふぁい、いふぁい」

「ははは…」


軽く笑ってほっぺから手を離す。



「今のでわかった……JUMはドS」

パシッ・・ビョーーーン

「……!…あっ…待ってJUM……それ以上のばされたら……私……壊れちゃ【ビターン!】ニャ!!」


伸ばした眼帯が薔薇水晶の鼻にクリーンヒット。

その間の薔薇水晶の言葉は気にしたら負けだ。



鼻を擦りながら彼女は言う


「やっぱりJUMはSだ……決めた、私が今決めた。」

「結局か……」



そう言って彼女のほうを見る。

彼女も僕を見ている。
そして笑いながらこう言った…



「…メリークリスマス!」



僕も笑って返す



「メリークリスマス・・・」




おまけ JUM

帰宅後・・・

「はぁ…寒いな、早く風呂入るか……」

僕はシャワーもかけないで湯槽にルパンダイブ。

ジャポン

「あっちゃあぁぁぁあぁぁあぁぁあ!!!」

死ぬほど熱い。
温度を見る・・・58℃。

あの姉は殺す気か!
もう天然ってレベルじゃねーぞ!





おまけ 薔薇水晶

帰宅後・・・
「……寒い。お風呂はいろ」

ちゃぽん

「………!!…下のほう……まだお水だった。」

さらに……
「なんで、お父様が脱衣所にいるんですか?」

「いや、なんだ、薔薇水晶……昔みたく一緒にお風呂にでもは『入りません、嫌です』い・・・うわぁぁぁぁぁぁん!」





おまけ ベジータ
パーティー中

「蒼嬢…これ、もらってくれ」

「これは?」

「スカウターだ、俺の故郷のものだ。」

「ありがとう」

よっしゃぁぁあ!
蒼嬢が受け取ってくれたぁ!!


一時間後

「ヒナヒナヒナヒナヒナ」

「カナカナカナカナカナ」

「ほらほら雛苺、これあげるからおとなしくね」

そ、それはスカウター!?

「蒼星石、なんですか?これ?…ごみ箱はどこですか……あったです………シュート!ですぅ」

見事ごみ箱へ。

全ベジータが泣いた




  


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最終更新:2007年01月07日 08:41