『言葉』遊び Kapitel 6
「翠星石~早く行かないと遅刻するよ」
「あぁん♪もうちょっと待つですよ~蒼星石ぃ~」
はぁ、いつもこれだ・・・翠星石は朝の準備に時間がかかる。
「お待たせですぅ、さぁ行くですよ蒼星石♪
おじじーおばばー行ってくるですぅ」
「おじいさん、おばあさん、いってきます」
「いいかい翠星石、今日真紅にあったらちゃんと謝るんだよ」
「わかってるですぅ」
「あらぅ、お二人さんお早う、乳酸菌とってるぅ?」
「「お早う/ですぅ」」
「ねぇ、水銀燈、君も真紅にあったらちゃんと謝るのかい?」
「あらぁん、大丈夫よぉ、JUMが身代わりになってやるって行ってくれたからぁ」
「な、なんですってー(むーあのチビ人間めー)」
「それにしても真紅遅いね」
「そうねぇ、先いっちゃいましょうよぉ」
「そうするですぅ」
「しかたないなー、会ったらちゃんと謝るんだよ」
「「そうするわぁ/ですぅ」」
そうそう、言い忘れてたけど、僕と雛苺、巴は同じクラスだけどJUM君と翠星石、
水銀燈、真紅は別のクラスなんだ。
教室に入ると・・・って、巴さんなんでそんなに殺気だってるのかなぁ
雛苺がないてるじゃないか・・・って何だあの手紙みたいなもの
あれ?僕の机にも何か入っている・・・
何これ・・・?
「桜田・・・ユルスマジ」ゴゴゴゴゴゴゴ
巴というより悪鬼羅刹と呼んだほうが正しいんじゃないかと言うぐらいに殺気立っている
(触らぬ巴に祟りなしだね・・・)
瞬間、教室の外までテレポートしたように見えた・・・手には・・・ってちょっと待って巴!それはっ!
・・・
時を同じくして翠星石と蒼星石が教室に入ると、真紅は居らず、JUM、ベジータ、笹塚が
3人でなにやら話している。
「やあ、二人ともお早う、真紅は?」
「「まだよぉ/ですぅ」」
「ところでさ」となにやら紙切れを見せる。
「うわぁ、新聞とかの文字の切り抜きって・・・悪趣味ですぅ」
「なになにぃ?『鮫島機関は君たちが易々と語るものではない。早々に手を引け』ですってぇ
だれがこんな20年前のB級ドラマみたいな演出するわけぇ?」
「あぁ、それがだな・・・」
「あー翠星石の机にもはいってやがるですぅ」
「と、言うことは・・・あらぁ、私の机にもよぉ」
「それなんだがな・・・『ガシャーン!』
「「「「「「!!!」」」」」」
吊り上った真っ赤な目と、耳まで裂けてるような(と言うか裂けてる)口からモクモク
と黒煙を吐き出しながら巴が近寄ってくる。何故か真剣を手に握っている。
「桜田・・・両親への懺悔は済んだか?大事な人に別れの挨拶は済んだか?」
修羅道の悪鬼羅刹が如く恐ろしい形相でJUMに刃を向ける巴
「ま、まて何のことだ・・・」
「黙れ小僧!お前に雛苺の苦しみがわかるのか!」
「ま、待て柏葉!昨日のことならもう終わらせるはずだったんだよ(・・・ってかその台詞・・・)」
「では桜田よ聞くが、この手紙は何だ?」
「それ、俺達の机にも入ってたんだよ、俺達のほうが聞きたいよ・・・」
ふしゅぅぅぅぅぅ・・・
「えっ?」と正気に戻る巴
「だからぁ、俺達の机にも入っていたんだよ・・・」
「ということは」
「少なくとも俺じゃないし、わけわかんねーよホント・・・」
「やぁみんなお早う担任の梅岡だよ・・・ってなんだこれは・・・」
「か、柏葉・・・おまえ真剣なんかもって・・・『先生ー』
薔薇水晶と雪華綺晶、二人ともクラス違うだろうに・・・
「先生あのねゴニョゴニョ・・・」と梅岡になにやら話し込む薔薇水晶
「うん、わかった、先生ちょっと催してきたからトイレに行ってくるよ。
と、その前に笹塚~廊下に立ってろ」
「(´・ω・`)」
「やっほ」と薔薇水晶
「あらあら巴さん、女の子がはしたないですわ」と鞘に刀をしまう雪華綺晶
「JUMこれなんだけど・・・」
僕達と同じ紙を持っている薔薇水晶と雪華綺晶
「私達だけじゃ無くて金糸雀さんの机にもはいっていましたわ」
ということは全員ってわけか・・・
「なんだか知りませんが全く手の込んだいたずらですわ」
「きらきー、もうすぐ時間だよ」
「あら、そうでしたわね。ではJUM様ごきげんよう」
二人はベジータをみて、何故かニヤニヤしながら出て行った。
「やあ、改めてお早う、担任の梅岡だよ・・・そうそう、今日は真紅はお休みだって」
真紅が休み?
(GOTO NEXT)
(おまけ)
「ばらしーちゃん、いまさらですがあれでは割りに合わないではありませんか?」
「大丈夫、梅ちゃん喜んでるし、きっとベジータも喜んでくれるよ」
「しかし、5分時間をくれる代わりにベジータを差し出すなんて」
「いいのいいの♪」