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僕と幼なじみの薔薇水晶は学校へ一緒に登校している。別に家が近いわけでもないのに、僕と一緒に来てくれるのが純粋に嬉しい。

J「おはよう……薔薇水晶……眠。」

薔「……おはよーJUM」

J「なんで朝ってこんなに眠いんだろ……」

薔「…それはJUMのせい。」

J「へ?なんで?」

薔「JUMが夜な夜なパソコンでえっちぃサイトばっかり見てるから……」

J「いやいやいやいや、断じてないから!」

薔「………二段目の本棚。」
J「なっ・・・!」

!?そう、その場所にはベジータが預けたDVDが・・・(ベジータ曰く男のロマン)

な、なぜ!?おかしい……薔薇水晶が気付いてるはずはない………くっ、僕がくんくんならすぐにとける謎なのに……
が、答えは早く返ってきた。

薔薇水晶は笑いながら僕を見る。あの笑いは怒っていない、僕をからかう時の顔だ・・・。

薔「銀ちゃんから聞いた……クスクス(///)」

J「水銀燈か・・・(///)」

なぜ水銀燈が知ってるのかはこのさい無視しよう。

学校へ向かってる途中に見慣れた連中と逢う。
いつもこの道で合流する。

紅「おはようなのだわ、JUM、薔薇水晶。」

銀「おはよぉ、薔薇水晶、JUM……冬なのに熱いわねー。」

薔・J「・・・(////)」

水銀燈が僕らを茶化す……たぶん薔薇水晶も僕も真っ赤だろう。
しかし、それを吹き飛ばしてくれた無邪気な陽の声。

雛「JUM~薔薇水晶~おはようなのー!」

雛苺には救われたかな?なんてちょっとばかし心の中で微笑む。
が、雛苺からその直後にタックルをもらう。

・・・心なしか視線が痛い。あ、彼女だ……痛い程に僕を睨み付けるのは薔薇水晶。あぁ、後が恐いな。
・・・けど、自惚れだが嫉妬をされていると感じ、薔薇水晶がよけいに可愛く思える。

薔「………むぅー」

銀「ほらほら、遅刻する前に行くわよぉ。」

水銀燈の助け船により雛苺が剥がされる。今は水銀燈に感謝だ。

J「なぁ、薔薇水晶…」

薔「もうJUMなんて知~らない。プィ」

そっぽを向いて歩きだす彼女だが、「プィ」と自分の口で言う彼女の口元は少しだけ膨らんでる。

翠「ふぁあ~おはようですぅ……」

蒼「おはよう、みんな。」

J「あ、おはよう翠星石に蒼星石。」

翠「JUMにしては寝起きがいいですぅ……朝っぱらからどうしたです?」

銀「それは、あれよぉ……」

すっ、と指を指す水銀燈。その先には、頬を膨らました彼女。
翠星石は納得したようだ。

翠「朝っぱらからイチャつくなですぅ!……まったく翠星石は眠いから静かにするです。」

蒼「・・君は夜更かしのしすぎだよ。」

そんな会話をしてたら学校に着く。キーンコーンと授業の始まる音がする。

4時間目が終わり、お昼休み、僕は薔薇水晶を探す。僕のお弁当は彼女が持っているからだ。

J「やっと見つけた……」

薔「……あ、JUM。」

J「朝のことは悪かったらさ、お弁当…食べようよ」

薔「・・・ふぅ」

ふぅ、と彼女の白い吐息。色っぽい。

薔「・・・しょうがないから貧乏学生のJUMにお弁当を恵んであげる……」

J「ありがと。」

そういって、僕らはお弁当を食べはじめる。朝の事を少し言われたが、今は許してくれたようだ。

そして、互いにお弁当を食べ終わった僕に、彼女は「コテン」と僕の肩に体重を預ける。

薔「・・・えへへ、JUM……あったかい(////)」

J「……薔薇水晶もな(///)」

中庭のベンチで二人、北風が吹く中寄り添いあう。

薔「ねぇJUM、もう少しこうしてていい?」

僕の決定権持つのは君。
君がそうしたいなら、僕もそうする。

J「薔薇水晶がそうしたいなら。」

薔「……ありがとぅ、JUM。」

ふと耳に息がかかる。
彼女の寝息だ。すうすぅと可愛げなリズム。

ふと寝顔を覗き込む。
純真無垢な彼女の寝顔。
僕は吸い込まれるように彼女の唇へ・・・。

チュ……という優しい音が二人に響き、そして緩やかに包む。

気付くとまた影が僕らを形づくっていた。前の…街灯の灯りとは違う、太陽の明かりが。

薔「JUM……?………えいっ。」

彼女が起きたみたいだ。
…しかし、華奢な腕が僕を抱き締める。

薔「やっぱりJUMって、あったかい……。」

J「・・・(////)」

彼女はそういってまた白い吐息を吐き、目蓋を閉じる。

授業が始まるのだが、この優しく微笑む寝顔を見ると起こせない。いや、起こしたくない。しばらく彼女の寝顔を見ていたい。



J「寝顔も可愛いな・・・」


そんなことを独り呟き、もう一度…軽い口付けをかわし、僕も目を瞑る。

その後、大遅刻をして先生に二人して怒られるわ、クラスで茶化されるわ色々あったが、あの彼女の優しい少女のような寝顔を思い出すと、どうでもよくなる。

帰りぎわ、僕は彼女にこう言った。

J「薔薇水晶ってさ……寝顔も可愛いな……(///)」

薔「えっ……その……えと……あぅー(////)」

J「顔真っ赤だぞ、やっぱり可愛いな。」

薔「もぉーー!」

その日の帰り、薔薇水晶に「もぉーー!」と言われながら追っ掛けられる。
薔薇水晶の顔は真っ赤だが……笑っている。

その後彼女に捕まり、『からかった罰』と言われ、あの長いマフラーを二人でつけ、帰路に着く。
夕焼けのせいか……彼女の顔は赤に染められ、笑っていた。
それにつられ僕の頬も緩む。二人の顔を夕が赤に変え、二人の空間を作る。


僕は、その少し頬を赤らめた……彼女の笑顔が大好きだ。






  



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